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メモとは幸せになるための魔法のツールである

こんにちは。

神奈川県在住のがのです。

昨今の社会情勢の影響によりおうち時間が一週間の大半を占める中で、読書を始めた僕ですが、今回は前田裕二さんの「メモの魔力」を読んで、僕がこの本から学んだことを書いていこうと思います。

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メモの新しい使いかた

皆さんはメモを普段どのように使っていますか?僕は、買い物の内容、仕事で上司に教えてもらった作業の手順やスケジュール、学校で先生が講義中に言っていたポイントなどをメモしています。このように「覚えておくべきもの」をメモする。つまり「記憶」としてのメモが従来のメモの使い方だったと思います。しかし僕が今回紹介するのは記憶としてのメモではなく「知的生産」としてのメモという新しいメモの使い方です。

「知的生産」としてのメモ

知的生産のメモとはメモの魔力の中で紹介されている「事実→抽象→転用」という一連の流れをメモの中で行うことで新しいアイデアなどの捜索を行うためのメモです。ここでは知的生産としてのメモの取り方について簡潔に紹介します。まず、事実では具体的な現象を正確に記すことから始めます。その事実を抽象化します。抽象化することで物事の本質に近づきその本質を違う場面で転用することを考えます。これだけだと少し分かりづらいので、メモの魔力で紹介されている前田雄二さんが本当に行っていたメモの実例をここでも紹介させていただきます。前田雄二さんはshowroomという動画サイトの運営をされていて、大阪では東京よりshowroomへの課金額が少ないので課金額を増やす方法を考えていました。そこで知的生産としてのメモを使用します。まず大阪の人の特徴として「大阪ではあめ玉をつければ東京の3倍チラシを配れる」という事実に注目します。そこから抽象化して「大阪の人は目に見えてメリットがあるものに反応する傾向がある」という仮説を立てます。そこから大阪の人に向けて「showroom内で通販をしてみてはどうか?」という企画に転用していくわけです。このような流れをメモに書いて考えることで頭の中の思考が整理され新しいアイデアが生まれるのです。

メモで自分を知る

前田雄二さんが紹介したメモの方法は自己分析を行うにあたっても有用であるとメモの魔力の中で述べています。「自分が将来何をしたいのか」、「自分が本当にやりたいこととは何なのか」という問いを自分自身に向けて、「事実→抽象→転用」という流れのなかでその問いに答えを出していくというやり方です。ここでは僕の話になるのですが紹介させていただきます。ここでは「自分がどのようなことに喜びを感じるのか」という問いに対して自己分析を行っていきたいと思います。まず事実として過去の経験からうれしかったことを事実としてあげます。僕の場合、「高校時代に数学が得意ではなかったので数学の勉強を一生懸命して、その結果、90点を取れたときうれしかった」ということが記憶に残っているのでそれを事実とします。そこから抽象の作業に入り、「自分は努力した結果が目に見えたり、成長を実感できたときに喜びを感じる」ということが分かりました。そのことから「英語の勉強や資格の勉強では、こまめにTOEICや資格試験を受けて成長を感じながら勉強したほうがモチベーションが上がるのではないか」と転用します。この自己分析から僕は、自分自身の成長を感じたときに喜びを感じるという自身の本質に近づくことができ、これからの人生を生きるなかで大きなヒントを得たような感覚になりました。

まとめ

今まで「記憶」のメモとしてしかメモを使っていなかった僕ですが、「知的生産」のメモと使うことを始めてから、自分は本当はこんなことをしたかったのかと知ることができました。そのやりたいことを実現するまでの道もメモの力を使えば見えてきます。メモとは自分の夢を見つけ、叶えるまでの手順を教えてくれる素晴らしいものだということを「メモの魔力」から教えてもらいました。やりたいことが見つからない人、夢までの道筋が見えていない人にお勧めしたい一冊です。最後までお読みいただきありがとうございました。


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