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湿っぽいと、認めること

心地良い気温と、心地良い空間。慣れ親しんだ居場所が安心感と、怠けすぎてしまいそうな少しの焦りを醸し出している。4年前は考えもしなかった落ち着きで居られる自分と、気持ちよく過ごせる自宅。
焦って、湿っぽくて、正しいのか、いいことなのか、今よりもっと何もできなかったあの日は、マイナスな私に比例して悪天候だった。

4年前の今日は雨が降っていた。四畳半で家賃4万円台の当時の自宅は、人に話すと暗くて湿っぽくて過ごしにくいのではないか?と言われることが多かった。しかし、そんなことは全くない。東向きと南向きに窓があり、2階建ての2階で私の自宅を遮る建物は何もない。陽の光が入り、風も通り抜け、イメージとは真逆な自宅だ。
気持ちの良い自宅の話をしたけど、その日はとても湿っぽい悪天候と、湿っぽい話をしていたせいでカビでも生えてくるんじゃないかと思った。
私の甘さや、愚かさに終止符を打ち覚悟を決める1日にした。エイプリルフールなんて習慣があって、楽しく冗談を言い合えるという軽い話じゃなくてね。4年前の私に、4年後はもっと日当たりが良くて、もっと風通しが良い快適な自宅があること、心に雨が降ってなくて湿っぽくないことを伝えてあげたい。真っ直ぐ、正しく、楽しく、誠実に、目の前の人、応援してくれる人を幸せに出来る、そんな人間になってるしこれからもなってく。冗談じゃなくてね。

あの日から4年後の今は、私が私自身のことをもっとたくさん認めてあげれるようになった。いろんなことが出来る私がいる。良い写真撮れるし、楽しくおしゃべりできるし、真剣に人の話聞けるし、私の意見をまっすぐに伝えれるし、たくさんできることがある。
出来ないことや、わからないこともたくさんある。それを認められなかった私がいたことも今なら認められる。私の中の私と対話して、私を認めること。私が私であるための第一の作業。正しくなくていいし、弱くても良いから、まずは認めてあげよう。

引っ越してから気分が良くて楽しくなった、という人に出会った。昔の家は日当たりが悪くて、風通しも悪かったらしい。引っ越した先は、日当たり良好、風通しも良好らしい。湿っぽいことが悪いことということではない。喉には良さそうだし。
今いる場所、空間、環境は自ら選んだのだろう。楽しむために、喜ぶために生きてるんだから、そんな自分を認めてあげたら良いんじゃない。


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