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自分の手の届く範囲で「人の役に立つ」ことの重要性

自分の専門性について、よく悩むことがあります。

・データ分析はある程度できるけど、本域のデータサイエンティストにはかなわない
・企画書や提案書、セミナーパンフレットなどのクリエイティブを作ることがあるけど、デザイナーみたいにかっこよくできない
・お客様に提案をすることがあるけど、上手に自分を売り込むことができない。
・イベントの運営管理をやってるけど、ほかのメンバーに上手に仕事を任せられないし、もっと良いイベントにできたような後悔をいつもしてる。

今日、たまたまお仕事で外部の方が「Webセミナーのやり方がわからないから教えて」とおっしゃられましたので、自分が経験した範囲でなら、いくらでも協力しよう。と思って、打ち合わせをしました。

Webセミナーのやり方って、別に特別なことはあまりなくて、必要な機材と配信インフラを何にするか?をざっくり決めたら、コンテンツや見せ方のほうがよっぽど難しいと思ってますので、正直にそのようにお話しました。

とりあえず、打合せが終わったので、Zoomを終了しようとしたところ、とてつもなく感謝をしてくれるじゃないですか。
僕は「たまたま自分がやったこと」を「初めてやる人」に伝えただけで、伝え方もそんなにうまいわけじゃありませんでした。
彼ら曰く、「ウェビナーツールの会社に話を聞くと、自社サービスの優位性や競合の悪口ばかり」「自分が知りたい、解決したいことは全然教えてくれない」という感じでした。

この時、「あぁ。必ずしも一流じゃなくても、人の役に立つことはできるんだなぁ」という割と当たり前のことに気づきました。
僕は、若いときから「自社内でほかに誰も手を付けたくない仕事」を任される機会が多かったので、非常に孤独だったのと、「自社内では誰もやってないけど、インターネットで活躍しているその仕事のプロ」の人をずっと見てきました。
そのたびに、自分の「井の中の蛙」モードが発動し、
「こんなレベルじゃいけない」
「もっとできないといけない」
「会社で成果が出ないのはこの仕事ができない自分のせいだ」って、
とんでもなくゆがんだ考えで、自分を責めてきました。

一つ一つの技術は、2流以下かもしれないけれど、初めてやる人よりはそのことを知っている。という仕事は人より多いと自負しています。
そういう意味で、自分が役に立てるシーンをもっと増やしていきたい。素晴らしい気づきがあった日でした。

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