社不日記10

復職してからまともに1週間働けたことがありません。有給があと1日しか残っていません。マジでやばいです。

隣の席の先輩が、仕事のストレスでご飯をまともに食べれていないらしい。
1番信頼している先輩が会社を辞めた。
上司が3日間会社に来なかった。
なんかもう全部諦めるしかないのかなって思った。「サラリーマンは鈍感力だよ」って言われてから、この言葉をお守りにしていたら歌詞が書けなくなった。何事にも距離を置いて心を持たずに生活をしている。これは本当に正しいのだろうか。これに慣れてしまったら、誰かを傷つけることにも気づかない人間になってしまうのではないか、と怖くなった。些細な誰かの喜怒哀楽に気づいて、悲しくなったり嬉しくなったり、すごく疲れてしまう。もう悪口は聞きたくない、でも言いたくなる気持ちもわかる、どこかで吐き出さないと壊れてしまう、でも、でも、その人はその人なりに努力しているのかもしれない、とかとか色々考えてしまう。誰も嫌いになりたくない。
今日も優しい人が傷ついている、なんて一々考えていたら壊れるに決まっている。ちょうどいいところがわからない。気にするところ、気にしなくていいところ、だれか境界線を教えて欲しい。境界線の判断力と引き換えに私は強烈な吸収力の感受性を持っている、多分。手放すのが怖い反面、少しくらい鈍感になりたい。

何かに救われた経験のある人は、誰かの救いの存在を笑ったり見下したりしてはいけないと思う。宗教とかそういう話ではなくて、もっと簡単な話で。

どこまで心を殺せばいいのだろう。社会で上手くやっていくためになぜ心を殺さなければならないのだろう。自分がいなくなっていくようで怖くなった。

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