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今週拝読した本まとめ・行動経済学編(読了時間5分)

古川です。

今週は常にいろんな人に出会えた週でした。今週出会った人はみな素敵で、この環境にいることは恵まれていると痛感しました。東京最高です。一瞬一瞬を大事にします。話してばかりではなく、その場で自分で考えることを忘れないようにしよう。

さて、今週は行動経済学編です。行動経済学、めちゃめちゃ面白いです。専門で勉強します。

▼アジェンダ

1.テーマの選定理由
2.読んだ本の紹介
3.読んでみて思った事

1.テーマの選定理由

大学から発達心理学を専攻しており、人の無意識下での心の動きにとても興味がありました。その中でダンアリエリー教授のTEDを見て、こんな面白い学問あるんだと愕然。これ生活に活かせるtipsめっちゃあるやんって思ったのがきかっけです。

2.読んだ本の紹介

おすすめは最後に紹介する『行動経済学の使い方』です。
読むだけでtips大量でワクワクします。

『アリエリー教授の行動経済学入門』

本の概要

行動経済学ブームの火つけ役であるダンアリエリー教授が行動経済学を身近な例でまとめてくれています。「ああ、こんなこと確かにあるよな!」という感覚を持ち、読むことができます。行動経済学を面白いと感じるには最適な一冊目かなと思います。人間は怠慢であると痛感させられました。

自分的パンチライン

①行動経済学は直感が示す道が本当に正しいのかどうかを考える学問。
②行動までの筋道を考えることと、人間の怠慢さを頭に入れておく。
③何が人の良い行動を妨げているのかをきちんと考えることに意味がある。

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『マンガでわかる行動経済学』

本の概要

漫画と書いてありますが、漫画部分は分かりにくいです(笑)。ただ左ページの解説はとても分かりやすいです。30分もあれば読了する分量なので、行動経済学って何?と思われている方で、読書があまり得意でない方にはとてもお勧めです。個人的に読みやすくする、理解させやすくするというもの行動経済学的なアプローチができそうでワクワクします。

自分的パンチライン

①行動経済学は経済活動に関するリアルな人間の認知傾向や行動特徴を明らかにすること。
②サンクコストを意識して捉えると、今してる行動を客観的に見つめることができる。
③人は自分の持っているものを過大評価する。

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『ついやってしまう体験の作り方』

本の概要

これめちゃめちゃ面白いです。マリオ、ドラクエとかにはまった世代には、ど真ん中です。ゲームにはこんな意図があったの!?と面白くなること必須です!ただ昔の純粋な気持ちでゲームを楽しむことはできなくなりますが(笑)企画することってめちゃめちゃ面白いし、いろんな仕掛けができると思える、企画職の方に特におすすめしたい一冊です!

自分的パンチライン

①人は、ゲーム自体が面白いからではなく、プレイヤー自身が直感する体験そのものがおもしろいからゲームを遊ぶ。
②自発的に学んだことは、一生否定できないほどに深く信じる。
③私たちの脳は常に、〇〇するのかな?と言う次の行動の仮説を作りたがっている。

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『実践行動経済学』

本の概要

行動経済学って実際にどのように使えるの?をまとめた一冊です。現実社会における行動経済学の役割を理解できます。内容としては少し浅い印象を受けたので、行動経済学の概要とその役割をつかむには良いと思います。ただ翻訳のものなので、やはりこういった本は英語の原文で読めるようになる必要があると思いました。

自分的パンチライン

①人々がより良い暮らしを送るためには、自分自身で選択可能なものを増やす必要がある。
②貯蓄を奨励したいなら、増やした貯金を誘惑が大きすぎない心理会計に入れることが重要になる。
③私たちが習慣や伝統に従うのは、自分以外の人がそうすることを望んでいると思っているから。

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『行動経済学の使い方』

本の概要

自分的行動経済学での名著です。行動経済学の原理とそれを証明するための研究が記されており、いちいち納得感があります。また、ナッジ(行動をよくするための仕組み)をどのように使うべきかといった指針が記されており、こういう風に使えるんだと勉強になりました。本自体も薄く、1時間ほどで読了できます。自分の今の行動に不満がある人や、無意識に興味がある人には是非読んで頂きたい一冊です。

自分的パンチライン

①人間の意思決定は合理的なものから予測可能な形でずれる。
②確実なものとわずかに不確実なものを比べる際には、確実なものを強く好む傾向がある。
③バイアスなどによる意思決定の歪みを行動経済学的特性を用いて、より良いものに変化させようとする考え方をナッジと呼ぶ


3.読んでみて思ったこと

行動経済学を考えるメリットは沢山あるなと。現在、広告や体験するものは行動経済学の観点から見れば、面白いほど仕組み化されており、意図がない仕組みがどんどんなくなっていくんだろうなと思いました。こういう仕組みを一つ一つ分かるようになるのが、消費者としての責任でもあります。
行動経済学は各人種、民族によって差があるというのが肌感覚としてあるので、ターゲットをどこに定めるかはとても重要な観点だと思いました。
5冊じゃ全く物足りないので、しっかり腰を据えて勉強→実践をしてみたいと思います。お勧めの本、セミナー等あれば教えてください!

読了頂きありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。

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