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「北風のリュート」(#創作大賞感想) 

 リュートって何?と思いましたが、琵琶もリュート一種なのですね。音も似ているのかしら?
 今年のNHK大河ドラマでまひろ(紫式部)が、ボロンボロンと琵琶を奏でる場面がありました。物悲しい響きで、耳なし芳一でも効果的に登場する楽器です。
 この「北風のリュート」でも物語の鍵を握るようなアイテムになっています。第一話から読み進めてきたけど、11話あたりから核心の部分に差し掛かってきて、早く先が読みたくてウズウズしているのです。

 幼いころから空を泳ぐ魚が見えていた女子高生の小羽田レイが主人公。
 ある日、家伝のリュートを鳴らすと、リュウグウノツカイのような空を泳ぐ魚からテレパスで、『時がない、龍秘伝を探せ』と告げられる。
 折しも、G県鏡原市近辺で原因不明の呼吸困難患者が激増していた。
 このことと龍秘伝がどのように関わってくるのか?

 今後の展開が楽しみなのです!
 dekoさんのストーリー設定や登場人物のキャラ設定も、抜群の表現力で魅力を増して、物語の世界に引き込まれていきます。
 物語の中に航空自衛隊の航空祭の場面や、異常気象の研究をする研究員が登場するのだけど、そういった専門知識はちょっと調べただけで分かることなのかしら?と、dekoさんの博識と、それを表現できる語彙力が羨ましくて仕方がない。そうした下地があるからこ物語が面白いのですよね。
 
 今回の創作大賞でも、実力のあるnoterさんたちがエントリーしていて、どれが選ばれても不思議ではないと、私などはため息が出てしまいます。
 気が付けばエントリー作品を読み漁り、時間が過ぎていく。
 いっぱしの評論家ぶって読み始めるのだけど、すぐに音を上げてしまう。
 おかげさまで楽しい時間を過ごせています。
 
 

※ヘッダー画像は今は亡き愛犬ララですが、内容とは関係ありません(笑)


#創作大賞感想

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