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Episode:4 アニメはIMAXで観るべきか?

普段はIMAXでは映画を観たことがなかった人も、もしかしたら鬼滅で初めてIMAXを体験した、という方も多いのではないでしょうか。

煉獄さんからこんなに力強くIMAXをオススメされたらもはやIMAXで観ないという選択肢はない、かもしれません。

チケット代が高いからとIMAXを選ばないとは、よもやよもやだ!

ノーラン作品はIMAXが必須というお話をさせていただきましたが、ではアニメーション映画はどうでしょうか?結論から言うとIMAX DMR処理されているアニメはIMAXで観るべきだと考えます。

ではIMAX DMRとは?

digital re-masteringといい、適切にIMAXに投影されるための変換技術の名称となります。4K以上の解像度でスキャンをし直し、IMAXスクリーンで映してもきめ細やかな映像クオリティを保つことができます。

わたしが鑑賞した際の主観となりますが、わかりやすかった違いを…

例えば煉獄さんの瞳の輝き

瞳孔の燃えるような赤色の美しさと、虹彩の金色に輝くうるうるな艶感、そして潤いたっぷりのぷるっぷるなたまご肌。この美しさがまず素晴らしかったです(何を言ってるか伝わってますかねこれ)


水の呼吸のエフェクトの立体感

水の青さのグラデーション、泡立つ白さのきめ細やかさ。夜のシーンが多かったので、呼吸のエフェクトが際立って描写されており、息を飲む美しさを味わえます。

このように映像のクオリティがさらにアップして、それが作品のリアリティをより強くします。IMAXで観たからといっても何かストーリーが変わるわけではありません。煉獄さんが美味い美味い言うて弁当をパクパク食べるシーンが何か変わるわけではない。

しかし炎の色はより赤く猛るように燃え上がり、水の色はより青く強い感情を魅せてくれます。ただのアニメではなく、本当にキャラクターたちが実在している人物かのように感じることができるのがIMAXの恐ろしさですね。

なおIMAXでも画面のサイズに変更はありません。無限列車はビスタサイズ(アメリカンビスタサイズ1.85:1のようです)を採用されていますので、IMAXレーザーGTテクノロジーで鑑賞しても上下に黒帯があると思います。わたしはIMAXレーザーで鑑賞しましたが、IMAXレーザーは1.90:1なので、ほんの少し上下に黒帯があったはずです。

ちなみにシンエヴァも断然IMAXでの鑑賞がオススメとなります。

まずビックリしたのがコア化された赤色の発色の良さ。通常のスクリーンの発色と全然違っており、一目で違いに気付くことができると思います。

コア化されたエッフェル塔


コア化された大地

これはヱヴァQ IMAX版で観て初めて気付けたのですが、コア化って大地や建物がただ単に赤く塗られているのではなくて。赤いお茶っ葉のような細かなカスみたいなのが物質の周りにゆらゆら蠢いていて。まるでインフィニティの残像が大地に生命を宿しているような。そんな気持ち悪さと美しさが混在している赤だと思うのですが、この赤をはっきりと確認することができます。

また上映してほしいですねヱヴァQ 3.333版

冒頭のUS作戦から度肝を抜かれました。漆黒の宇宙から徐々にブースターを外していき赤い姿を表すエヴァ改2号機。真っ暗なシーンなのにこの姿をはっきりと確認することができ、デザインを堪能することができます。IMAXと赤色の発色はとても相性が良い。

IMAXで観ると、今まで「画面の中に映っている」だったものが、「目の前に実在している」にパワーアップされるのが一番大きな特徴だと思います。

「2時間の映画を楽しむ」から「2時間の映画の世界の中に入ってその冒険を一緒に楽しめる」へと変わっていくことが、IMAXが魅せてくれる魔法なんですよね。

現在公開中のコナンの新作もIMAX DMRで処理されているようですので、アニメーションでもIMAXでの鑑賞は非常にオススメとなります!



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