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Episode:12 DUNEは今年イチIMAXで観るべき作品なのかもしれない

幾千もの夜を越えてようやく公開となりました。当初2020年11月に公開予定でしたが、約1年の延期を経て無事にIMAXスクリーンで観ることができました。

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とにかくこの映像と音楽はIMAXで楽しむべき、いやむしろIMAXと通常のスクリーンとではもはや別物ではないかと思わせるほどのIMAX案件でした。

まだIMAXレーザーでしか鑑賞できていませんが、IMAXレーザーGTでこの映像美を堪能できるなんて本当に無事公開してくれて感謝の気持ちしかありません。

→IMAXレーザーGTで無事におかわりできました。最初からIMAXレーザーGTで上映されることを前提に設計されたカメラワークと演出の数々。もはや別作品なレベル。ぜひまだIMAXレーザーGTを体験していない方は可能なら味わっていただきたい。全力でおすすめいたします。

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本作「DUNE」と「トップガン マーヴェリック」は世界初のFilmed in IMAXに認定された作品となります。まさにIMAXで観るため、IMAXで体験するために製作されIMAX社からのお墨付きの作品となります。

1.43:1のアスペクト比はIMAXフィルムカメラで撮影されなければ味わうことができませんでしたが、IMAXデジタルカメラで撮影された作品でも1.43:1のラージフォーマットが味わえるよう認定されたプログラムとのこと。

とにかく4Kの映像美が凄まじい。幻想的な予知夢だったり、息をのむような砂丘の景色だったりと、ここぞという場面で効果的にラージフォーマットが挟み込まれます。砂の粒子が一粒づつ確認できるかのような、まるで自分がアラキスの地に足を踏み込んだかのような没入感が味わえます。

さんざん予告で期待値を上げてきたサンドワームのシーンもそれを軽々と上回る大迫力。恐怖を超えた畏怖なる存在に鳥肌が止まらず。あまりにも神々しすぎて本当に神の存在のような、モンスターではなく何か聖なる存在のように感じました。

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予知夢に映るゼンデイヤの青い瞳の美しさも想像以上に美しかったですが、1.43:1のアスペクト比で堪能できるシャラメもめちゃめちゃ素晴らしいはず。

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ファンサービス的上半身裸がちょいちょい出るし、風に揺れる前髪は美し過ぎるし、長すぎるまつ毛のドアップも何回も出てきたりとシャラメをこれでもかと堪能できます。

シャラメファンは池袋のグラシネか大阪のエキスポに新幹線で駆けつける価値があると思います。ビル6階分の大きさの極上シャラメを体験できるなんてもはや新幹線代は実質タダなのでは。IMAX特典ポスターもシャラメの美しい姿を拝めますのでやはり実質タダ。

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またIMAX12chスピーカーのポテンシャルを活かして、これでもかと異次元の音響を味わわせてくれました。本当に本作は、映像と音楽で最大限の体験をしてもらいたいというドゥニ監督の想いに溢れていました。

ハンス・ジマーのスコアが桁違いに凄い。DUNEのスコアを手掛けることは大きな夢のひとつだったようで、どうやったら宇宙の音を鳴らせるか。何の楽器を使ったら異星の音を出せるか試行錯誤したとのこと。鑑賞後に速攻サントラをダウンロード購入しました。サントラを聞きながらこれを書いていますが、もう余韻が本当に凄まじい。

ポールたちの能力である「ボイス」もIMAXで堪能すべき音響でした。まるで観客の心に侵入してくるようなボイス。心の声を文字通りに浴びるような、心臓をナイフで刺されたかのように体感するボイス。この音響効果はたまりませんでした。


ようやく緊急事態宣言も解除され、全国の感染者も少なくなってきましたので声を大にして言いたい。ぜひDUNEを観ようと思っている方はIMAXへ!

のちの人生を振り返った時に、あの時DUNEをIMAXで体験して本当によかった、と思い返すに違いありません。ぜひ可能であればIMAXでお楽しみください。


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