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【Apex Legends】戦闘中の蘇生判断の話

この記事では下記の雑魚Lv.0~2に該当する人に向けた解説をしていきます。

雑魚Lv.0:撃ち合い始めた瞬間に頭が真っ白になる 撃即箱
雑魚Lv.1:与ダメ3桁台
雑魚LV.2:与ダメ1000到達

雑魚LV.3:与ダメ1500到達
雑魚LV.4:2000/2500ハンマー

Apexを始めたばかりの人や1000ダメがやっとぐらいのレベル帯にいるプレイヤーはまだまだ謙虚というか味方に頼りたい気持ちが(たぶん)強いので、目の前でダウンした味方を見るとつい脊髄反射で蘇生して結局共倒れしてしまうという人も多いのではないでしょうか。

味方にしてみれば「状況見て蘇生しろよ」と文句の一つも言いたくなる光景ではあるのですが、当の本人からすれば状況を見ずに蘇生したというよりも

蘇生してはいけない状況がそもそもわからなかった

というのが恐らくは正確なところでしょう。
今回はそんな戦闘中における蘇生判断についてのお話です。



1. 推定蘇生不可の原則

蘇生判断の肝は「蘇生することで今以上に状況が良くなるかどうか」です。

したがって現時点で「状況が良くなるかどうかがそもそもわからない」のであれば分かるようになるまで戦闘中はもう一切蘇生しなくていいです。残った味方と協力して2on3を返すことだけに集中しときましょう。

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基本的に自分の中で確信を持ってGOサインが出るまではあらゆる状況が蘇生不可だと考えて下さい。通るかどうかも怪しいハイリスクな蘇生を運任せでするぐらいなら味方とクロスを組むなりして戦闘に参加すべきです。

結果的に「今の蘇生すりゃよかったな」と感じたとしてもその失敗は次に活かせばいいだけの事で、得るものはあっても失うものは何もありません。

それにそもそもの話、戦闘中は蘇生出来ない状況の方が圧倒的に多いので何度も蘇生に失敗しながらそれを一つ一つ毎回死んで覚えるという方法は単純に効率が悪いのです。得るものの少ないデスを無駄に積み重ねるぐらいなら「蘇生できない状況」ではなく「蘇生可能な状況」の知識と経験を自分の中に蓄積させていった方が効率的な上達が望めると私は思います。

というわけで、現時点で蘇生の判断に悩んでいるという人はさしあたり
ダウンした味方からの蘇生要求を全部無視することから始めていきましょう。

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何故ならそいつの蘇生判断はだいたい全部間違っているからです。蘇生を要求されたら急いでしなきゃいけないみたいな思い違いをしている人は

今すぐその考えはドブに捨ててきましょう。

というのもこれ、あまりボカした言い方してもかえってよくない気がするのでもうハッキリ言ってしまうんですけど、このゲーム頭の悪いプレイヤーほどこのシグナルの出し方を知ってることがやたら多いんですよ。

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開幕最速降下のやり方すら調べようとしない割にゲーム内のどこにも説明のない蘇生シグナルの出し方だけは何故か揃って履修済みの彼らはそれこそ1on3の真っ最中だろうと画面を見ずに連打してくるので、蘇生の判断を野良に委ねるというのはほとんど自殺行為に等しいです。

まともにゲームしてるプレイヤーほどこの蘇生要求のシグナルを使ってない傾向はこのゲーム確実にあると思います。




2. よくない蘇生例①

繰り返しになりますが蘇生判断の肝は「状況が好転するかどうか」です。

「起こせるかどうか」ではありません。

大前提として、蘇生直後の瀕死の味方は戦力にはなりません。
戦闘に復帰するには蘇生に7秒+回復や身を隠す/前線に戻る時間を含めると15~30秒は見る必要がありますから、「起こせるかどうか」でなく

「起こした後の状況がどうなっているか」

までを見据えた蘇生判断をする必要があるわけです。
たとえば「今蘇生に入ってもあと15秒は敵が詰めて来れない」と判断出来るようなシーンであれば少なくとも蘇生+バッテリーまでは確実に見込めますから、そこから状況が好転する可能性は高いと言えるでしょう。

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逆にそこら中で足音が鳴ってるような状況なんかは望み薄です。たとえ起こせたとしても結局蘇生音を聞きつけてやってきた敵部隊に先手を取られる形での1on1、あるいは1on2以上を余儀なくされてしまいますし、起こされた方もその場を離れる前に再びダウンしてしまう確率が高いでしょう。

ダウンした味方が視界に入っただけで頭がパンクしてしまい、先の展開を予測する事の出来ない初心者が"とりあえず"で一番よくやるのがコレなわけですが、わざわざこんな不利な状況を招いてまで無意味な蘇生をするぐらいならその時間を使って相手の射線を制限出来るポジションを探し、1on1の状況作りに専念してまず1ノック取り返す努力をするのが利口というものです。

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たとえば地形によってはあえて蘇生音で敵を釣ることで相手の突入を誘い死角から角待ちするなど味方がダウンしているからこそ可能な戦術も存在しますが、この局面でダウンした味方に縋ってしまうようではそういった勝ち筋すらも自分で潰すことになりかねません。

「1人倒されたらまず蘇生する」ではなく、
「1人倒されたらまず1人減らす」のが戦闘中の鉄則と心得ましょう。




3. よくない蘇生例②

特にあってはならないのは

「インファイトで味方が1人ダウンし、残ったもう1人がそこから2ノック取り返したにも関わらず自分が後ろで蘇生している」

ような状況です。味方が2ノック取った時点でそいつとスイッチすれば2on1でほぼ勝ち確のシーンにも関わらず、意味不明な蘇生でそれをむざむざ潰し味方の奮闘を台無しにしてしまっています。もう大戦犯もいいところです。

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この手の蘇生をやらかすタイプの人は
「ここで1人ダウンしても結果的に2on1のままだから問題ないだろう」
みたいなことをひょっとしたら考えてるのかもしれませんがこれ、正直とんでもなく頭の悪い行動です。マジで頭が悪いです。

そもそも本来であれば2人しか残っていないのにそのカバーをするどころか勝手に味方から離れて1on3をさせてしまっている時点でもう既に詰みなのです。蘇生したところで結局「1(+瀕死)対3」にしかなりませんから、ここからの勝ち筋なんかもうどこにもありません。詰められて1on3を2回やらされ終了でしょう。

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上記のケースはそんな状況から味方が死ぬ思いで勝ち取った「2対1」の勝ち確を台無しにした挙げ句さらにわけのわからない蘇生によって
「1(+瀕死)対1」という実質的に1on1と大差ない状況にわざわざ作り変えてしまっているのですから、問題ないどころかこんなもん戦犯以外の何者でもありません。

仮に100歩譲ってこの状況を2on1と呼んだとしても、3on3で1ノックも取れずにダウンした奴と1on3から2ノック取り返した奴のどちらが強いかは考えるまでもありませんし、また同様にこの状況で蘇生を入れる判断をするようなレベルのプレイヤーが対面で強いはずもありません。

「削った!削った!」

と叫びながら無様に2枚抜きされるのがオチでしょう。

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少なくとも私はこれをやらかした味方がそこから勝利する場面を一度も見たことはありませんし、なんなら3対1になっても普通に負けます。具体的には

・2on3の状況から1人で2ノック取る
→ 味方の弾が飛んでこないので何してんのかと思ったら何故か蘇生してる
→ 下がってバッテリー撒いてる間に二枚抜きされてる
→ 敵の最後の1人がライフラインで再び1on2にされ敗北

といった具合です。わりと最近の実体験でクリップもあった気がするんですが、どっかいきましたね。

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蛇足ですがこれ、特に2PTによく見られる代表的なクソムーブなんですが2PTの嫌われる理由の一つに「蘇生の判断が頭悪すぎ」を挙げる人はわりと多いんじゃないでしょうか。別に蘇生に限った話ではないと言われてしまえばそれまでではあるんですが。




4. 蘇生する味方の戦闘力を査定する①

先程「3on3で1ノックも取れずにダウンした奴と1on3から2ノック取り返した奴のどちらが強いか」といった話をしましたが、このようにそれまでの戦闘内容や移動中の立ち回りなどから得られる味方の情報は戦闘中の蘇生をする上で重要な判断材料となります。

たとえば道中1人で1部隊壊滅してみせたような味方であれば連携や対面の火力を期待出来る可能性大なので多少のリスクを負ってでも蘇生するだけの価値はあるでしょうし、逆もまた然りです。

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私の場合で言えば開幕降下で被るとかファームが遅い人などは戦闘が始まってすらいない内から既に蘇生の優先度は最低ですし、削りもせずに1人で詰めて即ダウンする輩なんかも同様となります。

一応誤解のないよう補足しますが、蘇生の優先度が最低といっても別に蘇生をしないわけではありません。味方は多いに越したことはありませんし、たとえ力量がどうあれ前線にいてくれるだけで役には立っているからです。余裕のある状況であれば戦闘中であろうと当然躊躇なく蘇生に入ります。

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ただし蘇生によって1on1で後手に回らされるなど僅かでもリスクを感じるような状況で優先度の低い味方の蘇生に入ることは絶対にありません。

仮に多少の状況不利と引き換えに瞬間的に2on1になったとしても
「対面での火力が期待できないため、1人の時よりもかえって状況が悪化している確率の方が高い」というのがその理由です。

つまり「弱い味方でもいるだけで役に立つ」というのはあくまで体力充分の状態で前線にいるのが前提の話であって、裏を返せば彼らにはデコイ(囮)としての役割しか期待出来ないわけです。

デコイを生かすために部隊で一番火力の出せる自分が犠牲になってしまうようではあべこべですし、これでは勝てる勝負も勝てなくなってしまいます。

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5. 蘇生する味方の戦闘力を査定する②

ここまで来ればあとはもう実践するだけです。

とは言ってみたものの、ついこの間まで脊髄反射で蘇生をしてたような人が果たしてこんなテキストを読んだぐらいで急に味方の蘇生要求を無視出来るようになるか、と言われると少々疑問が残るところではあります。

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人によっては謙虚さが裏目に出てしまい、実際に目の前で蘇生を要求されるとやはり心が揺らいでしまうといったケースは十分に考えられるでしょう。

そんな奥ゆかしい性格の人の背中を押すにはどうしたらいいかなとしばらく思案してみたんですが、やはり実際にやってみせるのが一番いいだろうということでここからは動画を見ていくことにします。

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内容的には1分間に渡って味方の蘇生要求を無視し続ける動画になっているので、とりあえず誤った蘇生の認識を改めるのには充分な効果が見込めるんじゃないかなと思います。




6. 蘇生する味方の戦闘力を査定する③

今回の主旨は味方の戦闘力を査定して蘇生の判断材料とすることなので、実際に動画を見る前にまずはそこまでの試合経過と味方の活躍度から確認していきましょう。

試合全体の流れでいうと動画の内容は3戦目からになります。

■試合の流れ
1戦目:ほぼ1人で3タテ
2戦目:漁夫x2PT、1ダウンだけ取ってヘイト押し付けて逃走。味方1人切断
3戦目:動画部分。リスポーンして家2~3件通過したタイミングでの接敵

■味方(レブナント)
1戦目:確殺x1、キルパクx1 のみ
2戦目:敵ピン指してるのに漁りに夢中でG7で即箱にされる 発砲なし

開幕1戦目はほとんど1人で終わらせてしまったのでこの時点ではまだ確かな評価は出来ませんが、2戦目の無様な死に方を目の当たりにすれば大抵の人は「あっハイ」って感じになるんじゃないでしょうか。何も仕事してないのにデスボへの執着だけは人一倍っていう例のアレです。

ちなみにこの時点での彼の蘇生の優先度は10段階で言うと-15ぐらいですね

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そして3戦目、ここから約一分間ひたすら味方の蘇生要求を無視しながらの1on3が続きます。「味方の蘇生要求がなかなか無視できない」という善なる心の人にとっては背中を押すというか「ここまでやっていいんだ」と勇気を与えられる内容になっているかもしれません。

途中あんまりうるせーから一発殴ってますが、このぐらい図太くなった方が皆さんもきっといいプレイが出来ると思います。

なおリザルトにちょっと見る部分があったので最後の死ぬとこまで入れてますが、本編は2:20ぐらいまでです。

以下、動画のポイントとなる箇所にコメントを入れていきます。

[0:06] 戦闘前にインベントリを開いて味方が武器持ってるのを確認。この時はクセで確認しただけで渡す気は既になかったが、開幕ファーム後の味方の武器種確認や今回のようなリスポーン直後の接敵時など見るべきタイミングはそれなりに多い。まだ習慣になってない人は意識したほうが○。

[0:50] 後ろで射線を通していたところ、遮蔽物が何もない場所で全身を晒して撃つというおよそアーマー着てない奴がしていいとは考えられないムーブを味方がしてるのを目撃。相手も詰めてこないしバンガロールなのでウルトを使えば蘇生は出来ないこともない状況ではあるが、この時点で「適当にやり合ったらウルトは逃走用に使う」方向でファイトプランが完全に確定。

[1:02] 味方のダウンと同時に体力バーに注目。アーマーの表示がないということはつまりこれだけの時間戦いながら与ダメージが50未満ということ。いずれにせよこの時既に蘇生する気はさらさらなかったが、アーマーの進化速度はこのように味方の火力の目安にもなるので蘇生の判断材料としても使える(同レベルのアーマーに着替えることもあるのであくまで目安)。

[リザルト] レブナントの最終ダメージを見ると190。先程の戦闘が仮に49ダメージだったとして、確殺分の100を除くと残り41ダメージ。3戦して合計90ダメージしか与えていなかったことがここで発覚する。

リザルトを見る限りこの試合レブナントは単純計算で私の約1/20の火力しか出せていませんから、極端な話私の戦力(≒火力)が1だとすると彼を蘇生した場合のチームの戦力は足して2どころか1.05にしかならないわけです。

リスクを負ってまで蘇生する価値なしとする戦闘中の判断が正しかったということは一目瞭然の結果と言えるでしょう。

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Note用仕切り棒

実際のところ味方が先落ちした時の焦燥感というものは2000/2500ハンマーの10枚や20枚取った程度のやり込みで消えるようなものではなく、我々FPS初心者にとっては長期に渡り課題となるものです。

私自身1on2、1on3と言った枚数不利の状況で毎回冷静な判断が出来ているかと言われれば残念ながら現状は首を横に振らざるを得ないでしょう。

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時にはそこから勝利することももちろんありますが、そういう場合得てして相手が弱いことがほとんどで、勝つべくして勝つ立ち回りが実践出来ていることは正味少ないです。

味方が先落ちしても冷静な蘇生判断が出来るようになることは同時にそういったものを克服していくための第一歩でもあるので、後々の上達を見据えた場合にわりかし得るものの大きい重要なポイントになるんじゃないかなと個人的には思います。

蛇足になりますが味方に先落ちされても立ち回りに全く影響が出ないのは開幕雑魚の即降りに付き合わされた時ぐらいですね。こいつらはもう

「撃っ・・ダウンした!」

で発砲と同時に死ぬのが分かりきってるので。
始まる前から既に1on3が確定してるというかなんというか。

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オプーナちゃんは生まれつき心臓が弱く 一カ月以内に心臓移植が必要です しかし移植には100万×7140円という莫大な費用がかかります オプーナちゃんを救うためにどうか協力をよろしくお願いします