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インド国内旅行(23):コルカタ2019-2020


概要

  • 目的地:Kolkata(Calcutta), West Bengal/コルカタ(3回め)

  • 旅行期間:2019年12月31日(火)〜2020年1月4日(土)

  • 宿泊:The Oberoi Grand, Kolkata

  • 目的地までの移動手段:IndiGo(BLR→CCU→BLR)

  • 空港から/への移動手段:エアポートタクシー/Uber

  • 旅先での移動手段:徒歩、Kolkata Metro、Uber、フェリー

  • 歩数:24308/27068/27874/8434/17665

2019年12月31日(火)

三たびのカルカッタ。三たび、アンバサダーでグランドホテルに乗りつける。

昼ごはんは、Kona DukanでMalai ToastとChai。Malai Toastがうまい。

ヒンディー映画『ピクー/Piku』(Shoojit Sircar/2015)にもちょこっと出てくるWriters’ Building。大きすぎて全部入らない。

B. B. D. Bagh界隈のステキたてもの。

Hooghly Riverを渡る:行きはフェリー、6ルピー。

Hooghly Riverを渡る:帰りはHowrah Bridgeを徒歩で。3枚め奥の赤いところが『ならず者たち/Gunday』(Ali Abbas Zafar/2014)のロケ地、Armenian Ghat。

旅先で食べるものは、その土地のものや昔からあるお店が優先だけど、おいしそうなケーキやさん、Patisserie by Franziskaを見つけてしまい、行ってみたらかなりおいしかった。ほんとはブルーベリータルトが食べたかったけれど、オーダー直前に売り切れてしまってラズベリータルト。帰りに見たらまた別のおいしそうなケーキが並べられるところだった。機会があればまた行きたい。

新暦ではあるけれど除夕だし、やはり餃子を食べたいということで、晩ごはんはチャイニーズの東方へ。メニューにDumplingがあるのを確認して行ったのに、今日はないと言われてワンタンスープで代用。何店かで迷ったなかで、デザートにCaramel Custardがあったのも決め手のひとつだったけど、これもないと言われ…。いえ、食べたものはかなりおいしかったのでいいんですけれども。

2020年1月1日(水)

コルカタからおはようございます。ベンガルールのネズミより、新年のごあいさつを申し上げます。

Amulちゃんからもあけましておめでとうございます(今日のThe Telegraphより)。

今回のホテルは朝食つきしかなくて、でも食べに行きたいところはいろいろあって、でもオベロイだから捨てるのも惜しいし、元旦だし…ということでおいしいクロワッサンを食べる。

コルカタにはIndian Coffee HouseだけでなくIndia Coffee Houseもあることがわかり、一杯飲みに行く。もうお昼の時間なのだけれども。ちょっと薄暗くて、店員さんがやる気なさそうな店。

お昼の時間を過ぎているけれど、朝のおやつはThe BakeryでPistachio Opera。The Lalit Great Easternの、創業時からある由緒あるベーカリー。こちらもなかなかおいしかった。カルカッタは西洋菓子のレベルが高い。ホテルも見た目いい感じなので、次はこっちに泊まりたいかも。

『ならず者たち/Gunday』のロケ地にもなった、由緒あるアール・デコの映画館Metro Cinemaは、閉館して長いあいだ放置されていたけれど、改築されてCentral Mallになっていた。オリジナルの部分がどの程度残されているかわからないし、なんだか安っぽい感じになってしまってはいるけれど、いちおう元の建物の雰囲気は残されている。

3時のおやつをとっくに過ぎてからの、おやつのような昼ごはんは、Favourite CabinのPancake。いわゆるパンケーキではなく、素朴な焼き菓子。写真の渋い雰囲気に、絶対に行くと決めていたこのお店、予想以上に渋くてちょっと場違いな感じもしたけれど、あまりせかせかしていなくてくつろげた。

夕方のお茶はIndian Coffee House。元旦の夕方は激混みで、Shivaji式席取りでなんとか早めに席をゲット。昼ごはんが少なかったし、ベンガル料理らしきものをまだ何も食べていないので、Chicken Kavirajiをシェア。もちろん珈琲も。

今日見た映画館:Paradise Cinema, Purabi Cinema〈closed〉. 

今日見たステキたてもの、その1:Chandni Chowk〜Central界隈。

今日見たステキたてもの、その2:Chandni Chowk界隈。

今日見たステキたてもの、その3:Bentinck St.〜Mahatma Gandhi Rd.界隈。

晩ごはんは、レトロな雰囲気のBroadway Hotelのレストラン&バーで新年の乾杯。インドとしては早めの時間でも満席のにぎわい。コルカタのKoshy’sという感じ。相席になった男性二人組、インドサラダ(切った野菜を並べただけ)のみで呑んでいて驚き。

2020年1月2日(木)

Good morning, Calcutta.
暗い時間に出かけて、始発のメトロで帰ってきた。

Morning Nehari is an emotion.
4時起きで出かけた目的は朝ニハーリー。Islamia Hotel、お店も渋かった。

『ピクー/Piku』にもチラッと出てきたPrinsep Ghat。

今日のパンダグラフ。

午前中の残りはNetaji Bhavanへ。前回は外観だけ見たけれど、今回は入って展示も見る。建物内部が撮影禁止なのが残念。

Netaji Bhavan近くのステキたてもの、Jahaj Bari。船をかたどったこの家には、ジョージ・ハリスンがラヴィ・シャンカルに連れられて来たこともあるらしい。

サタジット・レイ映画のポスターが並ぶ通り(Bishop Lefroy Rd.)。途中で気づいたので全部は撮れていない。サタジット・レイは1970年から1992年に亡くなるまで、この通りの一角に住んでいたらしい。
(1) Charulata/チャルラータ(1964)
(2) Mahanagar/大都会(1963), Pratidwandi(1970), Devi/女神(1960)
(3) Nayak/ナヤック(1966), Goopy Gyne Bagha Byne(1968)
(4) Seemabaddha(1971), Shatrani Ke Khilari/チェスをする人(1977), Ghare Baire/家と世界(1984), 残り不明

昼ごはんはやっとベンガル料理。老舗らしいのとお店の雰囲気に惹かれてTarun Niketanへ。予習は間に合わず、メニューはベンガル文字だったけれど、おじさんとの適当なやりとりでなんとか注文できた。わたしのメインはフィッシュで、チキンはJ先生のだけど画面のにぎやかしに。

食後の珈琲を飲みに、Wise Owlというカフェへ。2年前にコルカタで観たベンガル映画、“Mayurakshi”(Atanu Ghosh/2017)に出てくるところ。Owl Special Cappuccinoというのを頼んで、フクロウのラテアートとかを期待したら、思いもよらない火山みたいなのが来て、正体はクリームだった…。

今日見たステキたてもの。

夕方のお茶に、ただCafeというすごい名前の渋かわいいお店へ。午後4時開店のこの店でみんなが食べているのはフライなどのスナックだけど、わたしたちはPuddingを。もっと鄙びた店を想像してたら、老若男女のふつうのお客さんで賑わうカフェだった。Indian Coffee Houseと並べられるくらい素敵。

早め晩ごはんは、1922年創業のNiranjan Agarへ。Fish Cutlet、Vegetable Chop、Egg Chopをシェア。木曜日は特別メニューがあるということで行ったら、特別メニューだけで通常メニューがなかった(泣)。6時すぎにかなり混んでいて、みんなこんな揚げものを食べているけど、晩ごはんじゃなくて夕方のスナックだからね。うちは晩ごはんだけど。

今日見た映画館:Liberty Cinema, Priya Cinema, Basusree Cinema.

2020年1月3日(金)

ホテルで控えめ朝ごはん。こういうクロワッサンはインドではとてもとても貴重。

雨と寒さと体調不良が重なったので、おしゃれカフェ8th Dayで軽い昼ごはん。Pour OverとBanana Cake。

Indira Cinemaで、ベンガル映画(英語字幕)“Asur”(Pavel Bhattacharjee/2020)を観る。入口部分がまるくて、いちど入ってみたかった映画館。本日初日で、ここでの上映は1日1回。着いたら、外で主演のJeetのファンクラブと思しき人たちの花火打ち上げイベントが始まり、上映中もすごい盛り上がりだった。南インドに比べたらおとなしいと思うけど、ベンガリでこんなのが見られるとは期待していなかったので得した気分。

今日見た映画館:Bijoli Cinema. 

晩ごはんはホテルの近所のKasturiでベンガル料理。Jhur Jhure Aloo Bhaja, Mutton Kosha, Fish Kabiraji, Begun Bhaja, Lacha Paratha. 好きなものを頼んだら、揚げものだらけになってしまった。

2020年1月4日(土)

コルカタ最後の朝ごはんは、FlurysでFrench Toast。

New Market - ステキな街にはステキなマーケットがある。

Nahoum & Sons - そしてステキなマーケットにはステキなベーカリーがある。

今日見た映画館:Society Cinema, Elite Cinema, Roxy Talkies. 

三度めのThe Oberoi Grand、今回も心地よくステキなホテルでした。時々外資系のほうが上だと思ってる人がいるけど、トップクラスならインドのホテルのほうがいいと思う。

空港へ向かうUberは、まわりの車に道を聞きまくり、我々にもナビを頼む新人にいちゃんのこころ温まる運転(イヤミではない)でした。彼が立派なドライバルになりますように。時間がなくておやつの時間になったので、朝に続いてFlurys(空港のイートイン)でおやつのような昼ごはん。5日あってもぜんぜん足りなかったコルカタ、また来ます。

Netaji Subhas Chandra Bose International Airportも“Mayurakshi”のロケ地。主人公が乗るのは国際線なので場所は違うけれど、見た目はだいたい同じ。この空港は天井にベンガル文字がデザインされているのがいい。“Mayurakshi”といってもほぼ誰も観ていないと思うけれど、National Film Awardも獲っている。

街角のネタージ(スバス・チャンドラ・ボース)でカルカッタ旅行を締めくくる。意外と収集できていなかった。


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[最終更新:2024.09.26]

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