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インド国内旅行(28):チェンナイ2021

概要

  • 目的地:Chennai(Madras), Tamil Nadu/チェンナイ(2回め)

  • 旅行期間:2021年12月24日(金)〜26日(日)

  • 宿泊:Taj Connemara, Chennai

  • 目的地までの移動手段:IndiGo(BLR→MAA→BLR)

  • 空港から/への移動手段:Chennai Metro

  • 旅行先での移動手段:徒歩、Chennai Suburban Railway、Chennai Metro、Uber

  • 歩数:24627/32006/26163

2021年12月24日(金)

クリスマスは、4年ぶり二度めのチェンナイ(マドラス)に行ってきます。2時半起きで空港朝ごはん。

チェンナイに到着し、メトロで移動(Airport→LIC)。Taj Connemara(後述)にチェックインし、徒歩で出かける。

Mount Rd.を北上。このあたりは古めの建物が残るエリアなので、Agurchand Mansion, Poompuchar Sales Showroom, Kardyl Buildingなどのインド・サラセン様式建築や、Bharat Insurance Buildingなどのアール・デコ建築を眺めて歩く。

1913年にオープンした映画館、Electric Theatreだった建物。現在はAnna Road H. P. O.のPhilatelic Bureauになっており、古い切手などが展示されているので内部も見学。どの部分が映画館時代からあるものなのかよくわからないけれど。

つづいて1941年オープンのCasino Theatreへ。2017年にはArt Decoの美しい映画館で、ここで映画を観るのが夢だったけれど、改装休業のあと再オープンしたら酷すぎる外観に。新聞記事などで知ってはいたが、実際に目にするとショックで言葉も出ない。この中にオリジナルの外観が保存されているらしいのだが、見えなければ意味ないのでは。二泊三日の短い日程なので、映画を観るのは諦める。

Chennai Woodlandsでジュース休憩して、昼ごはんのため東へ向かう。
通りかかった巨大な病院、Tamil Nadu Government Multi Super Speciality Hospital(TNGMSSH). ここ、入ってみたい。
(写真は他の気になる病院もまとめて)

Triplicane Big Mosque. もうすぐお祈りの時間らしく人が集まっていたけれど、誰もこの先へは進めない時間帯のようだった。
(写真は二日分のモスクとダールガーをまとめて)

Kasivinayaga Messにやっと到着して昼ごはん。タミル文字の札、水色の壁と赤い脚の組み合わせ、学食並びのテーブル、何もかもが素敵。メニューはLimit mealのみで、オプションでGhee dhalとCurd. トークンを買い、そこに書いてある席番号が空いたら座るシステム。最初にくるてんこ盛りごはんのインパクトがすごいけど、崩し方がシロウトくさくてごめんなさい。いきなり親指の腹をヤケドして、食べるのがたいへんだった。もちろんうまい。Ghee dhalもつけるべきだった。

通りすがりのA. K. Tea Centreで食後のチャーイ。ルンギ萌え。

ここから少し北上しながらMarina Beachに出て、灯台を目指して南下する。
マドラスといえばインド・サラセン様式建築だが、このあたりにはVictoria Hostel, Chepauk Palace, Senate House, P. W. D. Buildingsなどが点在している。
(写真は前述のものもまとめて)

Marina Beach側には、まずMGRとJayalalithaaの墓地があり、その南にはNethajiをはじめ歴史上の人物や魚などの像が点在している。

セルフィースポットNAMMA CHENNAIもある。自分が記念撮影するより記念撮影している人を撮るほうが楽しい。

やっとChennai Lighthouseに到着。これは1977年に建てられた四代目。写真で魅せられた三角形の階段は、上り下りはできなかったけれど上から見ることができた。外の景色を見るより、中の階段を見るほうが楽しい。

Uberでホテルに戻ってお茶。
ふたたびUberでMylaporeに舞い戻り、Viswanathan Chettinadu Hotelで晩ごはん。食べたかったParottaを頼んだら三種(マトン、チキン、エビ)のグレイビーがついてきて、ほかにCounty chickenとFish fryを注文。2軒あるのを知らなくて、A/Cつきのほうに入ってしまったのだけど、あとで近くにA/Cなしを発見。そちらに入るべきだったかな。

Uberでホテルに帰る。
Merry Christmas.

2021年12月25日(土)

徒歩でEgmore方面に出かける。門のデザインがおもしろいRegional Institute of Ophthalmology and Government Ophthalmic Hospitalなどを見ながらHotel Ashokaへ。

このホテルのレストラン、Abhinandanで朝ごはん。この建物の写真をひとめ見て、絶対に来ようと決めた場所。Masala dosaiはまあタミル・ナードゥな感じだけど、店内も素敵で気に入った。ホテルのレストランの素敵さは、ホテルの星の数では語れないのだ。

行きたかったConnemara Public Libraryがお休みで、引き返してAlbert Theatresへ向かう。
今日はクリスマス。朝からSt. Anthony’s Church, Sacred Heart Shrine, St. John The Baptist Churchと、3軒の教会に遭遇。どこも外から見ただけだけど。
(写真は昨日と今日見た教会をまとめて)

St. John The Baptist Church前のバス停で、Vijay Sethupathiを発見。
写真は街角の明星や政治家をまとめて。ローカルな広告などはあまり見かけなかったけれど、チェンナイはやはり政治ポスターが多いし、歴代CMなどに映画人が多いからつい撮ってしまう。
※撮ったものとわたくしの政治信条とは関係ありません。

Albert Theatresはカットアウトが期待できる映画館なので、優先して来てみたのだけど、めぼしいタミル映画の公開がない時期のせいか、カットアウトはなかった。

このあとの計画を決めておらず、道端で相談しようとしていたら、煩いオートのおじさんにつかまる。どこへ行くのかとしつこくしつこくしつこくしつこく聞いてつけてくるので、ひとまずEgmoreを脱出することにしてすたすた駅方面へ向かう。おじさん、悪い人ではなさそうだったんだけどね。

まずはChennai Egmore Railway Stationを見る。
(写真はチェンナイの鉄道駅をまとめて。1枚めは違うところだけど中にEgmoreあり)

電車には乗らず、メトロでGeorge Town方面へ(Egmore Metro→High Court)。
マドラスといえばアール・デコである。Parry's Cornerはそれを象徴する場所で、Dare Houseはその代表的な建物。ほかにここにあるのはBank of Mysore, Bombay Mutual Building. すぐ近くのEsplanadeにあるのがUnited India Building, Burma Shell Building, SICCI. 
(写真は昨日と今日見たものをまとめて)

このあたりにはインド・サラセン様式建築も点在しており、Madras Law College, YMCA, Madras High Courtなども見る。
歩いてFort St. Georgeへ。途中、1844年に建てられた二代目のChennai Lighthouseを見かける。

Fortは行くには行ったけれども、今日は教会には行けないと言われるし、ミュージアムを見る時間はないし、特に惹かれる風景もないのですぐに出てきた。歩ける距離ではあるが、思ったより遠かったのと、腹ペコなのとで、UberでGeorge Townに戻る。

Thanjavur Military Hotelで昼ごはん。キッチン用品問屋街的なところにある、看板はタミル文字のみの百年老店。穴倉的な狭い店内に並ぶテーブルの前は古風なキッチン。シブいにもほどがある。やたらとオレンジ色をしたMutton pulavと、OmeletteとNattu kozhiを注文。タミルのノンベジでは、副菜にオムレツを食べるのがかなり一般的らしい。これははまる。

通りすがりの店でチャーイやジュースを飲んだり、タミル文字の食器を買いに行ったらもう閉店していて号泣したり、かっこいいんだか悪いんだかわからないごちゃごちゃしたビル、Olympic Habib Complexを見たりする。
(写真はそのほかの気になった建物や風景とまとめて)

メトロでAnna Salaiへ移動(High Court→LIC)。
1844年創業の、現存するインド最古の書店、Higginbotham’sを覗く。この上からの眺めがとても好き。

ホテルで少し休憩し、徒歩でRoyapettah方面へ。夕暮れ。

まずThousand Lights Shia Mosqueを見に行く。入口は反対側だったようだけど、ドームはこちらのほうがよく見えたかな。次回は昼にもっと近くで見たい。
Mount Road反対側のMasjid-e-Mahmoodi近くでチャーイを一杯。

つづいてWoodlands Cinemasを見る。

晩ごはんは、趣向を変えてご当地Socialチェックに赴く。街なかの巨大モール&ホテルにあるMount Road Socialは、インテリアにあまり特徴がなく、Socialとしては物足りない。チェンナイではお酒が呑めるだけでありがたい気はするが、ホテルにあるから呑める、というか呑むためにホテルに作ったんだなあということはあとで気づいた。

2021年12月26日(日)

マドラスの宿はTaj Connemara。1854年にImperial Hotelとして建てられ、1937年にArt Decoに改築された旧The Connemara。前回来たときは改装休業中だったので、次はここに泊まると決めていた。ベランダつきの広い部屋にアップグレードしていただき、シャワーとバスタブも別々でとてもよかった。

チェックアウトしてMylaporeへ。
Rayar’s Messを再訪して朝ごはん。わたしが知る範囲では、チェンナイでいちばんおいしい店。Pongal→Vadai→Idly→(外で)Coffeeのフルコース。Vadaiが食べたくてまた朝来たけれど、次はDosaiのある午後の部に行こう。同席のおじさんがBobby Simha似だったので、明らかに別人だけどジロジロ見てしまう。

近くのJumma Mosque Mylapore. 
(写真は今日見たモスクをまとめて)

朝食後の一杯はKalathiのRose milk。前回行きそびれてすごく後悔し、ずっとずっと行きたかった場所。ローズミルクは人をしあわせにする。

今回のチェンナイでは初めての電車(Chennai Suburban Railway)。Triplicaneへ(Thirumayilai→Tiruvallikeni)。

ヒンドゥー寺院はいつも素通りのわたしだけど、チェンナイの超有名寺院ふたつはいちおう撮っておいた。MylaporeのKapaleeshwarar Templeと、TriplicaneのParthasarathy Temple。前者はシヴァ、後者はヴィシュヌが祀られている。

チャーイを飲んだり、Mahakavi Subramania Bharathi Illamとか、Ice House MosqueやMasjid-e-Sayeediya Wakfなどを見ながら昼ごはんへ。

Ratna Cafeを再訪して、マドラス最後の昼ごはん。11時半からのミールスに一番乗り。黒板のメニュー、手書きで一生懸命書いていたのに、出てきた内容がちょっと違うというか、書いてあるもの全部は出てこなかった。

Chepaukから北に向かったものの、乗った電車はChennai Beach止まり。次何番線のに乗ればいいんだろう?とウロウロしているうちに時間が足りなくなり、そのまま下車。
いくつか建物を見ながら、メトロ駅(Mannadi)に向かう。
まずMetropolitan Magistrate Court. 壁の模様が美しい。
(写真は昨日と今日観たインド・サラセン様式建築をまとめて)

CSI Tucker Church, CMS Centenary Hall,  Arcot Lutheran - Christ Jesus Churchなど、このあたりは教会が多かった。
(写真はMylaporeで見たSanthome Cathedral Basilicaも含む)

映画館、SDC Batcha Theatre. ここも、元の建物は美しそうなのにヘンな覆いがある。しかも閉館しているようだ。

メトロでホテルに戻って(Mannadi→LIC)荷物をピックアップし、ふたたびメトロで空港へ(LIC→Airport)。空港アクセスがメトロなのはほんとうに楽ですばらしい。

バンガロールに戻り、空港のWindmillsで晩ごはん。二泊三日では足りなすぎたけど、雨の心配してたのがウソのように天気もよくて、ずっとやりたかったこと5件中3件はできたし、まあ上出来かもしれない。

街角の動物たちでチェンナイ旅行記を終わります。


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