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自分の取り扱い説明書(問診票)をつくる

今、僕自身がやってみたいことの一つに、

僕自身の取り扱い説明書を作る

というものがあります。

僕は一癖も二癖もある人間なので、僕自身に働きかける時に、これをしてくれると嬉しいなとか、こういう時は放っておいてほしいとかそういうことを明記するイメージです。

良い質問があるから良い答えがある

Audibleで聴いていた本の一節で、「問いの力」についての紹介がありました。

良い質問がなければ良い答えを出すことはできない。というものです。

確かになと思っていた矢先、通院先の美容院での出来事を思い出しました。

僕は話しかけてほしくないと思われていた

コロナになってからというもの、基本的にマスクを外さない日々ですが、
マスクをしていると人の表情は読みづらいもの。
特段ぼくはあまり目つきが良い方ではないようで、怖がられていたようです。
僕を担当してくださる方は気さくな方で話してくださるのですが、
アシスタントの方とかはじめましての方はとてもおどおどしている。

ある時、ひょんな話で打ち解けた時に、

おちさんってお話好きなんですね

と言われたんです。

まぁ実際は話し好きとは少し違うんですが、少なくとも話しかけないでくれとは思っていなかったけど、そういう意思表示をしているように受け取られていたんです。

「してほしいこと」と「してほしくないこと」を開示する

取り扱い説明書を作る上で大切だと思うのは、
・してほしいこと
・してほしくないこと
両方を開示することです。

自分をどう取り扱ってほしいのかという説明書なので、ひたすらに自分のWantがあれば良いと思います。

ちなみに、僕が書こうと思っていることとしては、

「してほしいこと」

  • ご飯を食べるタイミングは「できたてで食べる」を意識してほしい。

  • フィードバックははっきりした言葉でしてほしい。

  • 何かためになることをできたら「ありがとう」と言ってほしい。

  • ダンボールをまとめるのはまかせてほしい。

  • 1人の時間を作らせてほしい。

  • でも時々ただただ僕のよもやま話を聞いてほしい。

「しないでほしいこと」

  • 借りたものを雑に扱わないでほしい。

  • 僕が悩んでいる最中には、アドバイスしないでほしい。

  • 夜ふかししていても、気にしないでほしい。

とかそんな幼稚なレベルですし、正解かわからないんですが。

考えている最中にもっと良いことを思いついてしまったんです。

これ、不妊治療をしていて、病院に通っている方々が一番にやるべきなんじゃないかって。

不妊治療施設の問診票に課題あり

医療機関の問診票って、ほとんど病状についてしか聞いてくれないですよね。
共通のフォーマットではないけれど、ほとんど重要なことって聞かれていないように思うのです。医学的なことばかりで。

不妊治療は通院しながら行う治療であり、失敗する確率も高く、
メンタル的な負担も大きな治療です。

だから、非医療的な質問もとても大事なことだと思うのです。

例えば、
説明を丁寧に受けたいのか、先生にまかせて割愛したいのかとか。
話しかけてほしいのか、話しかけてほしくないのかとか。
毎回紙でほしいのかとかいらないよなのか。
職場はどこで、何時までにクリニックは出たいよとか。

そういう情報が全然ないんですよね。

そしてこれ、医療者も同じだと思っています。
医療者も人です。
得意なこともあれば、苦手なものもあります。
会話が下手くそなドクターなんてたくさんいます。
でも、趣味は同じかも知れない。そんな話が少しできるだけで、
患者さんとの距離感は随分と変わるかもしれません。

あの患者さんは態度がいいとか悪いとか。
あの医者は対応が優しいとか冷たいとか。

その主張の前にもう一度考えてみてほしいのは、

自分は相手にどうしてほしいのかを伝えているか。

ということです。

優しくしてもらえない

ということと、

優しくしてほしいと明示したのに冷たくされた、

は意味が全く違います。

何か、ここに大きな課題が眠っている。
そんな気がしました。

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