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ジェンダー平等と多様性の狭間で

ジェンダー平等、という考え方が年々広がっていて、それ自体は全く問題ないと思うのだけど、一つどうしても気になることがありしまして、

この記事内のアンケートによれば、
日本でも最近、変化が起きつつあります。22年の内閣府「男女共同参画社会に関する世論調査」によると、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」との考え方に「賛成」する人は33.5%と、調査開始以来最も少なくなりました。逆に「反対」は64.3%と最多になっています。

という部分です。
同調圧力の強い日本の中で、こういう空気を作ると、結果的に、
家事は夫婦でやるのが当たり前であり分業するのはおかしいだろう、
という考えが主流になっていきます。

僕の周囲にもいろいろな夫婦やご家族がいます。
きれいに分担している家庭もあれば、そうでない家も実際にはあります。

ただ、見ていて最も悲惨だなと感じるのは、
「向いていない人」がやらなきゃいけない状態であることです。

家事は非常に特殊なスキルを必要とするものです。
そこに向いていない人が、役割意識からそこを担当すると、当然うまく回らない、結果的にストレスがたまり、それが子どもや家庭内に怒りとして暴露される、というようなことになります。

画一的な価値観を良しとするのではなく、今の時代にあった緩やかな形、
性別による尊厳の差はなく、相互にリスペクトを持った形を求めていければいいのに、と思います。

#日経COMEMO #NIKKEI

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