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この時期になると思うこと

3月11日、この時期になるといつも思うことがあります。

東日本大震災

1つは東日本大震災。
当時僕は小山駅というところに出張していて、
次のアポイントのために奔走しており、駅の中を猛ダッシュしていました。

新幹線がちょうど駅の下を通ったのか、やたらこの駅揺れるなと思っていた時でした。

考えられないような揺れが起き、天井の鋼材というか、板が次々に降ってくる。

ワイヤーがついていて、人に直撃することはなかったけれど、とんでもない光景でした。さらにそこに溜まっているホコリやら何やらが一斉に吹き出したようになり、粉塵のような状態になって、とても混乱したことを覚えています。

急いで、駅の外に出たけれど、駅の外にあった鉄塔のようなものグワングワン揺れていました。

今いったい日本でなにが起こっているのか。

仕事を放り出して、急いでタクシーをつかまえ、家に戻りました。
栃木県から千葉県に返ったので、とんでもない金額だったけれど、
帰巣本能というのか、とにかく何も考えずに家に戻りました。

幸いにも全員が無事で、とても安堵した時のことが昨日のように思い出されます。

あの時の体験を忘れることは絶対にありません。
できる限りの備えをして、今後起こるであろうとされる南海トラフや様々な地震、災害に対処します。

子どもが生まれた

僕の人生の方向性が変わったのは、子どもが生まれたことがすべてのきっかけです。

元来こどもは好きですが、こんなに好きなのだとは思わなかった。
こんなに愛おしいのだとは想像もしていませんでした。

前年に義理の父を亡くし、失意の環境の中で、まさに散る命もあれば咲く命もあるんだと、桜のように教えてくれたのが子どもでした。

それからというもの、自分のものを削ってでも、こどもが幸せになるように、子どもたちの生活が良くなるように、という考え方に移行しました。

子どもも今は大きくなり、思春期真っ盛りですが、愛おしさが変わることはないし、きっとこれは大人になっていっても、多分変わらない感情なのだと思います。

春を控えるこの時期に、いつもこうした想いの中で、悲しみや恐怖、嬉しさ、希望といったいろんな感情を思い起こされ、最終的には、今健康体で生きていることに感謝、元気な身体に生んでくれた両親に感謝って気持ちになります。


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