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私のエンジンがかかった瞬間

noteにある企画って面白いものが多いですね。
今回はYAMAHAさんのエンジンがかかった瞬間ということで。

人生でいくつかギアがかかった瞬間があったなぁと思い出しながら、いくつか書いてみたいと思います。

ライフステージによって違うのでいくつかに分けて書いてみたいと思います。

小学生のころの出会い①文章

小学4年生の時に学校で詩を書かされました。
当時のわたしは学力も並、運動もまぁできるくらいの特徴なし男で、
もちろんとてもいやいやこの詩を書いたのですが、
題材に困った私は、とても大好きだった担任の先生の白髪を題材にすることにしました。題名は先生、文章はすごい要約すると、先生にはいつもとても助けられていて、近づけば近づくほど先生の白髪が目立つ気がする、しかも増えている気がする、僕はもっと先生の白髪が増えないようにできることを頑張ろう、みたいな内容でした。
この作品が当時住んでいた市で取り上げられ、佳作だかなにかに選ばれました。
この詩の何が良いのかはよくわかりませんが笑

人生で初めて承認欲求が激しく満たされる

これを想像以上に家族と厳しい祖父が褒めてくれたのです。
私の祖父は元軍人で、その後は物書きとなり数多くの小説なども書いてました。全然売れていなかったけど、物を書くってすごいクリエイティブなことだし、大好きで大尊敬しているじいさんでした。本当怖いですけど。
そんな怖いじいさんに褒められたこともあり、これがめちゃくちゃ嬉しかった。

ここから文字を書く、ということに楽しみを見出すようになり、自ずと何かを表現することや学習することへのハードルが自分の中で下がり、いろいろなことができるようになりました。勉強もスポーツも、自分でいうのもあれですが、一気にレベルアップしたのはこの時からです。

人から初めて強く承認された瞬間、僕のエンジンはかかったのだと思います。

小学校の出会い②ワープロ

小学生5年の頃だと思いますが、父が仕事で使っていたワープロにとても魅力を感じました。
当時のワープロって、めちゃくちゃでかくて、今のバルミューダのトースターよりも微妙に大きいくらいの代物で、しかもすごい重かったんですけど。

家にゲームもなかった私からすると、タイプして文字が出る、っていうのがセンセーショナルでした。しかもローマ字入力ってなんだ?みたいなレベルでしたので、驚きしかありませんでした。

我が家は鍵っ子でしたので、小学校を終えて帰っても、私一人で兄弟は遊びに行ってて帰るのが遅かったことをいいことに、こそこそと父の部屋から引きずり出しては、日々何かしらの文章をうち、なんとも言えない達成感を感じながらどんどんのめり込んでいきました。

人生ではじめてラブレターを書きましたが、もちろんワープロでかきました。ものの見事に玉砕しましたが、とても良い思い出です。

なにか自分が考えていることとか、感じていることを目に見える形にすることが楽しいんだということに気が付き、これ以降何でもかんでもワープロでアウトプットするようになります。

中学校のバレーボール大会

中学校に入り、バレーボールをはじめたのですが、入学して1ヶ月後くらいに全校でのバレーボール大会がありました。
僕自身、2ヶ月くらいしかバレーボールやっていないので、全然うまくないのはもちろん、バレーボールはマイナースポーツですから、クラスのほぼ全員がやったことがないわけです。
それなのに、2年や3年の先輩といきなりガチバトルするというなんとも過酷な大会でした笑私はこのときもワープロマンぶりを大いに発揮します。

  • レシーブはどんな腕の組み方をし、角度は何度くらいにしなければいけないのか

  • サーブを打つ時は手のどこに当てると良いのか、どこを狙うと良いのか

  • アタックを打つ時は手のどこに当てればよいのか

などなどをひたすらワープロに打ち込み、クラス全員に配りました。
文字だけの資料なので、今思えばわけわからないですが。

自分自身がまだ頭ではわかっていても、身体で表現できていないことでも
こうして文字にして書き出すことで、より明確に捉えることができる。
しかもそれを他人に伝えることができて、共有できる。

26年経った今、振り返れば、文字や印刷が世の中に与えた衝撃って、歴史的にすごいってこともわかっているから、当然といえば当然のことなんですが、中学1年の私にはあまりにも衝撃的だった。

そこから先は身振り手振りでクラスメートに教えていって、最終的に私のクラスは1年生ながら準優勝をしたのです。

機械やテクノロジーが自分の可能性をものすごい勢いで広げてくれることに気が付き、さらに僕のエンジンはかかっていきます。

人がなにかを好きになるときのパワーって、エンジンがかかる、っていう表現がしっくりくるなと、今回書いていて感じました。

つづく



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