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日記:2020年5月17日(日)

Amazonの流通が元に戻った気がする。前日に注文した品(Amazonの倉庫からの直発送)が、翌日の今日、届いた。複雑な気持ちだ。すぐに届いたこと自体は嬉しい。おかげで、日曜日の内にPS VR用のソフトを試せたし、口内炎用の薬を塗ることもできた。でも、世の中を見るに、まだまだ日常は回復されていない。徹底的な外出自粛を継続すべきだとは思わないが、完全なるゼロ(医療機関で治療中の人も含めて)にならない限りは、誰しもが自粛の意識を持ち続けないといけないと元の木阿弥だと思う。そもそも流通は自粛を要請されていないので、コロナ禍においてもAmazonは基本的に平常運転で、むしろ過剰な需要に耐えきれず、発送が滞っていたのが、ようやく正常に戻ってきたということなのだろうが、コロナ禍前の"正常"な状態に戻ることが正解なのか。今の経済の問題は、複雑な状況が入り組んで成り立っている。こうしたAmazonの翌日発送みたいなものから一度、再検討するタイミングを与えられているような気もする。

佐久間裕美子さんと内沼晋太郎さんのインスタライブでもAmazonについての言及があった。内沼さんは、その場で「やはりAmazonも店だってことが改めて確認された」みたいなことを仰っていた。僕も含めて、多くの人が、Amazonはプラットフォームだと思っている。常に商品は提供され続け、需要に応じて供給されるだろうと。しかし、コロナ禍では、生活必需品以外の商品の多くは在庫すら画面に表示されなかった。そもそもの事業のはじまりであったところの書籍の多くが、Amazonで購入できなかった。それによって、商機を逃した出版社も多く、コロナ禍によって危機的状況に追い込まれている出版社や印刷所(倒産したところも)なども出てきている。僕自身も、Amazonの注文履歴システム(既に購入したかどうかを教えてくれる)と検索機能の素晴らしさ、マーケットプレイスの充実、書籍以外も含めた商品における値引き・ポイント付与などの理由から、なかなかAmazon以外から購入することが出来ないでいる(TSUTAYAも履歴とポイントがあるので、たまに利用する)。代替する機能を国産のサービスに期待することも難しいだろう。結果として、Amazon以外の書店では、その店にしか無い書籍やZineや雑誌しか購入しない。可能なら、地域の書店を支援したい気持ちはあるのだが、購買に至らないもどかしさ。出版記念のイベントの参加資格が、イベント開催店舗において該当書籍を購入することの場合などは、その店舗で購入することもあるのだが、今はイベント自体が開催しにくい。オンラインイベントのブームが、書店イベントにも展開していくのだろうか。個人的には、現地に行かずに書店イベントに参加できるのは有り難くもある。それは書店ではなく、出版社や著者自身が主催するイベントでも良いということなのだけれど。やはり書店も人の時代になってきている。この店主から、この店員から買いたいと思うかどうか。Amazonには欲しい書籍はあるが、欲しいかもしれない書籍には出会いにくい。そうした書籍と如何に出会う場を作れるか。数年前の文脈棚ブームから続く課題を改めてコロナ禍が提示している。本屋さんを支える基金も立ち上がっているけれど、僕は支援するなら、お店独自で出してくれた書籍やZineや商品を買いたい。

本屋さんを支えたい。 ブックストア・エイド(Bookstore AID)基金 - クラウドファンディングのMotionGallery
https://motion-gallery.net/projects/bookstoreaid

「森、道、市場」オンライン配信の3日間が終わった。最終日に、主催の岩瀬さんと山田さん以外の運営の方々による「こぼれ話」を聴くことが出来たのも良かった。非常に親しみの湧くカッコいい方々が運営されていて、「森、道、市場」の印象と全く相違なく、改めて大規模なフェスも結局「人」なのだなと。自分自身が生み出す汎ゆるコミュニティもサービスも番組も、結局、自分自身の鏡だ。人が集まらないということは自分自身に魅力が無いだけ。精進し続けなければいけない。

ウイニングイレブン2020のビカムアレジェンドで、無事リーグ優勝を達成した。レアルやバルサを差し置いて、移籍初年度に優勝に導いちゃう久保建英くん凄い。