見出し画像

「ムー思考」

ムー思考(造語)[→むーしこう]
本音と建前を分けて、他人の思考や発言を否定せず、まず建前で受け止める思考
「みんな-で行こうよ」

日本にはムー思考が必要かもしれない。「ムー」と言えばもちろん、1979年から刊行され続けている月刊オカルト情報誌の「ムー」である。別に、オカルトや陰謀論や都市伝説を信じようという訳ではない。ムー周辺の方々のような建前での受け止め力が、今、必要なのではないかと思っている。

元々「やりすぎ都市伝説」などのオカルト番組は大好きで、楽しんで観てきたのだが、Amazonプライムビデオで見る作品を探していたら、たまたま「超ムーの世界R」というテレビ番組が出てきて、たまたま、比較的新しい回が2回分、無料で観られたので、何となく勢いで観てみた。(何かに導かれていたのかもしれない)

画像1

Amazon.co.jp: 超ムーの世界Rを観る | Prime Video https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B087PGKF1Z/ref=atv_dp_season_select_s1

出演されているメンバーはムー編集長やトカナ編集長、あとは、やりすぎ都市伝説などでも見かける島田秀平さんにキックさん。あと、個人的に知らなかったが、この業界では大御所らしい超常現象・怪奇現象研究家の並木伸一郎さん。彼らの語りは、いかにも香しいというか、眉唾どころではない話の連続なのだが、僕は、その語りの内容以上に、話を聞いている時の皆さんの受け止め具合が印象に残った。どんな素っ頓狂な話でも否定せず、意見として受け止める。時に、自分なりの意見や、他で調べた情報などを重ねるが、基本的に、元の意見を、嘘と糾弾したりはしない。受け止める時も、薄っすら口元が笑っている時があるので、全ての話を本気にしている訳ではない。でも、建前では否定しない。優しく受け止めて、話を進める。

最近はTwitter上を中心に、自分と異なる意見を批判や否定するような言説が増えている。批判と批評は当然に異なり、後者は、1つの意見として重要なものだと思うが、単に批判や否定するだけでは異なる意見の人同士の分断が広がるばかりだ。もちろん、全く事実と異なる意見や、自分や周囲の人が批判や否定された場合には、批判や否定をしても良いとは思う。ただ、あくまで自分と異なる意見というだけで、批判や否定をするのは勿体ないし、前に進みようがない。より良い意見に磨き上げるべく、まずは、自分と異なる意見を建前で受け止めた上、自分なりに咀嚼し、更に進んだ意見に変えていくことは出来ないだろうか。

いつでも心にムーを。

信じるか信じないかはあなた次第です。

画像2


BS12でも毎週木曜21時から放送してるみたいなので、良かったら。

超ムーの世界R | 情報・ドキュメンタリー | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ)