逆上がりの向こうの景色

はじめまして。ライオン先生やで!
今日はみんなに逆上がり成功への近道を教えるで!
逆上がりには以下の成長面があるから、まず見てほしいわ。

▼『逆上がり』で成長

身体的成長
・腕やお腹の筋力
・足を蹴り上げる力
・逆さになる感覚

精神的成長
・逆さになる恐怖心をなくす
・継続力
・諦めない気持ち

逆上がりのコツ4

▼『逆上がり』ができるようになる方法

まず一つ目は環境設定や。
逆上がりでの環境設定は、その子にあった鉄棒の高さを選ぶこと。
いきなり高いところで挑戦してもできっこないねん。
ここでつまずくと大問題や。
逆上がりってめっちゃ難しいやんっ!て感じてしまうので。
そして何より練習が地味。
出来るまでの道のりが長いので、挫折しかけてしまう子どももたくさん見てきたわ。
体操って最初の練習の段階で面白さを伝えてあげることが大事やねんけど、逆上がりの場合その面白さを伝えるのがなかなか難しいねんな。
せやしな、褒めて気持ちを上げること!
褒める為にはできる環境を整えてあげることや!!
まず子どもが頑張る前に大人が子どものチャレンジしやすい環境を作ってあげような。

逆上がりのコツ2

次に持ち手や!
持ち手には二種類あって、『順手』と呼ばれるものと、『逆手』と呼ばれるものがあるんや。
鉄棒を上から握るのが『順手』で、下から握るのが『逆手』。
基本的には『順手』でスタートすればええんやけど、子どもによってはいきなり逆手で練習しだす場合もあるし、その時は無理に順手に戻そうとせんと、様子を見てあげてな。
個人的には逆手で鉄棒を巻き込むように逆上がりする子が、めちゃくちゃ好きや。
将来的に連続逆上がりに繋げていくとしたら、順手持ちの方がええかな。

持ち手を理解したら次は蹴り上げる足の確認や。
利き足によって蹴り上げる力が変わるし、踏み込み足と蹴り上げる足を見極めてあげることが大事やで。
基本的には子どもに自由にチャレンジさせてみよ。
自然と利き足で蹴る傾向が多いんやけどな。
蹴り上げる足が決まれば、鉄棒を持ち、足を前後に開く。
前後に開いたら勢いよく真上を蹴り上げることを伝えてな。
ここで指導者が必ずアドバイスしなければいけないポイントがあるんやで!
逆上がりの蹴り上げをしようとすると、自分のおへその前を蹴ってしまう子どもばかりや。
この時に指導される皆さんに心掛けて欲しいことが、子どもに真上を蹴り上げる癖をつけさせることが重要やねん。
教え方としては何かぶら下げたり、手を出したりして、『ここを蹴ってみて‼︎』とターゲットを教えてあげてみて。
ライオン先生の場合は、『ちょんまげキック!』という言葉を作って縄跳びを垂らしたりして、蹴り上げる癖をつけさせるんや。
そしてこの蹴り上げに合わせてもう一つ大切なのが、腕の筋力の確認。
逆上がりが出来ない子どものほとんどが、腕の筋力があまり無いということ。
よく肘が伸びきっている子どもがいます。
この時の声かけとしては、『鉄棒にお腹をつけたまま‼︎』と言いたいんやけど、筋力のない子に言っても出来ひんよな。
じゃあどうすれば??
腕の筋力をつける最強のトレーニング、それが『だんごむしトレーニング』や!
これ、ぜひ実践してほしい!
やり方としては簡単。
鉄棒を『逆手』で握り、肘を曲げ、お腹をつける。
その状態で両膝をまげ地面から足を離す。
膝をおへそにつける。
この状態でカウントしてあげる。
1秒でも、3秒でも、5秒でも、10秒でも。
10秒以上出来る子は、蹴り上げを覚えればほとんど逆上がりが出来るで。
この時の数え方のポイントは、高速で秒を数えること。
なかなか達成感が感じられない子どもへは、この秒数をたくさん数えてあげる方法が子どもにとって自信に繋がるしな。
最後のポイントは『つま先』や。
ちょんまげキックを意識し過ぎて足を高く蹴り上げようとすると、つま先が自然と伸びてしまうんや。
このつま先を真上でなく、回る方向に向けること。
だんごむしが出来て蹴り上げも良いのに、回れない子どもはここでひっかかっている場合があるねんな。
この、つま先を進行方向に向けるのは歩くのと一緒みたいなもんや。
つま先が先導してくれるってこと。
ここは徹底してもらいたいポイントやな。

逆上がりのコツ3

ここまで記載したことを実践して、『逆上がり』の練習に取り組んでみてや。
昨日よりも子どもたちが達成に向け、前進できると思うで。


後は最後に、逆上がりができた瞬間には気をつけないといけない点があるで。
逆上がりは身体全身が宙に回るから、着地の時はその全体重が乗りかかるんや。
その全体重で降りる時に、口や顎を鉄棒に当ててしまいくちびるから血を流して泣く子もおるで。
せっかく出来たのに喜ぶより泣くなんて、本当にもったいない。
まだ逆上がりが出来ない子に伝えても、理解できないと思います。
なので、初めて出来る瞬間は、指導者が子どもの顎が当たりそうな鉄棒のポイントに手を入れて、降りてきた時に胸あたりをそっと押してあげよう。
これをすることでこの事故は防げるで。
初めてできる子へは、最後の最後までケアが必要や!

逆上がりのコツ5

▼まとめ

本文の頭でも記載したように、逆上がりって練習方法が本当に地味で楽しくないんや。
だから練習を嫌がる子や、集中出来ない子が多い。
それを指導者がいかに楽しませられるかが鍵になってくるねんな。
逆さに向くことに対しての恐怖心を持っている子や、腕の力がまだ発達していない子もいる。
焦ることはないので、一人ひとりに合った指導や環境作りをしてあげような!
昨日より成長!でOKやで。
少し個人的な思いやけど、この挫折や失敗体験を早く経験してもらった方がええんや。
逆上がりができたらめっちゃ自信がつくし、新しいことにもどんどん挑戦するようになるで。
子どもの見ている景色が変わるしな。
その為にも逆上がりは早くできるようになってもらいたい。
楽しめる環境、心が折れないよう、小さい成功をしていける環境を大人が作ってあげような。

体操を通して、子どもの心身を鍛え、強い子どもになってほしい。
少しでもこれを読んでくださった皆さんの参考になれば嬉しいで。
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