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freeeで銀行口座やクレジットカードのデータを取り込めば効率的。だが、非効率になることもあるから注意すべきこと。

こんばんわ、皆様と一緒に成長していく公認会計士・税理士のガッツです。

今日は事務所で利用するfreeeのことを触れます。

1.freeeの銀行口座やクレジットカードデータの取り込みは便利

freeeや他のクラウド会計ソフトが推される理由として、銀行データやクレジットカードデータを取り込んで、それをもとに記帳が楽になるということがあげられます。

https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/217519126-%E9%8A%80%E8%A1%8C%E5%8F%A3%E5%BA%A7%E3%82%92API%E9%80%A3%E6%90%BA%E6%96%B9%E5%BC%8F%E3%81%A7%E5%90%8C%E6%9C%9F%E3%81%99%E3%82%8B

https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/360000556266-%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%92%E5%90%8C%E6%9C%9F%E3%81%99%E3%82%8B

これに関していうと、僕も「その通り」と思います。
ありもののデータをどんどん活用し、効率的に記帳しましょうというのが考え方です。

2.会計ソフトへの自動取込機能の誤った運用例

しかしながら、freeeを初めて利用した方の記帳データとかを閲覧すると、このような運用例をよく目にします。

①事業用の銀行口座やクレジットカードにプライベートのものが多く混じっている(もしくは事業用とプライベートで区別がない)。取り込んだデータからプライベートのものを除く作業が生じる。
②データを取り込んで記帳する一方で、手記帳や領収書画像からも記帳しており、二重となっている。

これらをやっちゃうと、二重記帳になったり、記帳が不効率になっちゃいます。メリットを享受できません。

3.データ取込が不効率にならないために注意すること

・事業とクレジットについては、事業用とプライベートで分ける。
・事業用とプライベートで分けられない口座やクレジットカードで、プライベートの経費がそれなりにあるのなら、データ取込はしない。
・どういう取引をデータ取込で記帳し、どういう取引は手作業登録するかの取引パターンの整理、取引パターンごとの記帳方法を確立する。

あたりでしょうか。

freeeやクラウド会計のデータを取り込んでの記帳は売りとされていますから、どんどん活用していきたいところですが、上記3で述べたような取引パターンの整理を行ったうえで、活用することが必要です。
きちっと整理したうえで、効率化のメリットを最大限の享受したいですね。


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