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私の読書ライフについて

 はじめまして。

 ツイッタ―で読書アカウントを立ち上げて早くも4か月が経過いたしました。

 読書以外にも、競馬や居酒屋巡り、ゆ〇ぼん関係までなんでもありの雑多なツイートをやってきておりますが、そろそろ読書についてのnoteも書いていってもよい時期なのかなと思いながら、思い立ったが吉日で書いてみようと思います。

 しかし、noteに読書関連って何を書いて良いのやらとなりつつ、初っ端なので、私の読書ライフについて語ってみたいなと思います。

①私の読書のきっかけ

 私が読書の世界に踏み入れたきっかけはどこだっただろうかと思い返せば、ありきたりですが、『ハリーポッターと賢者の石』と出会ったことですね。

 当時好きな女優さんが愛読しているという話を聞いて書店に行ったら,
たまたま『ハリーポッターと秘密の部屋』が発売された日だったというのもあり、思い切って賢者の石と秘密の部屋の2冊を買って帰ったのが私の読書の入り口だったと思います。

 それまで、小説という小説を途中まで読んでは挫折をしていた私でしたので買って帰ったものの分厚い本を読めるのか不安でしたが、それは杞憂に終わりました。

 ハリーたちのいる世界や冒険を想像することの楽しさ、読み進めていくワクワク感、1巻分を読み終えたときの達成感と読み終わる寂しさ。

 今思えば読書でしか味わえない楽しさというのが、ハリーポッターシリーズには詰まっていたなと思います。

 ただ、ハリーポッターで読書をするということの楽しさを体験したものの、私が読む本というのはハリーポッター以外にはなく、また、ネットなどがそこまで普及していた時代でもなく、周りに読書をする友達がいなかった私には、書店で並んでいる本から自分自身の読みたい本を見つける能力がなく、そこから続く本を見つけられず、結局、読書を続けるということができませんでした。

②ある日突然目覚めた読書ライフ

 ハリーポッターシリーズ以外に読めるものがなかった私は、読書を趣味とは言えず、お世辞にも読書を生活に取り入れているとは言い難い状況でした。

 大学に入学するまでに読んだ本もハリーポッターシリーズ以外だと『赤毛のアン』くらいじゃないかと思います。もしかしたら数冊は読んだかもしれませんが、私の記憶にはないくらい読書した記憶はないです。

 そんなある日、店頭に並んでいた1冊の本に巡り合います。

 それがこちら
 

 はい、かの有名な東野圭吾先生の加賀恭一郎シリーズ『赤い指』でございます。

 この作品がなんで私のツボをついたのかはさっぱりわかりません。

 ただ、読んでいて、犯罪を隠そうとする登場人物の隠ぺいをあっさり見抜いていく刑事の推理のテンポよさなどが心地よくて、すごく読みやすくて楽しかったというのは覚えていて、それから、しばらく東野圭吾作品を読み漁ったのは言うまでもありません。

 そこから、ミステリーにはまり、社会派の宮部みゆき先生、日常の謎で現在バリバリ有名になっている米澤穂信先生の作品など、ミステリーを中心によみ漁るようになりました。

 このミステリーばかりを漁って読むという行為が私の読書ライフの出発点だったなと思います。

 そこから、毎月、何冊か読書をするようになり、今では肌身離さず何らかの本や電子書籍を持ち歩くということを自然に行っているという状況です。

 もうかれこれ20年はそういう生活をしているので、読書というのは私の生活の中にある一部になっているなと思います。

③なぜ読書を続けているのか

 では、なぜ今も読書を続けているのか。

 私は別に20年間無理やり続けようとして読書を続けているわけではないですし、読書を高尚な趣味として他人に自慢するために読んでいるものではないということは先にお伝えします。

 もちろん、読書をしていて気づきがあったり、まだ駆け出しの新人作家さんの作品を面白く読めたらわたしも少なからず優越感には浸りたくなることもありますが、そんな理由で読書を続けているというわけではないということです。

 まず、私が読書を続けているのはなぜか。

 身も蓋もないことを言えば、ただ楽しいからです。

 豊な教養を身に着けることができるとか、本でしか味わえない経験を身につけることができるとか、大層なことを言うつもりは全くありません。

 私が読んでいる本はほとんどが小説で、純文学やビジネス書ではなくエンターテイメントの部類が多いのもそのためです。

 作品の世界観であったり、文章の言い回しや登場人物の人間らしさカッコよさ可愛らしさなどなど、楽しく読めるすべての要素を楽しんでおります。

 もちろん、楽しいので作品に没頭して普段の嫌なことなどを忘れられるというのもあります。

 楽しさと本の世界に没頭できるという現実逃避感、読み終えた後の達成感。これを味わうために読書をしていると言っても過言ではないと思います。

 読書を続けることに何の意味があるのかわからないですが、本を読んで泣いたり笑ったり、時には面白く、時には退屈だと思うこともありますが、活字で書かれた本を読むという行為はまさに「出会い」そのものではないかと思います。

 その本を通じての作者との出会いであったり、本の中の登場人物、あるいは本そのものという場合もあるかもしれませんが、自分自身の中での出会いであり、決して傷つくことのない出会いがそこにはあります。

④本を読むべきかどうか

 映画であったり、テレビであったりあるいはゲームであったり、或いはユーチューブ動画であったり、選べる娯楽や趣味、あるいは学べる場所というのはたくさんあります。

 手軽にたくさんの趣味を選んで楽しめる今の世の中で、本を読むべきかどうかということについては、私は、読むべきだと思いません。

 また、別に読まないから軽蔑することもないですし、たくさん読んだからどうした?というタイプですので、読むべきかどうかは、興味があるかどうかということによると思ってます。

 考えてみてください、面白くもない、得たいスキルもない、悩みもない、何なら興味もないのに本を読んで、何が楽しいの?と思うんです。

 何らかのきっかけで読んだ本が面白くて、読書にはまったでよいと思っていて、本を読んだら偉くなれるんだとか、本を読む人の方が賢いなどというマウントを取る必要はないと思います。

 ただ、こういう人は本を読んだ方が良いだろうなぁと思う人はいます。

 それは

「日常生活で悩みを抱えている方」

 です。

 そういう方は、是非、本屋さんに行って、ビジネス書コーナーや新刊のコーナー、ライトノベルコーナーでも行って、本のタイトルを眺めてみるべきだと思っています。

 悩みはあるものの、親しい人になかなか悩みを打ち明けられなかったり、仕事で失敗して落ち込んで自分はダメな奴なんだと思っていても誰にも相談できずにしんどいなと思っているときってあるだろうなと思うのですが、そういう時に、本棚を眺めていると、何が触れたのか、自分に心に引っかかるタイトルてっていうのが不思議と見つかったりします。

 そういう本を手にして購入して読んでみるというが、あなたにとってのその本の読み頃だということですかね。

 なかなかしんどい精神状態に選んで読んだ本ってなぜか、心に響いたり面白かったりする本が多いんですよね。

⑤最後に、これから読書を始める方に

 このnoteの記事を読んでいただいた方は、普段読書をしている方ばかりだと思いつつ、普段は本を読まないという方も読書をするというきっかけになってくれると嬉しいなと思いながら、そういう少ない方に一言。

 本は読んだ数ではなく、心に響いた数だ

 読書を続けていくと、私は年間〇百冊読んでいるとか、人生で〇千冊読んでいるとか、あるいは、そんな作家を読でるのは読書ではない(こういう人は相当失礼ですので無視しましょ)とか言ってくる人に出くわします。

 今日から読書を始めたとして、読む1冊1冊ずつと真摯に向き合えば、何年後、何十年後には本棚に入りきらないほどの本になっていると思います。

 なので、読んだ本の数なんか気にする必要はありません。まして、読んだ作家さんをバカにする人も中には出てきますが、それをバカにするお前がアホなんだと心のなかで思っていれば十分です。

 それに読んだ本の数を数えて得れるものは、本棚を眺めて「おっ、だいぶ読んだな?」と満足感に浸ることができる程度です。

 そんな満足感よりも、ビジネス書でも小説でも、ライトノベルでもあるいは漫画でも大丈夫です、その1冊からあなたの心に響いたもの、ああ、読んでよかったなと思えるものそういうものを増やしていってほしいなと思います。

 私の読書に対する考え方や読書を始めてみたいなと思う方へのアドバイスみたいなものを書いてみましたが、少しでも本屋さんで本を手に取るきっかけになってくれれば私がこれを書いた意味があったなと思い、うれしく思います。

 

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