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MDで最近使ってる3軸リブロマンサー


1枚初動が8枚になりました。

12月制限以降で組み直したあとDC1stで使っていた1枚初動型の【リブロマンサー】デッキの備忘録です。
【リブロマンサー】デッキとしてはテーマカードの採用枚数が少なめですが、素引きがアドになる構築になったのでこれは【リブロマンサー】でいいと思っています。やっぱ2枚初動より1枚初動やね。
記事タイトルの画像は上振れなので悪しからず。

デッキレシピ

最終構築がこの形なので、記事の内の動画と多少違うのはご了承ください。
↓にもデッキレシピは置いておきます。

このデッキは何をするデッキなのか

【リブロマンサー】はテーマ内で1枚初動がない2枚初動なので、1枚初動で動ける構築を模索した結果のデッキです。
基本はレベル3モンスターを2体並べて「M.X‐セイバー インヴォーカー」から始まり、最終的に「リブロマンサー・G ボーイ」と儀式モンスターの「ローガーディアン」を手札に集めて【リブロマンサー】の展開をしていきます。
イゾルデのサーチが「ローガーディアン」なのは私の趣味です。
戦士族儀式モンスターでレベル6以上なら何でも良かった。
通常と上振れの展開例を動画に、基本展開の手順を文字にして置いときます。
実際の対戦は一番下に置いてあります。

展開手順 NS:通常召喚 SS:特殊召喚
基本展開(転生炎獣ガゼル1枚)
転生炎獣ガゼルNS→デッキから転生炎獣スピニーを墓地に落とす。
墓地のスピニー効果で自身をSS。
ガゼル、スピニー2体でMX.セイバーインヴォーカーをX召喚。
インヴォーカー効果で素材を1つ外して効果発動→H・Cモーニングスターをリクルート。
モーニングスター効果発動→ヒロイックコールをサーチ。
モーニングスターとインヴォーカーの2体で聖騎士の追想イゾルデをL召喚。
イゾルデ効果→ローガーディアンをサーチ。
イゾルデ起動効果→デッキから御巫の水舞踏を墓地に送り、焔聖騎士リナルドをリクルート。
リナルド効果発動→墓地の水舞踏を手札に回収。
水舞踏を発動→リナルドに装備する。
水舞踏の効果発動→リナルドを手札に戻し、剣の御巫ハレをリクルート。
ハレ効果→御巫舞踊-迷わし鳥をサーチ。
迷わし鳥を発動→ハレに装備。
手札のリナルド効果を発動→チューナーとしてSS。
リナルドとハレの2体でルイキューピッドをS召喚。
※この時、Exモンスターゾーンの真下に置くようにすること。
手札からヒロイックコールを発動→墓地からモーニングスターをSS。
イゾルデともモーニングスターの2体でリプロドクスをL召喚。
※この時、ルイキューピッドの真上に置くようにすること。
リプロドクス効果→種族を変更→サイキック族を指定。
墓地の迷わし鳥効果発動→ハレを蘇生し迷わし鳥を装備。
サイキック族になったルイキューピッドとハレの2体でPANKJAMドラゴンドライブをS召喚。
ルイキューピッド効果C1→ドラゴンドライブ効果C2
C2ドラゴンドライブ効果→リブロマンサー Gボーイをサーチ。
C1ルイキューピッド効果→ネメシスコリドーをサーチ。
手札のGボーイ効果発動→ローガーディアンを見せてSS
Gボーイ効果→リブロマンサーオリジンをサーチ
オリジン効果発動→デッキからリブロマンサーライジングをセット
ライジング発動→発動時効果でリブロマンサーファイアをサーチ。
手札のファイア効果発動→ローガーディアンを見せてSS。
ファイア効果→リブロマンサーデスブローカーをサーチ。
ファイアとGボーイ、リプロドクス、ドラゴンドライブの4体で召命の神弓アポロウーサをL召喚。
ライジング効果発動→手札のローガーディアンをコストにデスブローカーを儀式召喚。
デスブローカー効果発動→デッキからリブロマンサーインターフェアをセット。
手札からネメシスコリドー効果発動→除外されているハレをデッキに戻してSS。
SSされたコリドーをリリースして超雷竜サンダードラゴンをSS。
盤面:4ウーサ+デスブローカー(インターフェア)+超雷、リブロマンサーライジングとオリジンの合計5妨害+サーチ不可。

構築のポイント

採用したカードの話

サークルガゼルが無制限でマイニングが準制の時代らしい
  • ランク3を出すのに選ばれたのは【転生炎獣】でした。
    1枚からランク3を立てるのには多くの候補がある中で今回は【転生炎獣】のガゼル+スピニーを採用しました。
    今更ですが「転生炎獣ガゼル」は無制限になっており、そこへサーチが可能なテーマ内魔法である「転生炎獣の炎陣」で計6枚に加えて「サイバネット・マイニング」により+2枚となり1枚初動が8枚確保できます。またガゼル+炎陣を同時に引いた場合は、ガゼル召喚→炎陣でスピニーをサーチすることで適当なうらら等を貫通できるのが魅力です。
    そしてマイニングのサーチ先は「リブロマンサー・ファイア」も対応しているため、上振れやリカバリーへ繋がる札をサイバース族共通の札を用意できることから【転生炎獣】を選びました。

トラッカーはチェーンを組みません
  • 出力しやすいレベル3
    レベル3モンスターが2体盤面に出すことが目標となるため、通常召喚以外の方法で出すことができるカードをいくつか採用することで「無限泡影」や「灰流うらら」の妨害を貫通する手数を採用したいと考えていました。
    それを満たすカードとして採用されたのが以下の2枚です。
    ‐サイコトラッカー
    ‐緊急テレポート
    トラッカーはフィールドにレベル3モンスターが存在するときに手札から出せるサイキック族のレベル3モンスターです。
    単純に素引きだけの活用が主ですが、このデッキの展開は「ルイ・キューピッド」の守備力600のサーチ先の1つとして「サイコトラッカー」を用意できるため、本来のサーチ先の「ネメシス・コリドー」を素引きした場合のサーチ先になり、盤面にモンスターを増やすことできるため「I:Pマスカレーナ」や4素材の「召命の神弓アポロウ―サ」を出しやすくなります。
    「緊急テレポート」は当然ながら前述したトラッカーをリクルートすることも可能ですが、「リブロマンサ―・G ボーイ」も対応しているため、緊テレは【リブロマンサ―】カードへのアクセスカードにもなります。
    この【リブロマンサー】側の優秀な種族との共通札を用意できるのもあり、緊テレとトラッカーの採用の決め手になりました。
    ちなみにこういったSS出来るカードと「灰流うらら」で無理やりランク3で展開も出来なくないです。

このデッキの素引きが強いカードたち
  • リブロマンサーの素引き(上振れ)
    基本的にはファイアやGボーイに繋がる札が上振れとなります。
    動きとしては手札に【リブロマンサー】カード及び儀式モンスターを引けない状態でG ボーイだけ手札にある場合に、1枚初動のガゼルがあれば、展開手順で書いていた「リブロマンサー・G ボーイ」をサーチする手順を省けるため、1妨害増やすことが可能となります。
    要は「P.U.N.K.JAMドラゴンドライブ」を「ヴァレルロード・S・ドラゴン」に置き換えることが可能となるわけです。
    G ボーイやファイア、ライジング、オリジン、緊急テレポート、サイバネットマイニングなどを1枚初動となるガゼルorサークルを同時に引くことで成り立ちます。
    その他にも、罠の素引きは展開が通ればそのまま+1妨害、エージェントなど単純に盤面に出せるモンスターが増えれば、「I:Pマスカレーナ」を出せるなどの上振れを起こすことが可能です。
    オリジンに関しては通常のドラゴンドライブによるサーチでGボーイを持ってくる手順を踏めば、オリジンでセットするカードをライジングではなく罠にすることで罠を2種構えることもできるが、サベージが出せなくなります。気分や相手のスリーブと第六感で変えてください。

デッキの長所と短所

長所
最大の強みは罠を構える関係で、「冥王結界破」や「禁じられた一滴」で0妨害にならないというところです。
また【リブロマンサー】罠は妨害に加えてリソースを回復してくれる効果を内蔵しているため、ターン3でリーサルの準備がしやすいのも良い所です。
ただし【壊獣】などのリリースで除去されると罠が機能しなくなるのは注意点です。
展開手順の関係で【深淵の獣】を踏むことがなく、墓地に光が落ちる前に基本的にアポロウーサが盤面にいるため、サベージの効果の通しやすいです。
上振れするのは簡単ではありますが、最低限の展開でも4ウーサ+超雷+なんでも無効の罠と最低限の盤面強度はしていると思います。

短所
デッキの弱い所としては、魔法を軸に手数を出されると弱いというところ。このデッキの出せる最大出力でようやく太刀打ちできるレベルになります。
また素引きすると基本的に無理な組み合わせが存在するため、やっぱ事故率を完全に抑えることは出来ないです。
具体的には装備魔法の2種、「御巫の水舞踏」「御巫舞踊-迷わし鳥」を同時に引くことと、「焔聖騎士リナルド」と「キリビ・レディ」を同時に引く事故は基本的に動けなくなると思っていいです。たまに誤魔化すことはできますが。
他にはロングゲームが苦手なため、展開後のトップ捲りは現状弱いため、キッチリ先行ならターン3でゲームエンドまで運べないと負けやすいです。
展開系デッキお約束の「増殖するG」には弱いです。「リブロマンサー・G ボーイ」からデスブローカーエンドなら2ドローで罠を構えられますが、それが限界とも言えます。

デッキの使用感と改善点に関して

主に12月DC1stで使用していた感想になります。
Lv19まではこのデッキで回ってました。Lv16からLv15に1度降格しましたが、それ以降は基本的に降格なしで上がっていきました。
大雑把な感想としては先行事故は片手に収まるぐらいで、超雷が良く機能していたことに加えて、【リブロマンサー】が妨害するとリソースが稼げる利点がキッチリと働いてターン3でのゲームエンドが簡単であったことから短期決戦を想定通りできました。

使用感に関して

  • 安定感
    1枚初動を8枚採用しているので、基本的に初動を握っている状況のほうが多かったです。
    2枚初動としてはSSできるレベル3があることで成り立つため、緊テレやリブロマンサーの2枚初動+レベル3でも成り立つことから、本命のランク3に行く前に誘発を切らしに行く回し方があることで、それなりに安定した先行展開が行うことができていました。
    事故に関しては弱みにある「聖騎士の追走イゾルデ」に使用するギミックのカードを同時引きしたときに崩壊することが計2回ありました。1度目は完全に詰んでいた手札でしたが、手札に【リブロマンサー】の下級とSSできるカードが豊富にあることで盤面に出力をすることができるため、本来よりは弱いですが最低限妨害を作ることが可能になり、準2枚初動のような扱いがあることでリカバリーができる等の器用な安定性もありました。

  • 手札誘発対応力
    灰流うらら、無限泡影、エフェクトヴェーラー
    このデッキにおいては「転生炎獣ガゼル」の効果で吸わせて「転生炎獣炎陣」のサーチで「転生炎獣スピニー」を持ってくることで貫通することが多い。
    その他にも緊テレなどの素引きしたSSできるレベル3モンスターで貫通や、炎陣のサーチや「サイバネット・マイニング」での釣りやリカバリーなどもありました。
    個人的な感想ですが、炎陣サーチからガゼルを召喚すると9割がたガゼルに妨害を当ててくれました。
    「墓穴の指名者」などを使用せずとも動くことができることで、2手目の誘発に墓穴を当てることで致命的な妨害を阻止することで先行の強さに磨きがかかっていました。
    1度だけちゃんとインヴォーカーの着地まで待つ人がいたので、経験値の高いプレイヤーには効果は薄そうです。仮に【転生炎獣】デッキだとしてもガゼルからスピニーなら私でもランク3のミラージュスタリオに妨害当てるところまで待つので待たれやすいかもしれません。

    増殖するG
    このデッキの天敵です。展開系デッキ全般に言えることではありますが。
    基本的にG受けは弱いのですが【リブロマンサー】の最低限展開が若干の耐性があり、デスブローカーまで繋いで1妨害から2妨害を1~2ドローで構えることができるため、気休め程度ですが対抗策はあります。
    実践であった例としてはガゼル召喚効果C増Gに緊テレCでGボーイで罠握ってた時ですね。(1ドローで2妨害とリソース回収)

    幽鬼うさぎ、DDクロウ
    このデッキに刺さりやすい2種です。
    うさぎはシンプルに【リブロマンサー】がフィールド魔法による効果をメインとしてる部分があることと、イゾルデの①の効果に当たられるケースが多く、リカバリー札(上振れ札)が無ければ動けなくなるためかなり苦手なものになります。
    DDクロウはなんでも除外してくるため、スピニーの効果チェーンされることに弱いこと、墓地から蘇生が多いため複数回刺さる部分があるのも苦手とするところです。

    深淵の獣
    光闇限定のDDクロウとなりますが、このデッキはこっちのが対応が楽です。というのも終盤の展開に入るまで光と闇のモンスターが墓地に行かないことで、手順は意識する必要はありますがアポロウーサの着地まで発動を防ぐことができます。これによって相手が2種類の【深淵の獣】を握っていない限りはサベージの着地を確実に通せます。

    PSYフレームギア・γ
    怖いです。撃たれないことを祈りましょう。
    手数で盤面にレベル3をたくさん並べる以外貫通方法はないです。

    原始生命態ニビル
    【リブロマンサー】の下級につながるカード(上振れになる手札)の場合は二ビルを踏んでも最低限の展開が可能になります。
    というのもガゼル召喚からイゾルデ召喚までがちょうど5回になるため、イゾルデの効果でサーチで儀式モンスターまでは手札に持ってくることで展開をすることができます。その後罠1枚とヒロイックコールで墓地蘇生することで3ウーサぐらいは構えることができます。
    後攻であれば+600打点があればワンキルも可能です。
    実際に撃たれてからワンキルに持って行った試合も1つ動画に入れておきました。Dc1stでは合計6回ニビル貰っていますが、5回は勝ち切っています。

  • 制圧能力
    基本展開では魔法や罠に対して1無効のみの妨害になるため崩されやすいですが、それなりに上振れが起きやすいため、サベージもからめての妨害構えやすいことで強度は十分でした。
    そして何よりも「超雷龍サンダードラゴン」によるサーチ封じが多くのデッキに刺さっている雰囲気がありました。特に一定数出て来る【クシャトリラ】や【VS】のサーチを防ぎ先行は盤面完成した場合はほぼ負けることがありませんでした。
    あとDc1stで冥王結界破を撃たれることはありませんでした。

  • 後手まくり
    中途半端な盤面であれば、【リブロマンサー】の展開力を合わせれば手数で超えてワンキルする形による勝利が後攻の場合は多かったです。
    展開の関係上採用している御巫の水舞踏は後手素引きはまくり札になることや、普通に展開が通った場合に装備状態の「剣の御巫ハレ」で迷わし鳥で打点と除去を使えるため、【リブロマンサー】がない時の手数もあります。
    一方でランク3を立てて「No.49 秘鳥フォーチュンチュン」からダウナードアーゼウスに繋ぐ返しは決まっても返しに対応しきれないことが多かったです。
    後手が強いという話ではありませんが、ワンチャンスはあるというのが使ってみての感想です。


改善点に関して

まず改善したいのが後手の捲りプランなどのExデッキの採用カードの再検討。前述したとおりフォーチュンアーゼウスが決まり手になり辛いことで、勝ち筋が細い点は別のアプローチを検討する必要があるかもしれません。
後述しますが召喚権を使わずにランク3を作れる手段を採用すれば、フォーチュンアーゼからガゼルインヴォーカーという盤面の組み立てをすることができます。その場合はガゼルからの展開手段に別プランを検討した方がいいでしょう。
いっそのこと後手プランのカードを削り、ターン3以降にありがちなインヴォーカーを使用後の展開手段がないため、後手プランよりも【転生炎獣】での展開先を用意するのもありかもしれません。具体的には2週目のガゼル用に転生炎獣ファルコを採用することで、メイジアプデアクセスで4300の2回攻撃を用意することは出来そうです。
その他【リブロマンサー】側でランク3を立てる方法があるのですが、こちらは追加で儀式モンスターの「リブロマンサー・ファイアスターター」増やす必要が出るため、デッキの事故率を上げてでもリブロマンサー2枚初動からランク3の動きをしたい場合は採用した方がいいかもしれません。仮に採用した場合はマイニングからサーチできるため、儀式へのアクセス手段が増えるのは良い所です。加えてリブロマンサー展開or緊テレから召喚権を使わずにランク3へ繋げれるので後手を加味するとワンチャンありです。(アーゼウスでライジングが墓地に行くのが重いですが)

おわりに

1枚初動デッキとしては十分形になったことに加えて、【リブロマンサー】カードを素引きすることが嬉しいと思えるように構築できたこと、なにより普通に勝てるデッキになったのことで満足です。
カジュアル寄りにするならExの出力先の変更やメインの手札誘発などを【リブロマンサー】カードに差し替えるとよりテーマの色が強いデッキにもなりそうです。
ファイアやデスブローカー、ライジングが全てURですが、このデッキなら基本1枚ずつで良いので、興味がある方や「1枚だけ持ってるけど使い道がなーって」人にはちょっとおすすめです。
(まぁインヴォーカー+アラベスク+ヒロイックコールあたりがURでそこを重いと思う人もいるでしょうけど。)
あと最後にDC1stでの試合もいくつかピックアップしてほぼ無編集ですが動画として置いておきます。興味があればどうぞ。


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