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「Kindle化リクエスト」で電子書籍化を加速 リクエスト成功事例を紹介

2023年8月追記
2023年8月11日現在確認した所、Kindle化リクエストの機能はなくなったようです。
ご了承下さい。

自分はAmazonのヘビーユーザーで、電子書籍もKindleで購入しています。
Kindleは最初Kindle Paperwhiteで読んでいましたが、今では家での読書はKindle for PC上で読むスタイルになっています。

※本記事は2017年6月26日に筆者のWordPressサイトに投稿した記事をnoteに移行した内容となります。なお一部を加筆修正しています。

漫画については、アプリで1話無料で読んで気に入ったら購入、ということが最近ではスタンダードになっているので、電子書籍化されやすい分野です。

漫画に比べると小説や一般書、ビジネス書などは電子書籍化されることがまだ慎重な印象です。
公式戦で29連勝を達成した藤井聡太四段(当時)の活躍で注目が集まっている将棋界でも、定跡書を始め棋士の書いた本の出版数は多いですが、まだまだ電子書籍化が進んでいないように思います。

日本将棋連盟(前専務理事)青野照市九段の著「将棋界の不思議な仕組み プロ棋士という仕事」は、2016年12月に刊行されて直ぐにウィッシュリストに入れていたほど読みたい本でしたが、この本も当初は電子書籍化されておらず、単行本だけでの出版でした。


電子書籍化が進まない日本でもKindle化リクエストで趨勢を変えていく

以前は一般書やビジネス本、単行本や漫画も以前は電子書籍でなく普通に書店で買っていましたが、数年前から紙の本は買うのを止めました。

■「書店で」「目的の本を探す」「会計」「持ち帰る」という工程が重いと感じるようになったこと
■部屋が嵩張ること
■引越しするときに荷物になること
■折角買ったのに捨てると勿体ないこと
■本が経年劣化で傷むこと
■以前本屋で買っていたものをコンビニに寄ったときにまた買ってしまうことがあったこと(主に漫画での二度買い)
等がデメリット面の理由です。

一方電子書籍を購入するメリットとしては、以下が挙げられます。

■書店に行かなくてもサイトから1クリック購入できる
■紙の本より価格が少し安い
■クラウドやデバイスに入れることで邪魔にならない
■場所が関係なくどこでも読める
■ハイライト機能で気になる部分にマークを付けられる(ハイライト場所が自動でサマリー化されて一覧することも可能)
■以前読んでいた箇所を自動で保存している
■劣化しない
■紛失しない

上に挙げたようにKindle(電子書籍)のメリット面は非常に多くあります。
そこで、紙の本を買うのを止め、Kindleに一本化してこれまで紙の本で持っていたものでも電子書籍化されたらまた買い直したりしていました。

しかし電子書籍化(Kindle化)は日本ではまだ進んでいないのが現状です。
Amazon、出版社、取次、書店、著者、読者の全てが納得いく形でないと中々上手くいかないのかもしれません。

例えば、作家の村上春樹氏の著作もKindle化が非常に「され辛い」著者の一人だと思います。
2015年刊行の「職業としての小説家」もウィッシュリストに上がっていますが未だにKindle化されていません。
もしかしたらKindle化されないかもしれないので、もう少し待ってもKindle化されなければ紙の本で買うかもしれません。

今年出版された「騎士団長殺し」もKindle化されていません。(註:2021年現在では電子書籍化されています。)

Kindle化されていない本にKindle化を希望する場合はどうすればいいか

Amazonのカスタマーサービスに「Kindle化の要望を伝えるにはどうすればいいか」と問い合わせると、Amazonのサイトから「Kindle化リクエスト」というリンクから希望を伝えることが出来るという回答でした。

実際に、自分も「将棋界の不思議な仕組み プロ棋士という仕事」をKindle化リクエストして今回、Kindle化される事が出来ました。
初版(2016年10月19日)から約8ヶ月かかってKindle化されたことになります。

今回リクエストしてKindle化される事が実際に確認出来たため、電子書籍化を希望する本に対してはAmazonにリクエストを送るのが有効だと分かりました。

リクエスト方法をご存じない方のために、実際にAmazonの画面を使ってリクエストを送る方法を説明します。

AmazonでKindle化リクエストを行う方法

例として「騎士団長殺し」のKindle化をリクエストしてみます。

1.Amazonで検索等をして商品のページ(今回は例として書籍「騎士団長殺し」)を開きます。
商品ページの右下にリクエストリンクがあるので、ページを下にスクロールします。

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2.Kindle化リクエストという文字の下に「このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。」と書いてある部分を押します。

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3.ページが遷移して、リクエストが完了します。
リクエストは、Amazonから出版社に伝えられると書いてあります。

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Kindle化リクエストの注意点

なお、2017年現時点では、リクエスト書籍がKindle化された場合もメールでお知らせ通知が送られることはなく、手動で商品ページをチェックしていないとKindle化されたのかどうかが分かりません。
将来的には通知が来るようになるのかもしれませんが、現状では手動でチェックする必要がありますのでご注意ください。

終わりに

電子書籍化されていない本のKindle化を希望する場合、Amazonの商品ページからKindle化リクエストを送ることが出来ます。
Kindle化がされていない本はまだまだ多く、自分たちがこうして、リクエストを送り続けることがKindle化が進む力になると思います。
ぜひ皆さんもKindle化リクエストをAmazonに送られてみてはいかがでしょうか。

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