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ストV Red Bull Kumite London 2021 大会所感

ストリートファイターVの1dayトーナメント『Red Bull Kumite』が2021年5月23日夜半からロンドンで行われています。
配信先、大会所感などのメモ書きです。

特設サイト

日程・配信予定

■配信予定
Red Bull Kumite London

●5月22日(土)・23日(日)
英語本配信: 
https://www.twitch.tv/redbulljp
https://www.youtube.com/watch?v=_T8qXquCEcc

●5月23日(日)22:00〜
日本語配信:
https://www.twitch.tv/redbulljp
(出展:https://www.redbull.com/jp-ja/events/kumite-london)

※DAY1は『GUILTY GEAR -STRIVE-』、DAY2は『ストリートファイターV チャンピオンエディション』となります。

参加選手

招待選手15人と現地予選優勝者の1名を加えた全16選手が4グループに分かれて予選を行い優勝を争います。
日本からはときど選手、ボンちゃん選手、ガチくん選手、カワノ選手の4選手が参加しています。
(カッコ内は使用キャラ)

Aグループ
ときど(ユリアン)★招待選手 ※日本
Hurricane(キャミィ)★招待選手 ※イギリス
VegaPatch(ファン)★招待選手 ※スペイン
ボンちゃん(サガット, かりん)★招待選手 ※日本

Bグループ
Problem-X(ベガ, アレックス)★招待選手 ※イギリス
Takamura(豪鬼)★招待選手 ※ベルギー
Luffy(ミカ)★招待選手 ※フランス
Jones(ケン)★現地予選LCQ優勝者 ※イギリス

Cグループ
カワノ(コーリン)★招待選手 ※日本
SMUG(G, バイソン)★招待選手 ※アメリカ
Phenom(かりん, ネカリ)★招待選手 ※ノルウェー
Punk(かりん, コーリン)★招待選手 ※アメリカ

Dグループ
iDom(ララ, ポイズン)★招待選手 ※アメリカ
Mister Crimson(ダルシム)★招待選手 ※フランス
Boltstrike(バルログ)★招待選手 ※イギリス
ガチくん(ラシード)★招待選手 ※日本

組み合わせ表

大会結果

ベスト8進出

Hurricane
ボンちゃん
Takamura
Luffy
Phenom
Punk
iDom
Mister Crimson

トップ4進出

ボンちゃん(サガット、かりん)
iDom(ララ、ポイズン)
Luffy(ミカ)
Mister Crimson(ダルシム)

決勝進出

iDom(ララ、ポイズン)
Mister Crimson(ダルシム)

優勝

Mister Crimson(ダルシム)

最終順位

優勝 Mister Crimson
準優勝 iDom
3位タイ ボンちゃん、Luffy
5位タイ Takamura、Phenom、Hurricane、Punk

大会所感

ベスト4は日本の最後の砦ボンちゃん、アメリカのカプコンカップ覇者iDom、フランスの強豪LuffyとMister Crimsonが進出。

絶対王者iDomとダルシム使いのMister Crimsonが優勝決定戦に臨み、iDomの攻撃を凌いだMister Crimsonが優勝。

大会は、全体的にMister Crimsonに代表される守備の堅さと、iDomやLuffyのような速い攻めの展開に持ち込む選手が優勢なように見えた。

ときどユリアン、ガチくんラシードはいい所なく予選敗退。直近のアップデートが頻繁に実施された事で最早キャラのティアーの上下は関係なく、速い攻めと固い守りを両立し、攻めのルーティーンをループ出来たプレイヤーだけが上位進出をしている。

ときど選手はユリアンにキャラ替えをし、コントローラーもHitobox(レバーレスコントローラ)に変更した。日本国内ではほぼ無敵の存在だが、欧米の選手との選手権だと存在感が薄れてしまう。練習環境とはスピード感が違いすぎるのか、またはユリアンがまだフィットし切れていないのだろうか。

カワノコーリンは差し返しの精度と守りに回った時の固さを両立し欧米のプレイヤーのスピード感にかなり肉薄。初戦でPunkを倒す金星を上げたが、直対の差で惜しくも予選敗退。
カワノ選手は参加した日本人選手の中では一番可能性を感じさせた。

カワノ選手は日本と海外のプレイスタイルの差を指摘している。

ボンちゃんはレッドブル・アスリートとしても負けられない大会で、気合が乗った戦いを展開した。ほぼ全試合をサガットで通し、ベスト8で胴着系のTakamuraと当たったことも運が良かったが、iDomには敢え無く敗退。
普段からPunkのかりんと練習しているiDomに対して、サガット以外の手持ちカードがかりんでは、これ以上打つ手がなかった。
サガットである程度の結果を残した事は今後に繋がりそう。

決勝は予選から堅い守りを発揮していたMister Crimsonが、iDomの攻撃の上を行く対応力を発揮して優勝。
ダルシムでトーナメント優勝したことも驚きだが、欧州、アメリカのプレイヤーのレベルの高さを改めて感じた。

ストⅡが発祥した地の日本は他の地域よりプレイヤーのレベルが高いというのが通説だが、実際にはiDomやPunk、Phenom、Problem-X、優勝したMister Crimsonといった日本人選手の前に高い壁が存在している。

ダルシムについては、日本のYHC-餅選手など一部のプレイヤーだけが扱える職人キャラとして認識されており、団体戦では強いものの、ダルシム1キャラでトーナメントを勝ちぬくのはこれまで難しいとされていたが、それが覆された格好だ。
とはいえ招待選手メインの大会なので、今後同じ流れになるかどうかは分からない。

また、欧米のトップ選手のパッド使用率の高さも気になる。トップ4ではiDom、Luffy、Mister Crimsonは全員パッドユーザー。ボンちゃんのみアーケードコントローラを使用している。ベスト8進出のPunkもパッドユーザーだ。
日本人ではカワノ選手、ときど選手、ウメハラ選手などがHitoboxを使用しているが、プロ間では全体的にはアケコン勢が多いだろうか。
現状ではトッププレイヤー間ではパッドユーザーがやや多い印象を受ける。

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