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ひそかに期待!”異食”のダンジョンサバイバルRPG『屍喰らいの冒険メシ』

2021年後半から年明けにかけて、余り食指が動くゲームの発売がなかったのですが、そんな中で「食(メシ)」をテーマにした異色のサバイバルRPGが発売になります。それが、日本一ソフトウェアのサバイバルシミュレーションRPG『屍喰らいの冒険メシ』です。

新人冒険者向けと聞いて踏み入ったダンジョンで遭難してしまった冒険者たち。
飢えと乾きで極限状態の中、さまよい歩いて3日が過ぎた。
ふらつきながらもたどり着いた先で、冒険者たちは巨大なモンスターの死骸を発見する。
とても食べられるものには見えないが……背に腹は代えられない。
腐臭を放つ死骸の脚にかぶりつくと、想像を絶する味が口の中いっぱいに広がり、思わず気を失ってしまう……。ひとまず餓死の危機から脱した冒険者たちは、ダンジョンの出口の探索を開始する。
おいしいものに変なもの、なんでも食べて地上への生還を目指そう。
(出展:https://nippon1.jp/consumer/boukenmeshi/)

PV

公式

PV(第一弾)では、いまいちどういうゲーム性なのかよく分かりませんが、画面の感じとしては、PSBlogが一番分かりやすかったです。

タイトルを聞いただけでは何のゲームか全く検討が付かないこのゲームですが、ダンジョンでモンスターを倒すことで食材を入手し、調理してステータスを上げたりバフを付けることで冒険者キャラクターを強化し、ダンジョンの攻略を目指すゲームという事です。

ゲームの要素

以下はPSBlogの画像からゲームの要素として考えられるものを抜粋します。

パーティー
冒険出来るパーティーの人数は最大4人までのようだ。
画面上部に顔アイコンと、それぞれ体力、赤いアイコン(カロリー)と青いアイコン(水分)を示すゲージが表示されている。

キャラメイク外見・カラー選択
名前・性別・クラス・顔・髪(前後)・アクセサリ・身長

クラスには、槍使い、弓使い、魔法使いなどが確認出来た。

バトルシステム
キャラクターがスピード順に行動する、一般的なシミュレーション系RPGと同じシステム。

戦闘中も、カロリーや水分などのリソースを消費するのがこのゲームの特徴。
アクションごとにリソースを消費するため、消費量とアクションを考えて行動を決める必要がある。

モンスターの数値はATK・MAT・SPD・DEF・MDF・LUKなどの数値がある。ほかに異常耐性・属性耐性などの要素もあるようだ。

食材と食事
モンスターを倒すとモンスター毎に違う食材を入手する。
食材を食べる事でカロリー、水分を補給する。

食事後はキャラクターのステータスが一定時間強化されるバフが付く。
また、デバフ効果を持つ食材をモンスターに食べさせる事で、逆に敵の弱体化も狙えるシステムになっている。

冒険メシ
複数の食材を組み合わせると「冒険メシ」という料理を作成出来る。
冒険メシは、キャラステータスを上昇させる。
調理スキルが高いキャラは、より高いステータス上昇効果が付く料理を調理が可能になる。
冒険メシの種類としては、50種類以上ある模様。調理レシピの画像から、ミートシチュー、串焼き虫などが確認できた。

キャンプメニュー
キャラクターたちが焚き火の前で座っているキャンプメニューでは、以下のメニューが確認できた。

・出発する
・キャラクター
・インベントリ
・調理
・クラフト
・手帳
・システム

階層と探索日数、マップ
右上にダンジョンの階層と探索日数、右中央にダンジョンマップが表示されている。階層と探索日数の経過は、以下のような表示がされている。

1階層
1日目
00:11
探索中
61/98

発売前インプレ

個人的に、「キャンプがあるゲームはいいゲーム」という指針を持っており、「ウィザードリィ」「ダーケストダンジョン」「世界樹の迷宮」など、冒険中のメニューに「キャンプ」があるゲームは、大抵いいゲームである事が多い印象から、そのように考えています。

今作『屍喰らいの冒険メシ』も、冒険中のキャンプで様々な食材を調理することでダンジョンの攻略を目指すシステムになっており、密かな名作になるのでは、と注目しています。

キャラデザは『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』キャラデザなどの原田たけひと氏。
ややポップなキャライメージで、ゲーム性も「ダーケストダンジョン」をポップにした感じのゲームになる事を期待しています。

ゲームシステムとしては、探索、戦闘、料理の3つが重要になりそうです。
この3つの要素がありきたりだったり、つまらないと、ゲームとしてのクオリティがかなり下がってしまうので、独自性を出しながら上手くゲームシステムを練り上げて欲しいです。
特に、「メシの料理」についてはこのゲームのテーマになっているので、単にステータスやバフが付くといっただけでなく、本当においしそうな料理を調理している雰囲気を出して欲しいです。

この手のゲームでいうと、新・世界樹の迷宮2の公国直営料理店の運営と、食材を集めての料理メニュー開発が思い出されます。
また、直近では『天穂のサクナヒメ』の本格的なコメ造りのシステムが話題になりました。
ゲームではなく漫画ですが、ゲーム性から『ダンジョン飯』も連想されます。

インプレはいいですが、PVや画像を見た限りでは、まだ何とも言えないので、購入するかどうかは、もう少し詳しい情報が出てから判断したいところです。

プラットフォームと発売日

『屍喰らいの冒険メシ』の発売プラットフォームはNintendo Switchとプレイステーション4。
2022年1月27日(木)発売予定となっています。

各メディア記事

追記:体験版プレイ後

2022年6月16日時点で追記していますが、暫く前に体験版をプレイして、自分が思っていたようなゲームではなかったため、残念ながらプレイしておりません。

ダンジョンで飢えから逃れるためモンスターを食ってバフを付けるのがテーマのローグライクという意欲作でしたが、思っていたより大味なキャラモデリングやゲームシステムで、自分の好みではありませんでした。

デフォルメされた大きめのキャラを操り、見下ろし型の画面でダンジョンを進んでいく感じのゲームですが、マップは狭く単調。
視点が3種類からしか選べない等、どれも馴染めませんでした。
また、メニューやメッセージのフォントが独特で見辛く、プレイし辛い原因になっていました。

ダンジョンゲーにするなら、日本一ソフトウェア同社の「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」のような普通の3Dダンジョンをベースにした方が良かったと思います。

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