見出し画像

【本当は怖いブログ移転】ブログ移行がお勧めされない理由と移転で注意すべきコト(WordPressでは書けないブログ運営論#16)

ブログ移転は、ブログを運営した経験がある人は一度は考えたことがあると思います。
今回は「本当は怖いブログ移転」と題して、筆者が経験したブログ移転に関する様々な話題を書きます。

※本記事は有料でしたが、2023年12月17日から無料記事に移行しました。

StockSnapによるPixabayからの画像)


ブログ移転(移行、引越し)とは

ブログ移転は、今運営しているブログを別のブログシステム、或いはプラットフォームを変えることです。

例えば無料ブログAで運営しているブログを、別の無料ブログBに移し変える場合、Aの記事をそっくりBに移し変えることでブログ移転になります。
また無料ブログAの記事を公開したまま、別の無料ブログBを記事0の新規で始めるのも、ブログ移転に入ると思います。

■ブログ移転例
・ケース1)無料ブログからWordPressへの移転
はてなブログ⇒WordPress

・ケース2)WordPressから無料ブログへの移転
WordPress⇒はてなブログ

・ケース3)WordPressでレンタルサーバーを変える移転
WordPress⇒WordPress

・ケース4)無料ブログから別の無料ブログへの移転
FC2ブログ⇒LINEブログ

・ケース5)サービス終了した無料ブログから別の無料ブログへの移転
Yahoo!ブログ⇒gooブログ

検索エンジンの重複コンテンツペナルティ

ブログの記事の扱いをどうするかについても、人によって異なります。

・移転前のブログはそのまま記事を掲載し続け、移転後のブログで記事0の新規から始める

・移転前のブログを非公開にして移転後のブログに記事を移行する

記事については、検索エンジン(Google)側で同じ記事がネット上に複数あると、重複コンテンツペナルティ(コピーコンテンツとも)といって、検索結果表示に大きなペナルティが課せられます。
ブログ移転前の記事は非公開(削除)にするか、掲載する場合は移転後のブログは新規で始めるのが普通です。

ブログ移転の理由

ブログ移転をしようと思う理由は人それぞれです。
多いのは今のブログ環境に不満があり、それを解消したり環境を良くするためにブログ会社やプラットフォームを移転します。

■ブログで不満を覚える例

・表示速度が遅い
・投稿画面やUIが使いづらい
・画像をアップロードできる制限がある
・運営やサポートの内容に不満がある
・規約の制限が厳しい
・ブログ会社の広告が外せない
・ブログのデザインがダサい
・環境を変えて一からやり直したい
・周りのユーザーと上手くいっていない
・コメントやブックマークでの誹謗中傷
・Web広告やアフィリエイトが制限されている
・止むに止まれぬ事情(アカウントBANなど)

表示速度、デザイン、規約の制限からの解放、自由な広告表示、コメントコントロールのし易さなどから、移転先にWordPressを選ぶ人は多いです。

筆者は過去大きなブログ移転を二回経験しています。
1度目は、はてなブログ有料版(Pro)からWordPressへの移転です。
2度目は、WordPressから別のWordPressへの移転(レンタルサーバー間移転)です。

■移転理由

1度目の移転は、はてなブログで様々な不満があり別の環境でブログを続けたいという思いが強かったことや、記事数が多くなると移転作業が現実的に不可能になるのではという焦り、またWordPressを一度も使ったことがなかったので、WordPressに移転して使ってみたいということから移転に至りました。

はてなブログの編集画面でデザインの改善などもやり尽し、これ以上外観の工夫でできることはないと思ったこともあります。

2度目の移転は、レンタルサーバー(エックスサーバー)が人気サーバーで同居ブログが多くなり、表示速度が顕著に遅くなったため、純粋に表示速度を改善したいということで移転しました。

1度目の移転:はてなブログ有料版(Pro)からWordPressへ

以下ははてなブログ特有の内容が多く含まれますが、ほかの無料ブログでも参考になる内容があると思うので、そのまま掲載します。

2016年末から移行方法の調査を開始し、2017年1月に移行を実施しました。
その時の作業内容を書きとめた記事です。

筆者は当時インフラ系技術者をやっていましたが、WordPressに関しては全く知識がなく、本当にゼロから手探りで移転方法を調べていました。

2020年現在ではブログ移行代行サービスを使っての移行も普通

2020年の今では「ブログ移行代行サービス」があることを知っています。
はてなブログなどの無料ブログからWordPressへの移行を業者に作業委託して代行してもらうサービスが普通にあります
が、当時は移行作業の代行サービスがあるとは考えもしなかったので、自分一人でひたすら移行方法を調べたり、シミュレーションしていました。

移行代行サービスは、話題になってきたのは2018年か2019年ごろからだと記憶しているので、実際2017年当時にはまだメジャーではなかったと思います。

ブログ移転での問題

ブログの移転にあたり問題になるのは、幾つかあります。

1.ブログ移転先の決定
2.ドメインの扱い
3.パーマリンク形式の扱い(検索インデックスの維持)
4.画像の扱い
5.記事の移行と整形
6.WordPressテーマの選定
7.その他(レスポンシブ表示、型崩れなど)

1.ブログ移転先
WordPressにすることは決定していました。
WordPressを表示させる環境としてレンタルサーバーがありますが、レンタルサーバー会社は種類が沢山あります。

結局、当時一番人気で安定しているという評判のエックスサーバーを選びました。
プランは一番標準的なプランのX10です。

エックスサーバーはその後約3年使い続けることになりますが、問題も起きずいいレンタルサーバーでした。
ただ、2度目の移転時にはかなり表示速度が遅くなってきていました。

2.ドメインの扱い
移転前ははてなブログ有料版のProを使っており独自ドメイン化していたため、WordPress移転後もURLは変わらないと思っていました。
但しはてなブログ転送用にCNAME(DNSレコードに別名を定義する)を指定していたため、その部分は削除する必要がありました。

3.パーマリンク形式の扱い
自分のブログ移転の場合大きな問題がパーマリンク形式でした。
はてなブログ使用時には標準投稿形式で記事を投稿しており、この形式が

entry/yyyy/mm/dd/数字ID

という形式だったからです。
この形式の記事をエクスポート・WordPressインポートすると

entry/yyyy/mm/dd/yyyymmdd数字ID

という別のパーマリンクになり、これまでの検索インデックスされた記事と別のURLになります。
パーマリンクを変えてインポートすると別のURLになり検索エンジンから見ると別の記事になるため、これまでの検索インデックスはなくなります。

移行にあたっては、できるだけ検索エンジンの評価は維持したいと思っていました。また、移転前後で同じ独自ドメインのため恐らく維持できるだろうと思っていました。

話が戻りますが、検索インデックスを維持するためには同じパーマリンクでWordPressインポートする必要があるため、WordPressにインポートして編集画面でURLを整形し、元のパーマリンク形式として再度保存するという作業が必要でした。
(これらのインポートファイルの編集はテストサイトで実施)
現在はどうなっているか分かりませんが、2017年当時はこのような問題がありました。

また、この時は思いつきませんでしたが、パーマリンク形式をそれまでの日付形式から例えば/%postname%/形式に変えて301リダイレクトさせる、という方法も今思うと可能でしたが、当時は知識もなく同じパーマリンク形式を維持することで精一杯でした。

4.画像の扱い
はてなブログ使用時は、はてな側で用意している画像クラウドのはてなフォトライフに画像を入れていました。投稿画面からすぐ投稿できるためはてなブログとしては便利がいいですが、このままだとWordPress移転後も、はてなフォトライフに入れた画像を参照し続けることになります。

■移転前の画像参照
はてなブログ――画像参照→→→→→はてなフォトライフ

■移転後の画像参照
WordPress――画像参照→→→→→はてなフォトライフ

せっかくはてなから離れるというのにはてなのサービスを使い続けるのは抵抗があったので、移転調査の段階から、はてなフォトライフをやめて別の画像クラウドサービスに画像を移行する作業を行いました。

新たな画像クラウドはGoogleフォトとしました。はてなブログからGoogleフォトも簡単に利用出来たためです。
手作業でこれまでの投稿画像を全てはてなフォトライフからGoogleフォトに移し変えました。

テスト用のドメインを契約し、練習がてらエックスサーバーでWordPressのテストサイトを非公開にして作り、はてなブログで使っていたGoogleフォトの表示コードでそのまま画像表示できることも確認しました。
手作業での画像移行は面倒でしたが、これで画像の問題は解決しました。

※この時は問題が出ると思っていませんでしたが、2020年現在画像表示プラグインのPhoto Express for Googleが使えなくなっており、Googleフォトの画像を全てレンタルサーバーに移し変える作業が発生しています。

5.記事の移行と整形
無料ブログでは自システムのために様々な独自のシステム調整を行っており、WordPressに記事インポートできるとはいえ、変更が必要な箇所があります。

はてなブログの記事移行の際も、見出しがh3が最上位のため、h2に変更したり、はてなブログカードやはてな記法が書いてある箇所を削除したり、といったことが必要でした。

記事をエクスポート出力したファイルを直接編集して、これらの編集作業を行い、テストサイトにインポートして修正をチェックしたり、といったことでエクスポートファイルを本番サイトにインポートできるよう整形します。
h3からh2などは一括置換を使えばそれほど面倒な作業ではありませんが、全記事をチェックするので、やはり時間と根気が必要です。

6.WordPressテーマの選定
上に書いたようにテストサイトを作って作業していましたが、これは一発移行しようとして失敗したためでした。

一度目の移行作業でhostsを使った移行作業の方法をWordPressでできることを知らなかったために、WordPressダッシュボードに接続できない、スマホをレスポンシブ表示できない、画像が表示されないものがあるなど、不具合が相次いでいました。

一旦はてなブログを継続させ、WordPress移行はテストサイトを作って検証が必要だと思い、そこからはテストサイトで記事の整形と検証を行ってから移転を行う計画にシフトしました。

スマホをレスポンシブ表示できない件はテーマの選定に問題があると分かり、当時WordPressテーマで人気のあった日本語無料テーマのSimplicity2を採用しました。
2020年現在はCocoonが人気ですが、その前身のテーマがSimplicity2です。

テーマによって、機能性にかなり差があると分かったのも、移行で試行錯誤したからです。
自分が試した中では本当にレスポンシブ表示(スマホも含めた複数のデバイスで表示させること)が上手くいかないテーマもあり、「プラグインでレスポンシブ可能かどうか試す」など、今では考えられないようなことも試していました。
Simplicity2という人気テーマを使うことで、Simplicity2に関する参考記事が沢山あったため、移行作業はかなり目途が立ってきました。

7.その他(レスポンシブ表示、型崩れなど)
レスポンシブは上に書いたようにテーマ選定で解決しました。
型崩れはかなり悩まされました。
特にdivタグを使っている場合に多発し、一つ一つインポート記事を修正→テストサイトで確認を繰り返して修正しました。

Amazonリンクツールは、商品リンクを表示するツールで当時Amazletを使っていました(2020年現在はサービス終了)が、Amazletも型崩れするものがありました。
結局テーマ依存の可能性が高く、Simplicity2を使ってからは型崩れが発生しなくなりました。

ほかにも、ニコニコやYouTubeなどの動画埋め込みも、はてなブログとWordPressでは使うタグが異なるため、はてなブログのままだと上手く表示できませんでした。
動画埋め込みをしている箇所のタグの書き方を変更することで、表示させることができました。

移転にかかった作業日数

実際にWordPress移転にかかった日数としては、2016年12月から2月11日の移行まで約二ヶ月かかった計算になります。
手作業の画像の移行ウェイトも大きいですが、今では考えられないほど期間がかかっています。

WordPressへの理解不足からくる調査時間、移転の経験不足からくる無駄な作業や時間、はてなブログの独自仕様からくる変更箇所の多さなどが原因です。

■2016年12月
・Googleフォトへの画像移行(約2週間)

■2017年1月
・WordPressへの移転方法の調査
・作業項目の洗い出し

■2017年1月29日
・一度目の移転作業をするが失敗

■2017年2月1日~2月9日
・エラー箇所の調査
・記事の整形
・テストサイトでの表示チェックなど
・作業項目の再洗い出し

■2017年2月10日
・レンタルサーバー側に最終確認など

■2017年2月11日
・移転作業実施
・WordPressブログ開始
・はてなブログ全記事削除(コピーコンテンツペナルティ対応)

移転で大変だった作業と安定した要因

自分の移転作業は主に4つのフェーズに分かれると思いますが、記事の量が比例して増える作業が地味に大変でした。

特に画像移行は2週間もかかっており、はてなブログ独自仕様からくる箇所の変更とチェック作業も、当時560以上の記事があったため、確認だけでも大変な作業量でした。
全てツールではなく手作業で行っており、今やれ、といわれても、恐らく無理だと思います。

・はてなフォトライフからGoogleフォトへの画像移行
・はてなブログ独自仕様からくる箇所の変更、記事の整形など
・WordPressテストサイトの構築とチェック
・WordPress本番サイトの構築と整形した記事のインポート

お勧めのテーマがSimplicity2だと分かってからは、レスポンシブや諸々の問題に解決の目途が立ち、移転作業が軌道に乗りました。
2020年現在では、WordPressに移行するなら無料人気テーマのCocoonがお勧めです。

あとは、一時的にドメインを取得して、テストサイトを作って、そこで記事の整形とチェックをして本番環境に移行する、という計画を思いついてからは、テストサイトで徹底的にエラーを潰すことができたので、作業は安定しました。

今だと、実ドメインを取らなくても、仮想環境をPCに作って仮想環境内部でWordPressをインストールしたり、といったことでもテストサイトが作れると思いますが、実環境でも仮想環境でも構わないので、WordPressテストサイトを作って、一度そこでインポートした記事の表示を確認する、という方法が有効だと思います。

2度目の移転:WordPress(エックスサーバー)からWordPress(ConoHa WING)へ

2度目の移転は2019年11月に行いました。

3年使い続けたエックスサーバーですが、ほぼ更新しておらず放置状態でしたが、2019年にブログ復帰を決めて速度が遅いことが気になり、そこからまずレンタルサーバーの移転先を調査しました。

移転に至るまでとレンタルサーバーの調査については以下の記事に書いています。

ここでテストサイトを作ってみて、ConoHa WINGに移転先を決定。

その後、プラグインのAll-in-One WP Migrationを使い、二日半の間ダウンタイムゼロでブログ移転を行いました。
移転といっても、丸ごとバックアップした物を別のレンタルサーバー上で復元するという作業に近いです。

以下は、レンタルサーバー間の移転の作業内容を全て書いた記事です。
レンタルサーバー間移転については、移転前後のPHPやDNSレコードの変更、All-in~を使ったバックアップと復元、画像の取得と復元の大きくは3つだけなので、それほど悩むところがなく余り書くことがありません。

詳しくは以下記事を参照ください。

All-in~を使ったのは、以前のように手動で移転するのはまず不可能だと思ったこと(型崩れの発生などチェックする箇所が多すぎる)です。

そこでレンタルサーバー会社が提供している移行ツールを使ってみたものの、動作しなかったため、プラグインのAll-in~がお勧めされていることを知り、始めて使ったものの簡単に移行ができました。
もしAll-in~が動作しなかったら、移行代行サービスを頼んでいたと思います。

レンタルサーバー間の移転の場合、無料ブログのような独自書式の変更がないこと、画像ファイルはFTPツールで簡単に取得や転送ができること、実質的な復元ツールであるAll-in~といったプラグインがあることなどから、短期間で非常に簡単に移転が完了したと思います。

ブログ移行がお勧めされない理由とは

無料ブログからWordPressへの移行には、2020年現在は移行代行サービスがあるとはいえ、パーマリンク形式の違い、検索インデックス評価の維持、画像ファイルの移行など、乗り越えなければいけない問題があります。

無料ブログからWordPressへの移行でドメインが変わる場合は、それまでの検索エンジンのインデックスが変わるため、検索評価が0からやり直しになります。

移転前(無料ブログドメインのサブドメイン形式)
○○○.hatenablog.com

移転後(WordPressのため独自ドメイン必須)
original-domain.jp

検索インデックスの初期化

移転前後で同じ独自ドメインの場合も、それまでドメイン権威のある無料ブログドメインに転送されていた状態から、完全にオリジナルドメインの参照だけに変わるため、影響がないとは言い切れません。

検索評価や、今現在抱えている読者ユーザーを手放すことを考えると、決して移転がお勧めできることとはいえません。

移転後のアクセスはどうなったか

はてなブログからWordPress移転後のアクセス数は半分以下に

自分の場合、1度目の移転(はてなブログ⇒WordPress)後のアクセスは、移転前に比べると、半分から1/3程度まで下がりました。

これはある程度予想していたので、それほどショックはありませんでしたが、投稿のモチベーションも減り、約2年更新しない期間がありました。
移転前後で同じ独自ドメインでURLが変わらないケースとはいえ、ここまで減るのだという印象でした。

はてなブログ⇒WordPress移転後に「site:ドメイン」コマンドで確認すると、移転前後でほとんどインデックスされているページ数は変わりませんでした。

またこの時は、ドメインパワーを計測するという考えがなかったので、ドメインがどの程度変動したのか、計測しておけば良かったと思います。

レンタルサーバー間の移転ではアクセス数は一次的に減るも変化なし

2度目の移転(エックスサーバー⇒ConoHa WING)は、一次的に大きくアクセス数が減りましたが、暫くして元に戻りました。

これは、レンタルサーバー移転のタイミングで、ブログタイトルも変更したことが大きいです。
ブログタイトルの変更も、内部リンクやバックリンクなどに与える影響があるため、ないとは言えませんが、結局のところ減ったアクセス数は元の値にまで戻りました。

ただ、移転によるアクセスの増減は人によるとは思います。
移転後でもアクセスを維持している人や上向いた人もいれば、自分のように下がった人もいます。

いきなり移転せずまずはWordPressブログを新規で始めてみる

無料ブログに不満がありWordPressへ移行を考えている人も多いと思いますが、このnoteで記したように、多くの検討事項や、変更箇所、移転リスクがあります。

自分は、無料ブログからWordPressに移転したものの、無料ブログからWordPressへの移転はリスクが大きいので辞めた方がいいという考えです。
実際、移転後もアクセス減少や無料ブログからのユーザー離れで後悔している人も多いと思います。

無料ブログに不満があり移転を考えている場合も、無料ブログの記事は維持したまま、まずWordPressブログを新規で作ってみて、無料ブログとWordPressを並行で運用したほうがいいと思っています。
その際は、無料ブログも独自ドメイン化して運用します。

逆説的ですが、WordPress移転にはWordPressの知識が欠かせないため、WordPressを運用しながらWordPress移転のために知識を付けることが有効です。

先日のnoteで記したように、WordPressのアップデートで日時形式のパーマリンクは非表示になるため、無料ブログでも日時形式で投稿はせず、/%postname%/形式での投稿をすべきでしょう。

WordPressブログが軌道に乗って独り立ちできそうになったら、本格的にWordPressブログに一本化し無料ブログの記事もWordPressに移行します。
(その際はコピーコンテンツペナルティに抵触しないように対応します。)
または、無料ブログとWordPressでドメインを別にし、並行運用を続けるのもいいかもしれません。

移転作業を代行業者に依頼する

また、自分の手で移行するには、考えるべき要素や必要な知識、やらなければならない作業が多いため、WordPress構築のプロに料金を支払って移行作業を依頼するのも一つの手でしょう。
少なくとも自分で行うよりは、致命的なミスをする確率はかなり下げられます。
但し、料金がかかる点と、代行業者にIDやパスワードを渡す必要がある点には留意すべきです。移転作業後は少なくともパスワードを変更しておくといいでしょう。
移行作業の依頼先は、「wordpress 移行 代行 業者」等で検索して代行業者に自分で交渉する事になります。詳しく経験談を書いているブログもあるので、そちらを見るといいと思います。

まとめ

以上、内容をまとめておきます。

・無料ブログから別のブログやWordPressへの移転は、様々なリスクや、移転作業の難しさをはらんでいる
・無料ブログは様々な独自のシステムから、WordPressへの単純な記事移行はできない
・無料ブログで画像を使っている場合、画像の移行は地味だがかなり重い作業になる
・無料ブログからWordPressへの移転は、検索評価の維持の難しさ、アクセス減少、ユーザー離れなどリスクが大きい
・WordPressの知識がある程度ないと移転作業をミスなくすることは難しい
・まずWordPressブログを新規で作り、無料ブログとWordPressを並行で運用するのが最もリスクが低い
・移行作業は、自分で無理して作業するよりも、プロの業者に代行依頼する方がミスが少なく確実

終わりに

いきなり無料ブログからWordPressに移転するのはリスクが高い行動です。
ブログ移転は慎重に決断したほうがいいでしょう。

WordPressブログの作り方はこちら

以下のマガジンでWordPressブログの作り方を解説しています。
2020年現在は全て無料で公開中です。

WordPressガイドブックの紹介

自分がWordPressを始めるときに買って読んだ本を紹介します。
WordPressを開始するための基本的な知識が得られると思います。
自分が読んだ時のバージョンは4.x対応版ですが、読まれる際は最新バージョンに対応した本を買ったほうがいいです。

本の内容
・WordPressの概要 メリット・デメリット
・独自ドメイン取得方法
・レンタルサーバーの選択
・WordPress設置方法
・WordPress基本操作 初期設定
・プラグイン初期設定
・記事投稿操作 エディター操作
・画像設定 アイキャッチ画像設定
・スマホ投稿
・固定ページ作成
・ウィジェット メニュー ソーシャルリンク設定
・テーマ CSS カスタマイズ
・フォント指定 配色指定
・タイトルロゴ画像作成
・アクセス解析 SEO対策
・Ping RSS設定
・SNS連携設定
・コメント機能設定
・Web広告
・WordPress運用(バックアップ セキュリティ対策)

シリーズ一覧


いつもお読みくださり有難うございます!サポートいただければ励みになります!