見出し画像

「どっちが楽しいか」で決めなさい by 金子シャロン


宇宙兄弟 より
※引用した画像の著作権は各々の作者に帰属します。著作権法32条(引用)に則って掲示させていただいております。

決める事の大事さ、決め方の大事さ

人生において、仕事において、その他あらゆる局面で、決める事、意思決定の大事さを説くものは多々あると思います。
僕もそれが大事だと思っていますし、よく口にします。
でもこの名言のようにどう決めるのが大事なのかに触れているものは比べるとそれほど多くありません。
そして、こんなにワクワクするはなかなかないと思っています。

「しなければならないこと」

このシーンは漫画の中で、主人公のムッタが一つの「しなければならないこと」に追い詰められた時、恩師である金子シャロン博士の言葉を思い出している場面になります。
「しなければならないこと」は同じ宇宙飛行士の志を持つ5人の中から5人全員合意で2名の候補者を選出するという事です。
2週間、閉鎖空間で生活をともにし、チームとなり始めているメンバーの中で、絶対自分も選出されたい5人が誰か2人を選ぶ、逆にいうと誰か3人を落とすという合意形成をしなければならない、、、
といった状況です。
みんなの頭の中には宇宙飛行士に適さない人、消去法で決めなければならないことが頭をよぎります。
それはそれぞれに対して、いかに夢とあっていないかを突きつけ合う事になります。
5人ともそんなことはしたくないがそれしか選択肢がないかもしれない、重い空気がながれます。

シャロン博士は名言しか言わない

この漫画、全編を通してシャロン博士の名言は至る所に登場します。
今回も、主人公のムッタは悩みこの名言を思い出し、名言に沿って5人にとって一つの理想的な選択肢を提示します。
人はなにかを選択する時に芯となるものがあるかどうかで、その選択の一貫性や覚悟、時間いろんなものに影響があると思います。
僕の場合は「60歳の自分が楽しく仕事をする」が選択の基準になります。
言い換えるとそれが僕がワクワクすることに繋がります。
今だけ楽しいのも、将来だけが楽しいのもどちらも違って、繋がって楽しくいられるようにすること、その為であれば、一定の嫌なこと、負荷がかかることも大した苦にはなりません。
そういった価値観ができた一つのきっかけはこの名言だったと思います。

理屈より感情

した方がいいことなんてたくさんありますが、私の場合はそれが理由で何かが出来た試しがありません。
なんならやらないといけないことをやらないことがストレスで苦しんだことの方が多いかもしれません。
自分が動くのは基本ワクワクした時か恐怖を感じた時くらいです。
なので目の前の内容をいかにワクワクすることに加工できるか、それが腕の見せ所だと思っています。
40年以上も一緒にいるのが自分の意思です、何が好きで何が嫌いかなんて世界で一番わかっている相手、それが自分
そんな自分に対して自分Bがこれってうまくいくとこんなに楽しくなるよ、失敗してもダメージはこれくらいだから余裕だよって加工して提案。
これが自分の日常なのかなって思ってます。

マネージャーとして

ついつい、私は仕事を正しさで進めようとしてしまう場合があります。
こうするのが普通だ、こうすると効率がよい、これをやらないのは変だ、、、それが正しい場合もあるんですが、直球でそれを伝えて「はい、そうですね」ってなることはほとんどありません。
相手の状況に合わせて、必要なタイミングで、必要な加工を行い、丁寧に伝えていく必要があります。
場合によってはもとの内容がわからないくらい砕いて、日常に散りばめるようなことが必要だったりします。
ただ焦ることでもないだろう、、、
考え方もワクワクする事も人それぞれだし、押し付ける意味も必要もない、それぞれ大事にしている考え方がある。
シャロン博士でも小学生のムッタに言った言葉が約20年の時を経て意味をなすってことなので、私ごとき凡人が言葉を発した瞬間に相手に影響を与えようなんて、、、

ワクワクしている大人

まとめとして、これまで会ってきた自分より年齢が上の先輩がた
その中には人生に、仕事に、趣味にワクワクしている人もいれば、そうでない人もいました。
年下にそして子供に対してワクワクすることはたくさんあるってサラッと言える大人でありたいと思っています。
年を取れば取るほどやりたいことも出来ることも増えていくもっと色んな事を知りたいと素直に言える大人でありたいと
現状はなんとかその状態でいることができているので、これからもそうでいられるよう、「どっちが楽しいか」で選択をしていきたいと思います。

筆者紹介

現在、都内ベンチャー企業で勤務
40代半ばの現段階で勤めた会社は8社目
ありがたい事に転職をする毎に待遇は上がって来ています。
最終学歴は高卒で、大学を中退したタイミングで小規模な広告制作会社の営業としてキャリアをスタートしました。
基本的には営業属性の仕事が多かったですが様々な業種に関わり、初めて転職した30代前半では苦戦の連続でした。
たまたま4社目の会社の仕事がハマって、そこから仕事の仕方が見えてきました。
これまでいろんな仕事をして来たなぁと思い、その中で記憶に残るものをまとめてみても面白いかなと思い、コレを書いています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?