【私を駆け抜けていった(小田原の)ゲーセン達(2)】イトーヨーカドー 小田原店 3階セガワールド

(2016/05/01 追記)

【基本情報】

住所:神奈川県小田原市中里296-1
経営:セガ直営
通っていた時期:1993年頃~1995年頃

こちらもスーパーマーケット内のゲームコーナーです。1993年に、この場所にあった旧ダイドー工場跡地に、神奈川県下最大敷地面積のイトーヨーカドーが鳴り物入りでオープンし、その中に入っていたゲームコーナーです。

駅からは遠く、自宅からも自転車で行かないといけない距離ではありましたが、それでも自宅からは最も近いメーカー直営の本格的なゲームセンターということもあり、学校の放課後や休日にはよく友人と自転車で通ったことを記憶しています。

大型ショッピングモールの中のゲームコーナーということで、ファミリー層を意識したフロア構成になっており、キッズ寄りのメダルゲーム、エアホッケーやUFOキャッチャーなどのエレメカや、目を引きやすい大型筐体が多い店舗でした。そんな中でもビデオゲームのブームの時期というのもあって、ビデオゲームフロアも充実していました。

オープン当時はなんといっても「バーチャファイター(1993)」が稼働し大ブームとなっていた頃ですので、セガ直営ということもあり、バーチャをやる客で賑わっていた印象があります。珍しいところでは、他ではあまり見ないアーケード版「ソニック・ザ・ヘッジホッグ(1993)」をプレイしたことを覚えています。トラックボール操作のアーケードゲームの新作をプレイしたのはあれが最後だったかもしれません。(その後「マーブルマッドネス」をプレイする機会はありましたが)

大型筐体ではレースゲームやガンシューティングが多く、「バーチャレーシング(1992)」、「アウトランナーズ(1993)」、「ラッドモビール(1991)」、「レールチェイス(1991)」などのセガ製筐体が稼働していました。1994年に稼働が開始された「デイトナUSA」では、通常の小型タイプではなくDXタイプの筐体が導入されたため、遊んでいると非常に目立つことになり、よく(初級ですが)走破してギャラリーの目を集めたりしていました。

それら大型筐体に加えて、94年リリースの「バーチャ2」人気もあり、当時はかなりインパクトのあった、セガ製の50インチビデオゲーム筐体の「メガロ50」が2台並んで導入されるという、セガ直営ならではの豪華な筐体ラインナップだったのを記憶しています。

当時のゲームセンターのプレイ料金と言えば、1ゲーム50円というのが割とスタンダードだったのですが、基板や筐体の価格高騰なのか、テナント料金や人件費の関係か、ここでは全ゲーム100円の設定となっていたので、当時まだ中学生だった私はゲームをプレイすることはあまりなく、とりあえず行って時間をつぶしていた記憶があります。そんな中でもやはりアウトランナーズ、デイトナUSA、バーチャファイターといったあたりのゲームだけは大変やりこみ、どれも1コインクリアできるほどにはなりました。

私が高校に入学した後は、小田原駅前のゲーセン密集地帯で遊ぶようになっていきましたので、この店には休みの日にたまに来る程度、というくらいの頻度になっていきました。

もともとこの店が入っているイトーヨーカドー周辺は当時から大型ショッピングモールとして開発が進められており、現在はオープン当時よりも大規模なショッピングモールとして周辺地域では大変賑わっています。そんなこともあり、お店の名前は変わっていますが現在も営業中です。写真でちらっと見た感じでは、面積は当時よりも縮小しているかもしれませんが、店舗のサイトでは音ゲーなども取り扱っていることが書かれているため、地元のゲーマーにはまだ愛されているお店なのだと思います。

【その他、よく遊んだ(見かけた)ゲーム】
・ずんずん教の野望(1994)
・エジホン探偵事務所(1995)


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