『moon』ストーリーまとめ&トロコン記録
今回のゲームは1997.10.16にPlayStation専用
→2021.12.16にPS4版(移植版)として発売された『moon』
※Nintendo Switch版も存在
知人からアンチRPGと聞いて気になったのでプレイしました。
クリア後のストーリーまとめ&トロコン達成までの記事です。
ストーリー
『MOON』
月の輝くある夜、1人の少年がテレビゲームで遊んでいた。
王「竜の島に住む邪悪なドラゴンが夜空の月を食べてしまった。」「倒せるのはそなたしかおらん。」
城下町で民家のタンスを調べると、伝説の装備が入っていた。
エンカウントした敵を倒して経験値を得ていく。
スライムと戦っていると
「このままではラチがあかない!」
と、聖なる力を使って息の根を止めたこともあった。
ゲームは次々と進み、あっという間にラストダンジョンへ辿り着く。
モンスターの集合体を倒すと勇者は最大までレベルアップする。
そしてドラゴン戦へ。
9999ポイントのダメージを、何度も、何度も、何度も…
少年は渋々ゲームを終え、寝室へ…
しかし消したはずのテレビが付いていることに気付いて戻って来る。
すると、テレビの中へ吸い込まれてしまう。
ムーンワールド到達
少年は空から現れ、ゲームの中の世界へ落ちて行く。
いつの間にか身体は透明になっており、誰からも認識されなかった。
城下町を出て、ある民家に入る。
最初に名付けたのは「げーらびーず」(ひらがな)
その「ゲーラビーズ」ってのは…?
盲目のオババは「やっと帰って来たんだねぇ。」と温かく出迎えてくれた。
ゲーラビーズは孫の名前で、町の者達は事故で死んでしまったと言っていたが、自分はいつか帰って来ると信じていたらしい。
少年はベッドで眠ることに。
この世界で必要なものはラブ。
「おまえの心にラブが満ちればそれだけムーンワールドの中を動き回れるでしょう…」
「ラブを集め光の扉を開けておくれ」
起きると、オババから服を渡される。
身体は透明のままだったが、なぜか人々に認識されるようになっていた。
ラブを集めることで行動可能時間が増えていくらしい。
オババのおつかいで城下町までパンを買いに行った帰り、勇者がスライムに激しい雷を浴びせて殺してしまうところを目撃する。
そこに現れたムツジローが話しかけてくる。
勇者は罪なきアニマルを殺し、経験を得ている。
アニマルのタマシイはさまよっており、キャッチすることで生き返る&ラブも得られるらしい。
生き返らせることに成功したが、どこかへ去ってしまった…
城下町では人々を助けたり、秘密を知ったりすることでラブを得ていく。
進んで行く途中で出会ったニッカから家をもらい、そこを新たな拠点として行動範囲を広げていく。
ヘイガー博士救出~ロケット開発
ホーンテッドハウスではシュタイン・ヘイガー博士がオバケによって牢に捕らえられていた。
解放すると、勝手に研究所まで戻って行った。
その研究所に入るためのヘイガーバッチを入手し、王様から預かっていた手紙を渡す。
少年げーらびーずは、ロケットのパイロット候補として材料を集めるため各地を探索するよう命じられる。
ある時、ヨシダの紹介で真夜中大学へ。
フクロウ先生の講義が始まる。
勇者は地上に取り残された月の住人達を皆殺しにしている。
月の光が消えたという事は、月にある光の扉に何かが起こっている。
何が起こっているのか、月に行って調べなくてはならない。
その月の記憶がかすかに残っている者がノンビリキング(王様)とヘイガー博士だった。
夢を忘れなければ月の住人の声が聞こえるが、人間は何でも忘れてしまうから無理だろう…
月の住人の事を忘れ、夢の中の出来事を忘れ、月の光が消えて混乱した事も忘れてしまった…
女神様がささやく…ラブに満ちれば扉が開くと。
ラブとは何か?
4回の講義を終え、フクロウ先生は定年退職となった。
勇者の行方を探っていると、ヤマネコ軒で思わぬ姿を目にする。
「竜の城が見つからない」と飲んだくれており、悪酔いして暴れ、セクハラまでする始末。
そうこうしているうちに材料が集まり、ロケットが完成する。
そして全てのアニマルのソウルキャッチを終える。
ムツジロー「早くこちらの世界に来て下さい。そして扉を開けて下さい。」
完成したロケットで月へ到達
月まではかなりの距離があり、随行していたタル人間は破壊され、ヘイガー博士との通信も届かなくなっていった。
内側から飛び出した謎の剣で機体に穴を開けられ月まで到達出来ないかに思えたが、潜んでいたカクンテ人が助けてくれた。
無事に到達すると、ムツジローが待っていた。
城の中には月の女王と竜の頭部が合わさったような姿で待っていた。
そしてここは勇者ゲーラビーズのラストダンジョンでもあるという。
「もうすぐ勇者が私を殺しに来る…」
「もうすぐ奇盤に埋め尽くされてしまう…」
「奇盤に記された二人のげーらびーずの物語…どちらの物語が本当の結末を迎えるのでしょう?」
勇者は大臣によって白羽の矢の儀式で選び出され、呪われた鎧を着せられてドラゴンを倒しに行く宿命を背負っていた。
オババの孫であった意識は無くなり、世界が歪んで見えていた。
最初の『MOON』のように…
奇盤に埋まった扉を開こうとするが…
どうやっても開かなかった。
そんな時にロケットからヨシダ…
と、勇者まで現れた。
いつの間にか乗り込んでいたらしい。
勇者は最大までレベルアップしてしまう。
全て奇盤に記されていた事だった…
ムツジロー、ヨシダも殺され、勇者が目の前に迫る。
奇盤に記されたもう一人のげーらびーずの物語はまだ終わっていない。
もしレベルでは表せないほどのラブを持っているのなら、そこに記された内容さえ変えてしまう事が出来るのではないでしょうか…
しかし勇者は無情にも女王、ドラゴン、げーらびーずまでも殺してしまった。
そして同時に勇者の身体も崩れていく。
その時…
母「こら!テレビゲームなんて止めて、早く寝なさい。」
少年は部屋の扉を開け、家中の扉を開いて回った。
外は鳥のさえずり、自然の光に溢れている外へ出て行く。
その瞬間、ムーンワールドの月の扉の前にあった奇盤が消え去ったことで開かれ、光が溢れ出す。
定められた運命から解放されたのであった。
エンディング
クリスの『KERA MA GO』が流れているエンディングは、ムーンワールドから現実世界へ解放されたキャラクター達の光景だった。
エンディング後、しばらく放置していると…
トロコン
トロフィー数少なめで、簡単…とは言いがたい原因になったのが2点!
地獄のミニゲーム×2ですww
あらゆるゲームでミニゲームに苦労させられてるww
トロコンの壁①釣りコンテスト
全てのラブを集めるトロフィーがある以上、やらざるを得んかったけど…普通にやろうと思ったら絶対ムリ!
とにかく面倒くさかった…
事前に釣りのエサを準備したうえで週1回(太陽の日)の午前中に合わせて魚釣りの調子が上がるキリキリソテーをヤマネコ軒で食べて歩いて行って…
それでもゴミ率高め…
連続で魚やったとしても引き強いヤツばっかりやったら時間切れになりやすいし…
私は8回目で成功しましたが、それでもだいぶ運が良かった方みたいです。
トロコンの壁②ジンギスカン
テクノポリスのロケット乗り場にあるゲームで、全てのラブを集めるトロフィーに関わる&これだけのトロフィーもあるという恐ろしさ…
ボタンを押してる間は上昇(離したら下降)するミサイルをゴールに誘導するだけのシンプルなゲームですが、これがまぁ激ムズ!!!!!
初見時はたぶん秒で終了しますww
レベル5まであって、上昇&下降度合いが激しさを増していく=チョン押しでもグワンッ!!!!!!!
って画面外に吹き飛んでいきすぎて思わずワロタわww
そのうえ効果音?というか上昇&下降に合わせた耳障りな音がストレスを与えてくるのなんのってww
無音にしたらしたで眠くなってきて大変やったわ…
運もありつつ、128回目で成功しましたけど。
二度とやりたくないww
結果
プレイ開始後1時間ぐらいでトロコンを目指しつつのクリアに切り替えたので、2周目はせず1周で完結しました。
(周回要素なし、チャプターセレクトなどもないため)
結果的には6/6~6/15のうち7日間で、プレイ時間は約20時間(PS5本体の表記)でした。
感想
「最初は行動出来る時間が短すぎて歩き回ってるうちにすぐゲームオーバーになる」って聞いてた通りになって、自力で頑張ろうと思ってたけど即ギブアップ→攻略を見始めましたww
昔のゲームって理不尽で説明なさすぎてムズかったもんなぁww
その上、最近のゲームでは当たり前なオートセーブ、ファストトラベル、チャプターセレクトなんて便利機能は一切ナシ!
ベッドで寝る=セーブで、ゲームオーバーになったら前に寝たところまで問答無用で戻されます。
ワープ出来る場所もあるけど、ごく一部の区間のみで一方通行。
ストーリーは進むのみ、戻ることは出来ません。
そしてとにかく待って待って待ちまくる&面倒くさいことが多いww
主人公は走れんうえに歩くスピード遅いし(テクテク歩くん…かわいいといえばかわいいけど)曜日と時間帯によって起こるイベントが変わって来るから目的の時まで待つしかない。
トロコン目指さんとゲームクリアするにしてもキノコの森でゲーステ釣らなあかんから、わりと面倒くさい。
でも…それならではの良さもあったかなぁとは思います。
ゆるさがありつつもクセが強すぎるキャラクター&粘土細工アニマル達、あらゆるものの パクり オマージュが散りばめられ(笑)社会風刺的な内容まで含む攻めたものも。
最初の『MOON』→ムーンワールドは、自我を失って世界が歪んで見えてる勇者ゲーラビーズ視点→透明少年げーらびーず視点
って気付いた時はビックリした!!!
くるったいぬ→タオを追いかけてた
酒場のタンスで伝説の装備を見つける→BAR WANDAで見つけたワンダの下着(その後…普通に着てたよな…バーのママの下着を…ただの変態ww)
酒場を出ようとすると何かにぶつかる→BAR WANDAの入り口で透明少年とぶつかる
ペロゴンと戦闘→アメリカンハウスのペロゴン救出(途中で燃えてたんは暖炉に突っ込んでたからか!)
飛行船→テクノポリスとロケット
ラスマエーダにオメテ→月にいるアニマル達をオメテで皆殺し
ドラゴン討伐→月の女王とドラゴンを剣で殺す
ってことやったんやな…
大臣は王様がのんびりしてて何も考えてないから(実際はヘイガー博士に依頼して結果的にロケット完成→げーらびーずが月へ到達)
自分がどないかせなと思って勇者を選び出して行かせてたみたいやけど、人の家から盗った下着を伝説の装備と思い込んで身に付けるわ酒に溺れるわセクハラするわで最悪な人間を作り出してしまってる…
そのうえ無害なアニマルを殺しまくってたとか…悪気があったわけではないしむしろ勇者にされた彼も被害者か…
難しい問題やなぁ。
エンディングまでの行動は全て奇盤に記されてた=プログラミングされてたけど、現実世界の少年が扉を開けまくったことでそこに変化が起こるとは!
「ゲームなんか止めて早く電源切りなさい!」
って子供の頃∞回言われ続けてきたけどww
このゲームはアンチRPGというよりアンチゲームそのもの?!
ゲーマーとしてはちょっとだけ寂しい気持ちにもなったけど、確かに…真っ暗な部屋で日の光を浴びずに寝ずにゲームし続けるんは体に良くないぞ☆
(オバチャンになると夜は起きてられない→朝早く目が覚めるのでその時にゲームしますww)
自分でBGMを選ぶってゆうシステムは斬新やったけど、場面に合うんかどうかって悩みすぎて結局遊び終えてから聞いたから…そこはもったいない気がしました。
個人的には面白かったけど、遊ぶ人を選ぶゲームかもしれませんね。
「それもラブ、これもラブ」
読んでいただき、ありがとうございました。
最終編集日 2024/06/19
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