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ゲームの思い出

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僕が昔プレイしたゲームの思い出を綴ったものです。
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#ポケットモンスター

ゲームの思い出:ポケットモンスター赤緑 その8(最終回)

今回の話は、かなり重い要素が含まれています。 端的に言うといじめの話が含まれています。 ミュウ。  最初の幻のポケモンであり、数多くのロムを破壊した原因となったポケモンである。 当時まだ正規に入手できる手段はなかった。 この数週間後、コロコロコミックで配布が告知され、それで存在を知った人が殆どだろう。  ミュウはストーリー上で名前だけは出てくる。直接ストーリーに絡むわけではなく、フレーバー的な扱いで。 その姿はミュウツーを幼くしたような見た目で非常にかわいい。ミュウツー

ゲームの思い出:ポケットモンスター赤緑 その7

伝説のポケモン。  ポケットモンスター金銀からは、伝説のポケモンがパッケージを飾る事になった為、プレイする前から姿がわかる様になったのだが、ポケットモンスター赤緑の頃は隠し要素的な扱いだった。  最近のポケットモンスターと違い、ストーリーにも直接絡んでこない。 ファイヤー、サンダー、フリーザー。 そしてミュウツー。 大体この4匹は当時の少年達の最終パーティに入っていた。  この内、ファイヤーだけは普通にプレイしていても出会いやすい。なんなら四天王にたどり着く前に捕

ゲームの思い出:ポケットモンスター赤緑 その6

 四天王、ポケットモンスターシリーズで最後の壁となるトレーナー達である。  最近のシリーズではそこそこ手強いトレーナーなのだが、ポケットモンスター赤緑、最初の四天王は……かなり弱かった。  最後の難関四天王。正直な話、結構期待していたのだ。 しかし、現実は酷い有様だった。  最初に戦うのは氷使いのカンナ。  多分、四天王で1、2を争う強敵である。  が、同レベル位まで育てたでんきタイプのポケモンで10まんボルトを撃っていれば大体終わる。  悲しいかな殆どのポケモ

ゲームの思い出:ポケットモンスター赤緑 その5

 イーブイを何に進化させよう?  今でこそイーブイは当たり前のように複数匹捕まえることが出来るが、初代ポケモン、ポケットモンスター赤緑では一匹しか手に入らなかった。  一匹しか手に入らない上3種類の進化形態があるので僕達は何に進化させるのか悩んだ。  当時僕達の中で最強と言われていたのはサンダースだった。次にシャワーズ、そしてブースターの順である。  ブースターはこの三種類の中では最もこうげきが高くなる。しかし、尽くステータスに見合った技を覚えないポケモンだった。初代

ゲームの思い出:ポケットモンスター赤緑 その4

 ポケットモンスターはひとりで遊んでも面白いゲームだ。しかし、友達と遊ぶともっと楽しい。  ポケットモンスターが人気が出たのは通信交換、通信対戦の実装が大きい。この頃はまだ、対戦はたまに友達と遊ぶ位でもっぱら通信交換が友達と遊ぶ手段だった。  ディグダのあなで自分の主力と遜色ないレベル出てきて驚いたタグトリオを仲間にして、ディグダのあなを抜ける。  ディグダのあなの先でひでんマシン05を手に入れ、初めてポケモンを交換した。バリヤードと言うパントマイマーのようなポケモンだ

ゲームの思い出:ポケットモンスター赤緑 その3

 単三乾電池。単三乾電池が欲しい。  当時の僕は単三乾電池に餓えていた。別に単三乾電池に欲情する特殊性癖に目覚めたとかそういうものでは無い。 ゲームボーイをプレイするには単三乾電池が4本必要だった。  今の携帯ゲーム機には基本的に充電池が入っている。ゲームボーイアドバンスSPからおおよその携帯ゲーム機に標準搭載される様になったが、それまで携帯ゲーム機で遊ぶには別途乾電池を買う必要があった。  当時は安価に乾電池を買うにはスーパーや電気屋の安売りで買うしかなく、100円

ゲームの思い出:ポケットモンスター赤緑 その2

 僕は、朝起きるのが得意だった。目覚まし時計と言うものは社会人になってから初めて使ったし、おおよそ寝坊と言うものをしたことが無かった。小学生の頃から学校に行く前に毎朝のランニングを日課としていた程度には早く起きていた。  朝起きて時計を見る。4時半。まだ寝ている両親や妹が起きないように静かに寝室を出て、顔を洗い、冷蔵庫から水を出して少し飲む。ジャージに着替えるといつもの様にランニングに出かけた。  一応ランニングに行ってくる、と書き置きをリビングのテーブルの机の上に置き、近

ゲームの思い出:ポケットモンスター赤緑 その1

 ゲームに多少詳しい人なら誰でも知っているような事だが、発売当時ポケットモンスターは爆発的に流行した。 しかし、発売してすぐはそれほど流行っていたわけではない。  当時ゲームボーイはもうとっくに終わったハード扱いで、特にゲームが好きな人か、最新ハードが買えない子供が遊ぶハードだった。  そんな中、ポケットモンスターは徐々に口コミで売れ始めた。発売してひと月も立つ頃には元々そんなに数を仕入れていなかったゲームショップからはポケットモンスターのソフトが消えた。  僕はその流