【ゲームレビュー】アクアノートの休日ーー海の中を目的なく泳ぐよろこび
ゲーム名:アクアノートの休日
プラットフォーム:Playstation (いわゆる初代Playstation)
発売日:1995年6月30日
開発元:株式会社アートディンク
海洋探索シミュレーションゲーム
【いきもの収録項目数】
全101
動物8 魚77 水14 ハ両1 鳥0 虫0 古生1
これは海を探索しながら魚を眺めるだけのゲームです。その明確な目的のなさからか、奇妙なゲームでる「奇ゲー」と言われることもあります。しかし、今でも根強いファンはいて、「良作」と評価する人も多いようです。
いきものとしては、海にいる有名な魚が多いですが、あまりメジャーではないいきものもでてきます。また、詳しすぎるいきものが出るというほどではなく、「エビ」や「イルカ」、「サメ」のように、詳しい種がわからないいきものもいくつか出ていました。見た目から詳しいいきものを探せなくはないですが、少しデフォルメ化されている気もする……ということで、いわゆる「サメ」のように収録することにしました。
調べていた中で難しかったのは「ブル・デビル」でした。
この魚はタナバタウオ科という変わった科名の魚なのですが、本などで調べてもなかなかでてこないいきもので、ネットの力を借りました。最初はその名前から実在しない魚なのではないかと疑いましたが、実在すると知ってびっくりしました。この魚は、本作の後継作である『AQUANAUT’S HOLIDAY~隠された記憶~』で「ブルー・デビル」という名で出てくるのでびっくりしました。
グラフィックについてですが、このゲームはPlaystation(初代プレステ)で発売されたこともあり、モデルの出来はチグハグです。よくできているものもあれば、ちょっとそれは簡素すぎない?という出来のものもあります。
魚たちは海をよく動き、海遊船も上にいったり下にいったり、ゆっくりと動くこともあります。そのため、収録のための画像収集がとても大変でした。ときにはプレイを録画して、その動画を再生したり一時停止したりしながら画像を収集しました。しかし、それだとパソコンの容量を圧迫するため、プレイ画面でなんとか姿がわかりやすい角度を探して写真を撮って……としていました。
このゲームはPlaystationのゲームであり、今から20年以上も前(もうすぐ30年前)にもなるため、プレイするための環境を整えるのは大変かもしれませんが、2023年現在Playstation3のゲームアーカイブで買うことができます(ゲーム研究所はこの方法でプレイしました)。Playstationソフトのほうも、中古ショップで少し探すとすぐに見つけることができるゲームだと思います。
気になった方は、ぜひプレイしてみてください。
A
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