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ゲームいきものレポート(鳥)

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ゲームに出てきたいきものについてのレポートです。
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2023年9月の記事一覧

【レポート】アホウドリ――幅跳び優秀賞な鳥

いきもの名:アホウドリ
学名:Phoebastria albatrus

【登場するゲーム】

 ミズナギドリ目アホウドリ科のアホウドリ。なんともひどい名前をしているが、あまりに簡単に捕まえることができる鳥なので、こういう名前がついたらしい。1mほどの大きな鳥なので、猟としてはかなりイージーな鳥だと思えるが、特別天然記念物であるので狙わないようにしよう。

 アホウドリが捕まえやすいのは、この翼の

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【レポート】カモメ――「カモメの99%は犯罪者だ。」

いきもの名:カモメ
学名:Larus canus

【登場するゲーム】

 チドリ目カモメ科のカモメ。海鳥といえばカモメと言う人も多いだろう。海近くでなにか飛んでいたらとりあえず「あ、カモメ」と言うだろう。
 そんなカモメは、とあるゲームでこう言われている。

 なぜこのようなことを言われるのか。おそらく作者は海近くで食べ物をカモメに取られたことがあるのではないか。この経験をした人は分かるかもしれ

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【レポート】シラコバト――世知辛い世の中を嘆くハト

いきもの名:シラコバト
学名:Streptopelia decaocto

【登場するゲーム】

 ハト目ハト科のシラコバト。関東地方の一部で生息している小型のハトであり、埼玉県の県鳥に選ばれている(『花といきもの立体図鑑』より)。関東で生きると書くと都会派のように感じられるが、水田のある農耕地や養鶏場の周辺などに生息していることが多い。
 ゲーム世界でこの鳥に出会うことはあまりないだろう。ドバト

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【レポート】ヒゲドリ――そのヒゲのようなものは喫茶店のマスターのよう

いきもの名:ひげどり(髭鳥)
学名:Procnias tricarunculatus

【登場するゲーム】

 スズメ目カザリドリ科のヒゲドリ。カザリドリもヒゲドリも日本であまり知られていない、海外の鳥だ。知名度はあまり高くないかもしれないが、このビジュアルのインパクトはすごい。まさにヒゲドリ。
 しかし、このヒゲ、実はヒゲじゃない。触るとふさふさしていないのである。じゃあ、なにか。「肉垂」といわ

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