大体4割で1億円

どうも。あむです。

いま会社の休憩時間なんですけど、これを書かずにはいられなくて…残り60分で頑張ります。(この記事は全文無料公開、気に入ったら100円投げ銭制です。)


先日行われたシャドウバースの世界大会。

決勝戦では よしもとリバレントのふぇぐ選手と、カードゲーム老害勢なら誰でも知っているであろう超有名チームTempo Storm所属のPOTWASHER選手との対決でした。(POTWASHER選手は海外で活躍している日本人なので事実上の日本人対決となっていた。)

というか海外で活躍してTempo Stormに所属するなんてかっこよすぎん?カードゲーム楽しんでる感が伝わってきて素晴らしい選手だった。

奇跡とも思えるような最高の試合をしてくれた両選手にまずは敬意を払い、今回の文章を書きたいと思う。

「マジでヤベーもん見た気がするけど、アレって実際どれくらいの勝ち筋があったんだろう」って個人的に気になったのがきっかけです。

BO5の決勝戦。お互い引けを取らず2勝2敗となり最終戦のドラゴンミラー!!1億を賭けた勝負のドラゴンミラーの「ふぇぐ選手側が最終ターンでどのような分岐があり、それぞれでどの程度の勝ち筋確率があったのか」に関して書きたいと思う。

結果から言うとマジでざっくり40%の確率でふぇぐ選手は最終ターン勝ち筋に辿り着いていた。

以上。ここから先はつらつらとどういう過程で数字出したかと、これが正確な確率ではない言い訳を並べることにする。

ということで本題に。

自分にはこれから書き示すような事実から得られる確率の話しか書けないので、是非両選手やシャドバ有識者にはドラミラーの先手後手のプランやマリガンから途中のプレイや、オルカ温存託宣フィルレイン、各ターンの両者の読み合いなどを考察して言語化してほしい。読みたいんだ頼む。

■前提

今回計算する確率は「ふぇぐ選手の勝利確率」ではない。逐一のドロー結果を結果論から仮定していたり、返しでPOTWASHER選手が炎爪引いてたら負けてたとかそういうのは考えていない。かなり数値の低い確率も無視しているし、実際の数字とは異なることをご理解いただきたい。

すまん。休憩時間が残り45分なんだ。

あくまで今回は「あの状況のふぇぐ選手が勝ち筋にたどり着く確率がどれくらいあったのか」を示す。

■ふぇぐ選手使用デッキ

■最終ターンドロー前の残りデッキの枚数

 (ターン開始時ドローのアイラ除く)

■分岐

このターンの分岐には大きく分けて4つの分岐があります。文章より図の方がわかりやすいので以下参照です。

基本概念はこうなります。

※今回は正確な確率計算ではありません。あくまで今回起こった分岐に対して勝ち筋に繋がる確率がどのくらいあったかをざっくり見る目的でやっています。
(例えば、「そもそも前のターンまでにアジダハーカ引いてりゃ9コスで勝ちじゃね?」とか「トップ従者、従者信者信者アイラでリーサルじゃん」とか「いや、返しで炎爪トップされたらエンハポセイドンなら負けじゃね」とかそういうルートは考えていない。うるせー!申し訳ないけど恨むなら筆者の能力と会社の休み時間の短さを恨んでくれ

■それぞれの勝ち筋に関して

このターンあった勝ち筋としては、「ポセイドンで守護」「白亜で回復」「原初でリーサル」の3つが主なもの。

1,2つ目はわかりやすい勝ち筋ですが、3つ目の「原初でリーサル」に関してはトップ原初で2点×2回のプラン・信者で信者割りながら4体プレイするプランがありました。

■勝ち筋①に関して

ここではターン開始時のドローに関して

勝ち筋:ポセイドン、白亜、原初(信者から勝ち筋を引く)

この時点での残りデッキは30枚、ポセイドン白亜は3枚、原初は1枚(従者からの当たりは18/29)

ってことで

3/30+(1/30*18/29)=約12%で結果論勝ち

まずこの択は外してしまったふぇぐ選手、次の勝ち筋を探す旅に。

■勝ち筋②に関して

ふぇぐ選手、トップでアイラを引きここで信者をプレイ。

勝ち筋:ポセイドン、白亜、信者(から勝ち筋を引く)

この時点での残りデッキは29枚、該当カードはポセイドン白亜は3枚、信者は2枚(信者から勝ちに繋がる確率は残り28枚中17枚)

ってことで

3/29+(2/29*17/28)=約14%で結果論勝ち

この択も外してしまったふぇぐ選手、次の勝ち筋を探す旅に。

■勝ち筋③に関して

信者プレイしたら託宣がきたから、託宣をプレイするふぇぐ選手

勝ち筋:ポセイドン、白亜、信者(から勝ち筋を引く)

この時点での残りデッキは28枚、該当カードはポセイドン白亜が3枚、信者が2枚(勝ちに繋がる確率は残り27枚中16枚)

ってことで

3/28+(2/28*16/27)=約15%で結果論勝ち

この択も外してしまったふぇぐ選手、最後の勝ち筋を探す旅に。

■勝ち筋④に関して

これまでの勝ち筋を逃してしまったふぇぐ選手。最後に純心に賭ける。(実は純心→信者→ポセイドンでもいいんだけどこまけーことは気にすんな。休憩残り10分なんだ)

勝ち筋:1億のポセイドン

この時点での残りデッキは27枚 ポセイドンはデッキに2枚なので

2/27=約7%


ということでざっくり以上の数値をまとめると

となり、上記にあげた4つの勝ち筋を全て逃して負けてしまう確率は

0.88*0.85*0.84*0.93=0.585で約59%となりました。

まぁなのでふぇぐ選手がこれらの勝ち筋にどこかで辿り着いていた確率は超ざっくり約41%ということで4割は辿り着いていたんですね。

改めてですが、この数値はマジでざっくりなので勘弁してください。本来細かい確率計算が好きな身としてはこういうざっくりは嫌いなんですけど許して。

■最後に

勝ち筋の中でも最高に究極に細い所でポセイドンに辿り着いたのは正直凄まじいなと思いますが、実際はこういうターンだったんだなぁと改めて実感しました。事実を客観的に見る人がいることも大事なことだと思います。

欲を言えば最後の純心で信者を引き、さらに信者でドキドキプレイをしてポセイドンに辿り着く最強伝説が見たかった気もしますが…

ということで今日の休憩時間は終わってしまいました。ちゃんと働きます…

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