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USJの体験をリフレイン「ザ・スーパーマリオブラザーズ ムービー」

マリオはほとんど未プレイでも、あのサウンドは耳に残っているし、先日行ったUSJのスーパーニンテンドーワールドも値段分は楽しめました。
そんな状態で鑑賞した本作ですが、正直なところ、USJ行ったのなら別にこっちは行かなくても大丈夫かな、なアトラクションムービーでした。

逆にUSJ行ってない人なら、4DXで見ると本当に90分をアトラクションとして楽しめると思います。近くに4DX劇場が無ければ、3Dで見るのも良いと思います。奥行き、質感をリアルに感じられましたので、本当にあの世界にいるように感じました。

今回吹替版を鑑賞しましたが、マリオの宮野真守を始め、違和感のない演技はさすが。ちょくちょくゲームでのセリフも挟んで、垣根を取っ払ってくれたと思います。

などなど、映像は本当によく出来ているし、キャラクターの雰囲気は完璧に再現しているので、見る価値は間違いなくあるのですが、私的にはよく出来ていたけど心に残らない作品だなあ、という感想になってしまいました。
というのも、ストーリーが良くも悪くも「ゲーム的」で、クッパの襲来に備えてあれをしてこれをして、とリニアにステージをクリアしていく感が強く、予想を上回る展開というものがほとんど無いため、見ていて感情の浮き沈みがほとんどありませんでした。最初から最後まで、うん、よく出来たゲームの映画化だね、という感情ばかり残りました。
あと、向こうの世界(あれはファンタジー世界と言うべきか、ゲーム世界と言うべきか……)では、マリオとルイージ以外の人間は、ピーチ姫だけなのですが、これがUSJの着ぐるみピーチ姫にそっくりで、何とも言えない違和感を覚えてしまいました。逆に言えば、USJの着ぐるみがそれくらいよく出来ていたということなのですが。

などなどやや不満多めの記事になりましたが、大勢で賑わう映画館で、派手な映画を見るのはそれだけでも楽しいものです。
見るなら上記の通り、少なくとも3D上映で鑑賞するのがベストではないかと思います。


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