アクション下手の「アーマード・コア6」プレイ感想(クリア版)
ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON(以下AC6)の感想記事続きです。
この度全てのミッションをクリアしました。プレイ時間は54時間。エンディングは3通り。どのルートも完全なハッピーエンドとはいかず、誰かの目的を達成するには、他の誰か(何か)を犠牲にして進む、ほろ苦い展開が待っていましたが、個人的満足度が高かったのは、3周目の「賽は投げられた」EDだったと思います。
惑星ルビコン3を舞台に、コーラルという新種の燃料を巡る争いは、人類の想像を超えた知性とのコンタクトの物語へと繋がり、最終的に人類、コーラル、AIの三つ巴を超えた大混戦の中で、主人公強化人間621が未来を掴み取っていく、壮大なSF作品を堪能できました。あくまで物語は主人公視点で進むため、決して最後まで全容は見えませんが、ゲーム中で回収するログから、劇中の登場人物たちの背景を想像することができ、そういう考察する余地が膨大にある点も、本作の魅力となっていました。
印象的なキャラクターは大勢いますが、私はやはり、最初から最後まで話しかけてくるハンドラー・ウォルター、チャプター1最終ミッションからずっと話しかけてくるエアが好きですね。特にウォルターは、主人公621への複雑な思いを想像させるやり取りが多く、二人の過去に何があったのか、とても気になります。
劇中で一番好きな台詞のやり取りは、レッドガン部隊迎撃でのミシガン総長と部下のやり取りですね。「数学が得意なオオサワ!」は、男塾の田沢しか浮かびませんでした。
前回の記事でも書きましたが、私は普段はスーパーロボット大戦シリーズや、ペルソナなどのアクションは少なめのゲームを中心にプレイしており、基本的にはアクションゲームは得意ではないです。アクションRPGでは、イースシリーズのように比較的優しめのゲームは好みますが、フロム・ソフトウェア系のゲームでは、ソウル系のはしりであるデモンズソウルで、最初のステージ辺りで断念したレベルです。永遠の名作と名高いゼルダの伝説ブレスオブワイルドも、途中でやる気なくしましたし。
そんな私でも少なくとも全部のシナリオがクリアできるのが、アーマード・コア6というゲームです。
ほとんどのミッションで難所は直前からやり直すことができますので、装備や手足、ジェネレーター等を組み替えて挑むことで、何度かプレイしていたらクリアできます。
まあ実際、重ショットガンとスタンニードルランチャー(ワーム砲)を積んでいたら、ボスは何とかなるんですけどね……。
ただそれでも、護衛ミッションやヘリ破壊ミッションなど、定番装備では厳しいミッションも多数あり、そこは適切なアセンブルが必要になります。何度挑んでもクリアできない!という時は、先人のプレイ動画を見てイメージトレーニングをしてから再挑戦すると、あっさりクリアできることもしばしば。
なので繰り返しになりますが、ロボが好きで、アーマード・コアのデザインに惹かれるんだけど、アクション苦手だからなあ、と躊躇している人は、試しにプレイすることをお勧めします。
さて、全周終わって、余韻には浸っておりましたが、ちょっと魔が差して、全ミッションSランクはともかく、今なら冒頭の潜入ミッションも楽勝では、と挑んでみましたが、見事ルビコプターでゲームオーバー。
ち、違うんだ、OSチューニングに慣れていたので、操作思い出すのに時間がかかっただけで……。
まあほんと、これくらいヘタレでもクリアできる証明になったかと。
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