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機動戦士ガンダム 水星の魔女 第3話「グエルのプライド」雑感

スレッタ「ミオリネさん、ほこりって食べられるものなんでしょうか……?」
ミオリネ「グエル(食える)の?プライド」
……すでに厳しい。

先日文庫版を読了した上橋菜穂子先生の「風と行く者」(精霊の守り人のシリーズ)に、以下のような台詞がありました。
「退くことの利はひとつ、すすむことの利はふたつ。ならば、すすまぬか」

スレッタの「逃げたら一つ、進めば二つ手に入る」の元ネタなのかもなー、と思ったりしました。
こういう諺や故事成語、今まで聞いたことなかったので。

実際、必ず進めば二つ手に入るとは限りませんよね。逃げるが勝ちって諺もあるように、退き際が肝心なシチュエーションもあるはず。果たしてスレッタとミオリネはそういう時どうするのか?気になります。

さて今回はグエルとの再戦回。
学園ガンダムなのに未だ学生らしいことは殆どできていないスレッタさん、またしてもいきなり決闘委員会での宣誓等、学業より決闘を優先させられてしまいます。学生の本分とは……?
学生らしいことと言えば、今回スレッタが1話でも少し独り言してた、「学校に通ったらやりたいこと」がリスト化されていて、そこもテーマになっていてなかなかほのぼのしました。婚約したらデートできないのか、なるほど。

今回の再戦でグエルの暴君的な面以外が見れるとは思ってきましたが、再戦を笑われるグエルをスレッタが咎め、逃げない勇気をスレッタに認められた事で、彼の心情に大きな変化が起きたように思えます。
しかしこのグエルとスレッタのシーン、母親を心から慕っているスレッタに対して、父親の言いなりになっているグエルというシーンなのですが、視聴者的にはスレッタの母親にも不穏な動きを感じているわけで、なかなか見応えのあるやりとりだったと思います。

そして後半は本格的なモビルスーツ戦に。
学園の戦闘試験場、滅茶苦茶広いですね。森林っぽい場所まであり、宇宙戦のみならず、地上戦を想定した訓練もできるのですね。
グエルの新型MSダリルバルデ、これもビット仕様だったんですね。腕も飛び出す磁石の力の鋼鉄MS!
これは各機体が全部ビット搭載になりそうな流れですね。そうなるとプロローグで敵対したベギルバウ系のMSの登場も目前のような気もします。

1話はスレッタが、2話はミオリネが中心に物語が進みましたが、3話では遂に共同作業。スレッタが戦いミオリネがサポートする姿が見られ、これから二人がどのように決闘を切り抜けていくか、期待が高まります。

そしてラスト。水星の魔女製作陣はは毎回スレッタさんを驚かせて終わることを強いられているのでしょうか?
まさかのプロポーズに、リアルタイムで見ていた家族全員大爆笑しました。

そんな第3話も大変楽しゅうございました。さて次回はどうなりますやら。

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