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愛も叫ぶし憎しみも叫ぶ!「劇場版GのレコンギスタIV 激闘に叫ぶ愛」

いつも行ってる映画館では上映していなかったので、神戸まで行ってキノシネマ神戸国際で見てきました。

いやこれは映画館で体験してほしいですよ。
監督が今まで培ってきた、人とロボットと巨大構造物と宇宙を一画面に納めるカットが無数にあるので、実感として宇宙の広さ、人間のちっぽけさを理解するためには、映画館の大画面が必須だと思いました。

ストーリー的にも今回が一番TV版からアレンジが加えられており、しかも新モビルスーツも登場しているという大盤振る舞い。
終盤のGセルフ対マックナイフの殺陣も素晴らしいですが、金星に行ってベルリとアイーダが何を見て帰って何をするのかが明確になっているし、
ノレドの想い、マニィの愛、ケルベスの視線など、キャラクター描写もストーリーと有機的に結びついて、ストレートに心に刺さりました。

今回、Gセルフパーフェクトパックに取り付けられた絶対兵器「フォトントルピード」によって、ベルリは取り返しのつかない自体を生んでしまいます。それでも必要以上に重くなりすぎないバランスが、本作の恐ろしいところで。
ベルリの心の荷を少し軽くしながら入るエンディングは、シリーズ最高のエンドロールだと感じました。

パンフレットは880円。特装版等は一切ありませんが、情報は必要十分だと思いました。TV版と比べて分かりやすくなった劇場版の内容を、更に細くしている印象を受けました。ハセガワダイスケさん、菅野祐悟さんの対談も必見です。

とりあえず2週間後のVも楽しみなGのレコンギスタ。少しでも多くの人が劇場で体験してくれると嬉しい限りです。

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