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【忖度なき採点&寸評】スペイン戦の裏でうまいの定義を考える。本当に宇佐美貴史はうまいのか

【前書き】

まずは謝らなければなりません。

ガンバに禊を誓いながらも、日本ースペイン戦に浮気したことを。

「ちょっとだけ・・・」と思ってのぞいたら、そのまま試合に引き込まれました。

堂安律や谷晃生の頑張りに心揺さぶられ、吉田麻也って本当にいい選手になったよなあ・・・と感服しましたが、やはりスペインとの力の差はあり・・・

しかし10年前なら、世界トップクラスになんて30回に1回しか勝てないやろ、と思っていた割合が、10回に1回ぐらいは勝てるんちゃうか、と思うように。

そんな思いを抱きつつ、再びDAZNに戻ってガンバの試合をかみしめてきました。

【試合総評】

15連戦の6戦目。

昌子、倉田を休ませる中で、前線はパト、宇佐美、矢島の『表面』3枚に。

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対する仙台は、4-4-2のソリッドな布陣で、サイドバックの攻撃参加を生かしながら押し込んでは来ました。

ボール支配は仙台に上回られました(55パーセント)。というか、わざと構えて、相手にボールを持たせるシーンが多かったように思います。

かみ合わせとしては3バックで相手2トップをしっかり受け渡し、中盤の4枚が相手の4枚をしっかり食い止める形。

前半はFW西村が前半、スピードで仕掛けられて、という決定機もありましたが、これはヨングォンのクリアでなんとかしのぎ。

仙台は右サイドバック真瀬が中、外と工夫して攻撃参加をくり返し、中央を割られて失点・・・というシーンもありましたが、これは運よくオフサイド判定に助けられました。

手倉森監督が「崩しのクオリティー、工夫が足りなかった」と言っていたように、仙台は個のクオリティーはがそこまで高くない中で、中央からの崩しのアイデアも、サイドからのクロスへの迫力も、ともに欠いたチームでした。


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一方、ガンバはボール保持の時間が長くない中でも、山本が時折、相手のプレスをかいくぐるターンやトラップで攻撃を活性化。

そしていつものことながら、パトリックの裏への動きで4バックのラインが下げることで、2シャドーの矢島、宇佐美はライン間でフリーになり、カウンターの起点に慣れていた部分もありました。

そんな中で、山本のCKからパトリックのヘッドで先制。

その後も連戦の疲労からどうしても重さはぬぐえない中で、守備はただ自陣に引きこもるだけではなく、前からのプレスも織り交ぜて、何とか仙台をゴール前から遠ざけ続けました。

最後まで集中力を途切れさせず、虎の子の1点を守り切った、という試合でした。

解説の方は「パトリックがいたか、いなかったかの差」とおっしゃいましたが、疲労感たっぷりの中でも、前から守る、引いて守るをうまく織り交ぜられたことは、宮本恒靖前監督の下でやってきたことが、少しはチームに残っていたのかな、とホロリときました。

前節、札幌戦では気持ちが見えなかった三浦、宇佐美を強く批判しました。

この試合では、気持ちがあっても足が出ないのかな、と思うようなシーンもあり。

連戦の疲労は、確実に選手の足を奪っていっていることを痛感させられました。

【うまいってなんやろか】

スペイン戦を見た後で、この試合を再度見直した(つまり前半は2回みてます笑)ことで、いろいろと考えながらガンバの試合をみることになりました。

僕も含め、多くのガンバサポは「ガンバは技術がある」という概念を持っていると思います。事実、宇佐美らのボール扱いは、スペインには劣るでしょうが、日本代表に出しても恥ずかしくないレベルだと思います。

ただ、サッカーってそれだけじゃないんですよね、、、

気になったシーンはこちら。

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右サイドに流れた山本にボールが入った時点で、〇の宇佐美はフリー。

しかしその数秒後。

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宇佐美は数メートル、山本に近寄ることで、相手のマークに見つかってしまいます。

思い切りみられてますね。

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結果、山本は宇佐美へのパスをあきらめ、サイドへ展開。

このシーンだけを切り取るのもフェアではないかもしれませんが、宇佐美がもうワンテンポ、中に入るのを遅らせて、相手のボランチの目が山本に集中した瞬間に動き出すことができていれば・・・ 

得意の右足ズドン、のシーンが作れたのではないか、と感じてしまいました。

スペインの決勝点も、決してアセンシオが何人もドリブルで切り裂いたわけではありませんでした。

ただ、一瞬の判断でフリーの時間をつくりだし、得意の左足を振り抜ける状況を生みました。

サッカーはボールを触るだけではなく、本当に瞬間瞬間の判断が大事なんやなあ、と感じさせられたシーンでした。

【採点&寸評】

【GK 1 東口 順昭】6・5

相変わらずのハイレベル。日本中は、たった2年前にあの谷が東口に全く歯が立たなかった、ということを知るべし。


【DF 5 三浦 弦太】5・5

前節は厳しく言いすぎてごめんね。

この日は昌子がいない中で、よく声が出ていた印象。

ただまだマークの付く方向など、細かいミスも目に付いちゃいます。

あなたのワンプレーワンプレーを、厳しい目でみちゃうんですよね。

【DF 13 菅沼 駿哉】6・0

相変わらず前には強い。

今日は90分間おねむにもならず、しっかりと仕事してくれました。

【DF 19 キム ヨングォン】5・5

珍しくミスが目立ったのではないでしょうか。

さすがに疲れてきている印象も。

それでも西村のシュートを止めたカバーリングなど、随所に好プレーもありました。

【DF 24 黒川 圭介】5・0

相手が右からの攻撃が多く、守備の仕事が多かったですよね。

クロスに触らず、決定機を作ってしまった場面は要反省。

SB、WBとして、守備のキモと言えるようなシーンですから。

【MF 8 小野瀬 康介】5・5

プレーの質より、襟にいのドS起用が気になって・・・

交代も矢島の方が先って・・・

小野瀬の心の声が聞こえてきました

「おれまだ!!!!!???」

あ、わかった。

次のマリノスには見せたくないから、完全に休ませる気やな!!!


【MF 17 奥野 耕平】5・5

ビルドアップでのイージーなパスミスが1つあったのは喝!

ですが、他は攻守にできることをきっちりとこなしてくれました。

【MF 21 矢島 慎也】5・0

前半はうまくカウンターの起点になりましたが、後半はプレー精度がガタ落ち。

疲労が足にきて、ボールが止まらなくなってしまいました。

止める、蹴る、に不具合が生じた矢島はさすがに使い道なし。


【MF 29 山本 悠樹】6・5

常にボールに関わる意識が素晴らしく、チームの中で唯一といっていいほど、疲れを感じさせないプレーでした。

アシストのCKも最高。

やっと上がってきましたか。

遅いねん!!笑

【FW 18 パトリック】6・5

もうね、自分の生かし方を本当によくわかってらっしゃる。

CKもしっかりと勝てるポイントを見つけて競り勝ち、そのあともカウンターの脅威に。

地味に守備時のCKでもかなり効いてます。

フル出場にも脱帽。

【FW 39 宇佐美 貴史】5・0

上ではポジショニングを突っ込みましたが、シュートのフィーリングなんかはよくなってきている様子。

考えるより、感じろ!といったプレースタイルですが、ここからもうひと山超えるためには、変化が必要になってくるのかもしれません。

先輩の家長が、30前後で大きく変わったように、、、


【控えメンバー】

【MF 28 ウェリントン シウバ】5・5

先発でも途中からでも、常に全力でプレーしてくれるあたりは好感しかありませぬ。

リーグ初ゴールも近いはず。


【DF 26 柳澤 亘】6・0

祝・ガンバデビュー!!!

しっかりと守備でサイドにふたをしつつ、前に運べばCKを獲得。

プレー回数は多くはなかったですが、しっかりと仕事してくれました。

【MF 10 倉田 秋】―

時間短く採点なし

【FW 32 チアゴ アウベス】―

時間短く採点なしも、左足パンチは一発。

まさか仙台への就職活動!?

【松波正信監督】6・0

チームが体力的に厳しい中で、仙台に苦手なポゼッションをさせることで、わざと相手のリズムを崩したのか。

もしそうであるなら、なかなかの策士ですな!!

というより、なかなか一歩が出なくて主導権を握られただけにもみえましたがwww

【あとがき】

きょうはかなり日本スペインに引っ張られちゃいました。

では本日のおすすめを。

こう暑くては、ビール消費量ばかりが増える一方。

体のことを考えると、アルコール摂取量も気になるところ。

そこで

我が家もローテーションを導入することに。

宇佐美→ウェリントン→宇佐美のように

ビール→ノンアル→ビール、を取り入れてみようかと。

ノンアルなら、ジュース替わりにもいけるので糖分の取りすぎ注意にもいいかもしれませんwww

きょうも最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!

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