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【忖度なき採点&寸評】今のガンバは更地かよ、とつぶやいてしまった今季ラストの湘南戦。片野坂監督、何でも建て放題です!!!

【前書き】

実は仕事でリアルタイム観戦ができず、夜中に試合を見ました。

寝落ちしかけました。

もちろん、モチベーションは残留をかけた湘南の方が高いのは仕方なし。

こういったときは、今まで積み上げたもので自然と体が動くやろ、というのは我がガンバ大阪には当てはまらない模様でした。

【戦評】

正直、書くほどの内容があった試合には思えません。



3バックにした意図はよくわかりませんでした。

来季片野坂監督がくるので、その形で1試合でもやっておこうと思ったのでしょうか。

試合はやはりこぼれ球の反応、球際の強度などデュエルの部分で湘南に分が。

さらに湘南はラインの押し上げが速く、パトリックは何度もオフサイドポジションに取り残されてしまいました。

相手の圧力に負けて3バック→5バックになり、前の人数が減ってさらにボールも拾えないという悪循環に。

後半途中からは4バックに変えてバランスを整え、後ろに重くなりすぎないように調整しましたが、それでも大きく状況が変わることはなく。

突如、宇佐美のびっくりするようなシュートはありましたが、チームとして意図する攻撃はまったく見られませんでした。

しかし決定的なピンチは東口が防いでしまい、結局スコアレスドロー。

試合前には、昌子源選手が「今年を象徴する試合にしてはいけない」と言っていたにも関わらず・・・

まさに今年を象徴するような試合でした。

【採点&寸評】

GK 1 東口 順昭 6・5

届く範囲のボールは、止めちゃうんですよ。

この男は。

こんなスーパー守護神が、日本代表にも、Jリーグの優秀選手にも入らないのは、ひとえにチームの成績がこんなだから。

いつか報われる日がくることを願います。

DF 3 昌子 源 6・0

球際でぐっと伸びるプレーがみえ、調子はここにきて戻ってきた模様。

しかし日本代表に押せる状態かというと?はつきます。

DF 4 藤春 廣輝 5・5

押し込まれてほぼ攻撃参加できず。

まるで鎖につながれた犬、状態です。

DF 5 三浦 弦太 5・0

パスコースが見つからないとき、自分でターンしたりドリブルで動かしながら、状況の変化を待つ、ということができないんですよね。

走力やキック力はあるのですが、プレッシャーを受けやすいポジションでの起用は、やはり難しいのかと感じます。

DF 13 菅沼 駿哉 5・5

大きなミスはなかったものの、左CBとしては起点になれない部分が大きいですかねえ。。。

MF 8 小野瀬 康介 5・0
46分アウト。
まさに今季を象徴する内容でしたね。チームが押し込まれたら、ウイングバックとしては守備の仕事しかできなくなってしまいます。来季、片野坂監督がどのポジションで使うのかは注目です。
来季もガンバにいればですが…

MF 10 倉田 秋 5・5
78分アウト。
可もなく、不可もなく。。。
では、もはや不可なんだろう、と気づき始めました。
好きな選手だけに、どうしても甘くなっちゃう部分があるのですが。
本当は、ここからもう一度、2けた取るような彼のプレーがみたいです。

MF 15 井手口 陽介 5・5
動きの切れはあるようにみれましたが、守備の局面ばかりで、一気に相手ボックスまで爆走するようなプレーは皆無。
かつてはそれが持ち味だったはずなのですが。
セルティック移籍の報道には驚きました。
スコットランドでのプレーをみたい気もしますが、前回リーズ(当時イングランド2部)に移籍した際は、名将マルセロ・ビエルサ監督から、残念だがイングランド2部のレベルには達していないと、レンタル移籍に出されたと記憶しています。
スコットランドは、イングランド2部ぐらいかなあ、というイメージがあるのですが、この期間で果たして成長しているのでしょうか。
疑問です。

MF 17 奥野 耕平 5・0

78分アウト。バランスを整える仕事はしていたと思いますが、やはりガッと奪いきったりするプレーが少ないし、一瞬のスピード感もまだまだかなと。
同ポジションの19歳、湘南MF田中の方が印象に残ってしまいました。

FW 18 パトリック 5・0

さすがのパトもひと足早くオフモードでしょうか。心はもうブラジルに飛んで行ったのではないでしょうか。ケガで先に帰ったペレイラとともに。

FW 39 宇佐美 貴史 5・5

突然えげつないシュートを放ち、湘南・山口監督をビビらせました。

とはいえ、試合を通じてみればなんてことのないパフォーマンスでした。

【途中交代】

MF 14 福田 湧矢 5・0
46分イン。ドリブルで仕掛けてほしい、と思うような場面も少なく、違いを出せずじまい。
それじゃ小野瀬と変わりなし。

MF 29 山本 悠樹 ―
78分イン。時間短く採点なし。

FW 11 小野 裕二 ―
78分イン。時間短く採点なし。
しかし最後にお別れができたのは嬉しかったです。
あなたがピッチに立った時は、いつもワクワクしました。
眉間にしわを寄せて、厳しい表情からの柔らかいタッチ。ミスをしたときの切り替えスピードは、いつも宇佐美に教えてやってほしいと思っていました。
怪我のない体で、戦術のあるガンバ大阪で戦う姿はみてみたかったです。

松波正信監督 5・0

最後はご祝儀採点ですwww

正直、何を意図したものがあったのかはわかりませんが、湘南・山口監督との力の差は、ご本人も感じたのではないでしょうか。

来季からはアカデミーダイレクター?を務めるとの報道もありましたね。

残留に導いてくれたことは感謝いたします。

トップチームを担う若手の育成に、専念してくださいませ。

【あとがき】

山口智監督の率いる湘南に対し、選手の中にわずかでも複雑な感情があったことは否めないでしょう。

コンパクトな陣形を保つこと、一瞬の球際でボールを奪いきること、ボールを奪ったら相手のラインの裏に飛び出して素早い攻めを展開すること、といった松波ガンバの生命線は、どれも保ちにくくなったのでしょう。

今のガンバは、正直色のないチームだと思います。

川崎やマリノスのように、自分たちの戦術に合いそうな選手が集められているわけではなく。

下部組織出身と、よそのよさそうな選手を寄せ集めた集団です。

今のガンバは、良質な木材や鉄骨など、さまざまな材料を集めただけの更地です。

今季はそこに緊急テントを立てて、雨露、寒さをしのぎました。

ここに来季、片野坂監督が土台を築き、家を建ててくれることを祈ります。

【御礼】

ガンバエコ―を読んでいただいた皆様。

これで今シーズン、全試合の採点&寸評を達成することができました!

本当にささいな思い付きから

「ガンバのことだけ書く記事は、需要あるかな?」と始め、好きを形にして好き放題書きなぐってきました。

1年間で計76記事。
夏場の連戦中は、僕もチームとともに中2日の試合を経験しましたww

この1年間、何度も「もう今日はいいかな・・・」と思った日もありましたが、何とか続けてこられたのは、読んでいただいた皆様のおかげです。

背中を押していただいたハルナさん、ginjiさん、donaさん、テリーさん、massanさん、colocoloさん。Twitterで毎回のようにコメントをいただいたならこいさん始め、数多くの方に読んで、反応していただき、本当に幸せでした。

まだ来季も続けられるかどうかの自信はないのですが、ここで感謝の気持ちを述べさせていただきます!!

オフシーズンも何か、ガンバサポの皆様と感覚を共有できそうな記事を思いつけば、また書いてみたいな、と思っています。

本当に1年間、ありがとうございました!!!


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