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職場でメンタルで倒れたKのその後



先週1週間、メンタル・ストレスで休んでいたKが職場に復帰した。

その後、何でもかんでもKに仕事を言いつけていた、「その他大勢」の集団が、ぱったりKに仕事を言いつけるのを控えるようになった。

しかし、今度は「その他大勢」は、他の人間をターゲットに、仕事の押し付けをするようになった。

哀れである。社内いじめである。

実はこの、「その他大勢」は、エンジニア集団だ。エンジニア達は「技術以外は自分たちの仕事ではない」と考える傾向がある。

お金の処理、事務処理、取引先との調整、物流手配、投資準備すべて、エンジニアがやることではない、と思っているらしい。

俺たちはエンジニアだ、ほかの庶務雑用はお前らがやれ、みたいな感じで迫ってくる。

エンジニアは自分たちの目標を実現する為に、シモベとなるターゲットを探し、何でも言いつける、というのがお決まりのパターンだ。そしてそのターゲットを、またメンタル休職に追い込むのだ。

まるでカラスの群れが、餌場を食い散らかして、次の餌場を求めるように。

Kはそのエンジニア・カラスの集団からうまく逃げた。1週間、メンタルで休むという行為に出て、上司から「重い仕事から外れてよい」という了解ももらった。

見事である。

僕は在宅勤務で、そのような理不尽ないじめから回避することを進めていたが、Kはもう少し思い切った手段で、自分の身を守った。

この際、方法はどうてもよい。Kを称える言葉を送りたい。


旧約聖書 コへレトの言葉より

両手を労苦で満たして 風を追うよりも

片手を安らぎで満たす方が幸い

Kには可愛い娘と奥さんがいる。十分に幸せである。

職場の「そのほか大勢」のカラスどもの期待に応えることがなくても、家族という片手が幸せであれば、それで十分なのである。

他人の期待に応えることをやめて、家族の幸せを守ってKはエライ。





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