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新しい音楽が "全く" 聞こえてこない

私の note の大きなテーマは、前期高齢者(私)の生態を観察して「老人かく生くべき」「老人かく老ゆべき」を明らかにしていくことだ。
(そんな大層なもんじゃないね、ちょっと言い過ぎ‥ )

note には私の日常や、私自身の変化(主に衰え)を書くことが多い。最近では「涙もろくなる」「人と会わなくなる」「薬で生かされている」等々を書いた。そして私は、読んで下さる皆さまからの「それあるよねー」みたいな共感が大好物だ。

しかし、ふと「自分って平均的な老人なの?」「オレかなり(衰えが)進んじゃってるんじゃない?」と不安を覚えることが増えてきた。

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テレビ朝日「関ジャム 完全燃SHOW」で、「2022年のマイベスト10曲」なる企画が先日放送された。いしわたり淳治(作詞家)、蔦屋好位置(音楽プロデューサー)、佐藤千亜妃(ミュージシャン)がそれぞれ10曲を発表した。 

驚くことに、私は発表された27曲全てを知らなかった。アーチスト名を知っていたのも4組のみという惨状。

実は2年前にも同番組で同じ企画があり、私はそれを観て note に「新しい音楽が聞こえて来ない」という記事を書いた(2021年3月28日)。しかしその時は「聞こえて来ない」と言っても、3割程度は知っていた。

明らかに症状は悪化している。
そんなことで、今回のタイトルには副詞 "全く" を付け加えた。

これほど知らないということは、私が "新しい音楽の往来" から離れた場所にいて、その距離が年々広がっているということなのだろう。 

「マイベスト10曲」に選ばれた曲を、 TouTube でいくつか聞いてみると、どれもこれもとても良かった。感動したりもする。知らないところで、新しい才能が次々現れていることがよく分かる。

私は「さもあらばあれ」などと超然を気取っていていいものか。

最近の "お笑い" には、私が全然笑えない(分からない)ものがある。齢(とし)のせいなのだろうが、これを分かるように努力する気はもう無い。

だが音楽への向き合い方は違う。良い楽曲がどんどん生まれていて、私はまだそれらを「良い!」と思えるようだ。であれば、懐かしい曲を聴いて目をウルウルさせているばかりじゃあいけない。
「新しい音楽の往来に近付かなきゃ」と思い始めたこの頃。
はてさて、私はどちらに行ったらいいのでしょう。

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私の記事をお読みになっているのは50歳以上の方が多いと思いますが、皆さんはどうですか。新しい音楽は聞こえて来ますか。楽しめていますか。

※「関ジャム‥」で選者3名全員が挙げた「水曜日のカンパネラ」の『エジソン』を添付します。4,000万回超の再生回数にも関わらず、私には届いていませんでした。

< 了 >

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