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Z世代はどのSNSで何をしている?プラットフォームの使い分け

こんにちは。笠原です。
本日のnoteは「Z世代・アルファ世代のリアル-テックネイティブな未来の消費者を紐解く~」の第6回のご紹介になります。
第1回、第2回の記事はnoteでもご紹介してきました。
 
第1回:https://note.gallery.intage.com/n/nfc73d9e33183
第2回:https://note.gallery.intage.com/n/n6d6279b6cc35

今回も知るギャラリーの記事から、Z世代、アルファ世代のリアルをインテージの定性データ(インタビュー・行動観察)をベースに学んでいきましょう。

■Z世代はどのSNSで何をしている?プラットフォームの使い分け

一口に「SNS」といっても、Instagram、Twitter、TikTokの使い方はそれぞれ異なります。それぞれ、どのような使い方・文化が発展しているのか、彼らの目線からみていきたいと思います。
図表1は各プラットフォームの使い方を調査結果からピックアップしたものです。

図表1

まず、メイン利用SNSとしてよく挙がるのがInstagramです。インプット(閲覧)もアウトプット(投稿)もコミュニケーションも活発で、ついつい手を伸ばしてしまうプラットフォームとなっているようです。
 
Twitterは、利用パターンが「サブSNSとしてアクティブ利用タイプ」と「ほぼ休眠タイプ」に大別されました。「サブSNSとしてアクティブ利用タイプ」は、自分の好きな分野・ジャンルの情報収集をしたり、仲間と交流したりする使い方です。
一方、「ほぼ休眠タイプ」は、電車遅延や地震などのリアルタイムで知りたい情報を得たり、トレンド機能で世の中全体では今何が起こっているかを知る場合にのみ使うタイプです。見る頻度は低く、「暇つぶしの最終手段」と位置づける人もいました。
 
TikTokの利用パターンは「たまに暇つぶしタイプ」と、「ヘビーユーザータイプ」に分かれ、ライトユーザーがまだまだ多いことが特徴的でした。「たまに暇つぶしタイプ」が週に数回おすすめ画面を流し見する程度だった一方で、「ヘビーユーザー」はおすすめ画面を流し見する頻度が高いだけでなく、欲しいものの候補があったときに、TikTokでレビュー動画を探して検討材料とすることもありました。
特筆すべきは、レビュー動画の内容そのものに加えて、コメント欄を「口コミ」として参考にしていることです。Instagramは商品レビューなどの投稿に対して実際のユーザーのコメントが付きにくいのに比べて、TikTokは「ほんとこれ間違いないよね」など一般ユーザーの反応がコメント欄に投稿される傾向にあるためです。

■Z世代のInstagramアカウントの使い分け

ではここからは、メイン利用SNSであるInstagramについて、インプット、アウトプット、コミュニケーションの詳細をみていきましょう。

まずは、彼らのInstagramアカウントの使い分けです。25歳以上の社会人以上と比較して、高校生・大学生やZ世代にあたる24歳以下の社会人はアカウントを多く持つ傾向にありました(図表2)。

図表2

複数アカウントのうちひとつは、最もフォロー/フォロワーの関係性が広い「メインアカ」「本アカ」と呼ばれるものです。次に、近い関係性の人のみに対し素の自分を出せる「サブアカ」、さらに自分の関心ごとに特化した「趣味アカ」「オタクアカ」があります。

図表3

それではZ世代はそれぞれのアカウントを、どのように使い分けているのでしょうか?
知るギャラリーの記事ではアカウントの使い分け方法、ストーリーズ、フィード投稿の違い、また実際にInstagramで何を見ているのかなど、さらに詳しく解説しています。

この機会に、「Z世代・アルファ世代のリアル-テックネイティブな未来の消費者を紐解く~」シリーズをぜひご覧ください。