京都市中京区で「ギャラリー柳水(りゅうすい)」という美術工芸の 小売店をしています。 河井寛次郎や濱田庄司など、民藝派の作品を数多く取り扱ってきました。 いろいろ…
乳白色をベースに金彩と白釉で梅を描く。 金彩のきらめきを撮るのがむずかしく、結局さかさまに向けた方が よくわかる。 おしべが薄い黄色で細かく描かれているのが見える…
ギャラリー柳水
2024年4月3日 17:57
京都市中京区で「ギャラリー柳水(りゅうすい)」という美術工芸の小売店をしています。河井寛次郎や濱田庄司など、民藝派の作品を数多く取り扱ってきました。いろいろな美術品とともに30年近くを過ごしてきました。生活の中でいろいろと楽しめる美術品を、この noteを 通してご紹介できればと考えております。上の作品は、富本憲吉 昭和9年(1934年)作 筒描(つつがき)で柳を描く小さな皿
2024年4月3日 21:41
乳白色をベースに金彩と白釉で梅を描く。金彩のきらめきを撮るのがむずかしく、結局さかさまに向けた方がよくわかる。おしべが薄い黄色で細かく描かれているのが見えるだろう。井上治男は1909年(明治42年)に京都で生まれた。五代と六代のふたりの清水六兵衛に師事している。梅の描き方は師匠ゆずり戦後は日展を中心に活躍していく。1975年(昭和50年)に享年65歳で没する。素明窯の工房は、現