ギャラリー柳水

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美術工芸のすすめ

京都市中京区で「ギャラリー柳水(りゅうすい)」という美術工芸の 小売店をしています。 河井寛次郎や濱田庄司など、民藝派の作品を数多く取り扱ってきました。 いろいろ…

井上治男  清香 茶碗 6客組

乳白色をベースに金彩と白釉で梅を描く。 金彩のきらめきを撮るのがむずかしく、結局さかさまに向けた方が よくわかる。 おしべが薄い黄色で細かく描かれているのが見える…

美術工芸のすすめ

美術工芸のすすめ

京都市中京区で「ギャラリー柳水(りゅうすい)」という美術工芸の
小売店をしています。
河井寛次郎や濱田庄司など、民藝派の作品を数多く取り扱ってきました。
いろいろな美術品とともに30年近くを過ごしてきました。
生活の中でいろいろと楽しめる美術品を、この noteを 通して
ご紹介できればと考えております。

上の作品は、富本憲吉 昭和9年(1934年)作 
筒描(つつがき)で柳を描く小さな皿

井上治男  清香 茶碗 6客組

井上治男  清香 茶碗 6客組

乳白色をベースに金彩と白釉で梅を描く。
金彩のきらめきを撮るのがむずかしく、結局さかさまに向けた方が
よくわかる。
おしべが薄い黄色で細かく描かれているのが見えるだろう。

井上治男は1909年(明治42年)に京都で生まれた。
五代と六代のふたりの清水六兵衛に師事している。
梅の描き方は師匠ゆずり
戦後は日展を中心に活躍していく。
1975年(昭和50年)に享年65歳で没する。
素明窯の工房は、現

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