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【エチオピア冒険記】ガルテンビの意味

今日は僕がエチオピアの少数民族、バンナ族の村に行った時にもらった(というか勝手に呼ばれ始めた)名前【ガルテンビ(Galitebe)】について。

この記事の内容は僕が現地で聞いた情報や日本でバンナ族に詳しい方から聞いた情報をもとに書くが、僕自身あいまいな部分もあるのでフワッと読んで欲しい。

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バンナ族の村には成人の儀式がある。
(ハマル族の村にも同じ儀式があり、写真はハマル族のものも混じっている)
男はある程度の年になり、牛を持っていると村のお偉いさんから指名される。

指名されると、決まった日にその儀式は行われる。

何をするのかと言うとまずは女性たちが歌や音楽と一緒に踊り踊り踊りまくる。

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ちなみに赤土を塗ったドレッドヘアの女性は既婚者。
ドレッドヘアでない女性は未婚者。

この踊りの時間が中々長い。
儀式にもよるみたいだけど僕がみた時は大体2~3時間だった。

そしてそこから"ウィッピング"が始まる。

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その名の通り、鞭打ちだ。
前回までに成人になった男たちに対して女たちが木の鞭を渡す。
そして男は美しいだとか女らしいだとか、その人の事を認めたらその女の背中を渡された鞭で打つのだ。

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めちゃくちゃ痛そう。。
日本では考えられない文化だ。

バンナ族の女性の間では背中に鞭打ちの跡が多いほど良しとされる。

見ていると一度使った鞭は使ってはいけず、我先にとみんなで鞭を取り合っていた。

それが終わると次は何て呼んだらいいのか分からないけれど洗礼てきなことをする。

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正直、これの真意は僕は理解できなかった。。
写真では写っていないが短い木の棒をみんなで囲み、なにかをしていた。
相当大切なモノみたいであまり近くに行って写真を撮ることはできなかったのが残念。

そしてこの後は写真にある木でできた門を女性が通ったり牛を通らせている様子を見て何かの洗礼なんだろうなと感じた。

そしてついにメイン行事。

ブルジャンピング!

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なにをするのかと言うと

牛を5頭ほど並べてその上を3往復ほど飛び回るのだ!

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そしてそれが成功した暁には一番手前にいる子牛の柄にちなんだ名前が授けられる。

〇〇〇ンビ

〇〇〇の部分が柄の名前で
ンビがMR.の意味。

そろそろお分かりになったであろうか
村の子どもたちは僕にその名前をくれたのだ。

ガルテンビ
ガルテは奇抜な模様柄。
色々な色が入り混じった柄のことをいう。
この時の僕は金髪で基本的に肌は白く、所々日焼けしていてまだらだったから子どもたちはそう呼びだしたのかもしれない。

実は日焼け止めクリームを中途半端に塗っちゃって体に柄が出来ていた笑

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今ではバンナの村を歩いているとどこからかガルテンビ!と呼ばれるように。
そりゃ覚えてるよね。こんな格好したやつが過去にうろうろしてたなら。

そして滞在中に、名前をもらったのだから僕も成人の儀式に参加したい!と言ったら

牛をメチャクチャ沢山用意しなければならないのと
儀式に成功すると必ずバンナの女性と結婚しなければならないとのことで渋々断念した。
だってバンナに好きな子がいるわけでもないし。。
まぁそもそもその概念がバンナの村では違うのだろうけど。

後日、バンナ語には文字がないのでそれを文字に無理やり起こしてもらった。

それが"Galitebe"
本当はGalitembeみたいだけどガイドの打ち間違えでこのスペルになった。

細かいことは気にしない!

日本いや、おそらく世界で唯一バンナ語が社名になった。

それが株式会社Galitebe。
"エチオピアがみえるコーヒー"を提供する
コーヒー生豆輸入会社。
https://www.galitebe.com/

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次回からはそこから起業に至るまでのストーリーを順を追って書いていく。

to be continued...

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