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星空観察にライトは必要?服装は?

こんにちは。星空案内人のまいの(mai-no)です。

今回は星空を楽しむ際、あるといいよ!と言われる赤いライトと服装についてのお話です。前回の注意点を踏まえつつ、星空を楽しむための装備編に進んでみましょう。

ライトは推しアイテム!

ライト自体は必須ではないですが、あるほうが良い推しアイテムです。また人工的な光を見ると目が慣れるのに時間がかかると前回お話しましたが、星空を見る時は赤いライトの方が目が慣れやすいです。

天体望遠鏡等も販売しているVixenでも取り扱っていらっしゃいますので、気になる方は調べてみてください。あまりお金をかけたくない!という方はお持ちの懐中電灯に赤いセロファンを100均で買って貼り付けてもOKです。

しかし星空案内人はお客様や自身の安全を考慮して、両手は空いている首から下げられるようなのモノを身につけています。私たち星空案内人は常に首からぶら下げて、移動時は通常モード、案内中は必要時だけ赤モードで活動しています。

ちなみに、星空撮影をする方にとっては赤いライトはあまりよろしくないです。目には優しい赤いライトですが、撮影をする時のカメラには光をとても集めてしまうため赤ライトの光も集めてしまい、写真にくっきり写りこんでしまうのです。しかも星空にライトを向けていなくても、赤い光が写ってしまうのです。これは撮影する方にとっては致命的ですよね…

じゃあライトを全く付けるなってことか?!というわけでもありません。もちろん安全は第一に考えていていただきたい。
ただ、いろんな楽しみ方をしている方がいらっしゃるので、マナーは心に留めておきながら、宙を楽しんでいただけたらと思います。

ライトの光がバッチリ写真に写っていますね

星を見るためのポイントは2つ!

ポイントは何を着ても良いですが重ね着をすることと、動きやすくすること。
冬はしっかり防寒する人が多いのですが、夏でも夜って結構寒いのです。いやいや夏だし涼しいのがちょうどいいでしょ!と薄着で出かけてしまったら・・・夜空に目が慣れてくる頃には、寒くて「やっぱ無理だわ」と暖を求めることでしょう。

太陽が沈むと、外の温度は低くなります。特に山は標高が高いほど寒いです。ホッカイロという魔法のアイテムもありますが、薄着でホッカイロを握っていても体は温まりません。
最強なダウンが1枚あるから!とそれだけを着て、中は薄着というのも危ないです。もれなく体調崩します。
キャンプも流行っており、最近はアウトドア系の服もお洒落なものがたくさん売られています。お手頃価格であれば、ワークマンなどでも取り扱っています。マフラーや手袋、頭から足先までしっかり防寒してくださいね。
「どんな季節でも暖かく動きやすい服装を!」を心に刻んでください。暑かったら脱げばいいだけです。備えあれば憂いなしです。



文:まいの(mai-no)
星空案内人
千葉県出身。本職を星空案内にしたい、明るさと元気が取り柄の看護師。
宇宙や星も大好きだけれど、食べ物・音楽鑑賞・書道も大好きです。


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