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星の特徴③:星って何色だろう?

こんにちは、星空案内人のまいの(mai-no)です。

星の特徴3つ目、星の色についてのお話です。星には色の違いがあることはご存知だと思いますが、恒星と惑星この2つも色の違い(光り方の違い)があります。どんな違いがあるかみていきましょう。
星の特徴①〜③をギュッとまとめている過去コラムもあるので是非ご覧ください。
☆星の明るさと色の違い
https://note.com/galaxyproject/n/n493ac36a5e3a

温度によって違う恒星の色

自分の力で光る恒星。ほとんどの星は白っぽく見えますが、目が慣れてくると色が少しずつ違うことがわかると思います。明るい星は色の違いがわかりやすいので是非じーっと見てみてください。
恒星は表面の温度が違うことによって色も変わってきます。熱ければ熱いほど青く、冷たければ冷たいほど赤いです。

これからの時期は冬の星座も顔を出し始めますが「冬のダイヤモンド」といわれる明るい星で作られている6つの星達は、どれも色が少しずつ違います。都会のような明るいところでも見える星なので、こちらも是非探してみてください。
赤、オレンジっぽいもの。黄色っぽいもの、白や青ととてもカラフルですよ。

熱い=赤のイメージがあったり、サーモグラフィーは高温ほど赤く、低温ほど青いので、星の温度関係と真逆すぎてわからなくなりますよね。日常生活でも揚げ物する時位しか高温に触れる機会もなかなかないと思います。
必ず覚えなければいけないものではないので「どの星の温度でハンバーグ焼くのが一番美味しいかな~」なんて愉快な想像をしながら、宙を見上げてみてください。

火星や木星、惑星の色

過去にもお話しましたが、惑星は自分の力で輝いておらず、太陽の光が当たることによって、その姿が見える星です。

木星や土星の表面はガスに覆われており、白〜クリーム色っぽい色をしています。
2022年10月の木星 約-2.9等級
2022年10月の土星 約-0.6等級
木星は特に明るいので一瞬で見つけられちゃいます!

火星の表面は地球のように岩石で覆われていますが、岩石の成分によってオレンジ〜赤っぽく見えます。
2022年10月は約-0.9等級と、木星と比べるとズバ抜けて明るくはないですが、明け方まで観察できます。21時前後に東の空から顔を出し始めるので、是非赤っぽく見える星を探してみてください。

天王星や海王星はとても暗いため難易度は上がりますが、時期と位置を押さえれば望遠鏡で見ることもできます。恒星とはまた違った青い色は、息を呑むほど綺麗ですよ。


文:まいの(mai-no)
星空案内人
千葉県出身。本職を星空案内にしたい、明るさと元気が取り柄の看護師。
宇宙や星も大好きだけれど、食べ物・音楽鑑賞・書道も大好きです。

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