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相応しい姿であれ CL5節 アトレティコvsフェイエノールト(A) 2023.11.28

CL5節はアウェーのフェイエノールト戦。今さらだがこの試合がこのグループで一番きつい試合でしょう。

アトレティコは8ポイント。ラツィオとフェイエノールトは直接対決でお互いにホームで勝って1勝1敗。ラツィオが7ポイント、フェイエノールトは6ポイントで5節を迎える。
アトレティコはここを勝てば2位以上が確定。フェイエノールトは勝てばまだ首位も狙えるが先に終わったラツィオvsセルティックでラツィオが勝ったので負けたら3位以下確定。

2節での前回対戦。

3-2で逆転勝利。しかし前半だけで2度リードされ、アトレティコの得点は2つがオフサイド疑惑、という試合。ギリギリだった。




●スタメン

・アトレティコ
オブラク
ヴィツェル / ヒメネス / エルモソ
モリーナ / ジョレンテ / コケ / デ・パウル / リケルメ
グリーズマン / モラタ

ヒメネスを中央に。サンティアゴ・ヒメネスと対決。
中盤は右にジョレンテ、左にデ・パウル。左WBはリケルメ。マジョルカ戦を休んだモリーナがここでスタメン。

・フェイエノールト
バイロウ
ヘールトロイダ / トラウナー / ハンツコ / ハルトマン
ヴィーファー / ティンバー / ステングス
ミンテ / パイシャオン / サンティアゴ・ヒメネス

ヘールトロイダがSBになるパターンで、ゼルキを使わずステングスをトップ下にする4-2-3-1にした。右WGは快速ミンテ。



さて大一番。




●前半

アトレティコが守り倒した90分を見ていく。まず前半。
この日のフェイエノールトはアンカーのゼルキを起用せずに4-2-3-1。この日の配置だとティンバーはやや制限が多すぎて彼本来の自由なポジショニングは活きてこなかった気がする。それはステングスをトップ下に置く事のメリットと比較して、という話だろう。ちなみにエールディビジを見る手段がないのでスポーツナビで毎週スタメンと選手交代を追っている程度だが、国内の試合ではこの4-2-3-1の方が圧倒的に多い。むしろゼルキアンカーの4-1-2-3はCL用の亜種くらいの頻度。個人的にはステングスにしてもトップ下でボールを触れる位置を探すよりも右大外でとりあえずパスは受けられますという環境の方が適している気がしている。この日は大外駆け上がり型の右SBニューコープを起用できなかった事も影響しているのか、そのへんはスロット監督に聞いて欲しいところ。

前置きが長くなったが配置の話。フェイエノールトは主に右から進んでチャンスメイクする。ティンバーは左ハーフスペースを持ち場にしながら周囲のサポートへ移動。

SBが内へ絞り、最終ライン4枚が後方ビルドアップ要員。ヴィーファーが中盤のポイントになる。この選手は後ろからパスを受ける仕事をする選手ではないのでビルドアップでは割と放置できる。これがゼルキがいる試合との大きな違い。
アトレティコはこの日5-3-2の3の位置を低く設定し、後ろから飛び出していく守備形を準備。2トップは普段通り中央ルートさえ通されなければ良しという対応で、相手SBにボールを持たせる方法で最終ラインの時点で左右を選択させた。
フェイエノールトは主に右のヘールトロイダが配球役になる。良い選手です本当に。ここからWGミンテに配球、ステングスが近い位置でサポートしサンティアゴ・ヒメネスがPA内で駆け引きする、という形をベースとした。
アトレティコ守備陣は持ち前の気合根性を大一番で発揮。デ・パウルが久しぶりにランチタイムのキッチンをワンオペで回しそうなタスク過多を喜んで受け入れて対応していく。まずデ・パウルのマーク対象は前方のヘールトロイダになる。ここからクリーンな配球をさせないためにIHが飛び出していくのはもはやアトレティコ守備陣のベース。必修科目。

出ていく

この日は左WBリケルメがきっちり最終ラインに入って5枚を揃えるアトレティコ。デ・パウルの寄せでヘールトロイダはステングスへの縦パスや背後を狙う配球は出来ず、経路はミンテの足下に限定された。
ミンテは前回対戦を見てもわかる通り、ちょっと話の通じないスプリント能力を持つ。スターリングとかニョントとかそういうジャンル。ドリブルが上手いとかではなくシンプルに足が速い。この左利きのアタッカーの対応に当たって、リケルメは縦への突破を制限し内側へ進ませる選択を行った。しかし、隣のハーフスペースではステングスがパスを待っていてエルモソはそっちに集中しておりこのままではミンテにPAまで侵入されてしまう。誰が対応するか。無論、デ・パウルである。

アトレティはちょっと頭がおかしいのでこういう対応に見慣れてしまっているが客観的に見てなかなか大変な仕事だった。デ・パウルはこれを完璧にこなし、リケルメは決して縦への突破は許さず、ハーフスペースで前を向こうとするステングスには早めの対応でエルモソが潰した。そしてヴィーファーを使ったやり直しとサイドチェンジはグリーズマンが封鎖してワンサイドに閉じ込める事に成功。このアトレティコ左サイドの守備は完璧だった。フェイエノールトの目論見を外しつつ守備配置がそのままプレス回避配置になっており、このサイドの攻防を有利に進めた。
クリーンなクロスが入ってこないサンティアゴ・ヒメネスはボールに関わる事も難しく、ロングボールの競り合いは気合がまるでウルグアイ代表のキャプテンのようだったホセ・マリアの方のヒメネスが完封。ヒメネスとヴィツェル目掛けてロングボールを蹴るというのはちょっとリターンが少なすぎた。序盤はアトレティコが高い位置でのボールロストとCKでピンチを招き、危なっかしいシーンもあったがそれを乗り切るとフェイエノールトは攻撃の糸口を見失っていった。この環境を作り上げたアトレティコの守備組織はさすがシメオネと言いたくなるクオリティで、前半の展開を決めた。あとは点を取るだけ。勝つだけ。



アトレティコはこの日も後方からの配球のルートを探る。フェイエノールトはステングスを含めた前方3枚がアトレティコの最終ラインに圧力。4人目はティンバーが出てくる。大外の対応はモリーナ側はパイシャオンが降りて対応。左SBハルトマンに向かってモリーナ&ジョレンテが突っ込んでくるようなシーンを作らせないように対処した。この守備タスクは、結果的にはパイシャオンの良さを半減させていたと思う。逆サイドのリケルメにはヘールトロイダがマンツーマンで出てくる。ここは"リーノなら2,3度は抜くと思うけどお前はどうなの?"とリケルメに問うている箇所で面白かった。この試合最大のポイントに設定していたのかもしれない。
ヘールトロイダの出ていった箇所を右CHのヴィーファーが埋める形も前回対戦通り。アトレティコとしてはデ・パウルの広範囲への移動を軸に後方3-2ビルドで抜け道は探せそう、というところまで確認したところで、フェイエノールトがグリーズマン&モラタのトランジションに対応できない事も見えてきている。13分にはこの2人のカウンターでモラタがGKと1vs1を作っている。今さらだがフェイエノールトのCBは当社比でスピードに劣るのかもしれない。それとやや気になるのが各選手が自分の頭の上を超えるボールを使われるとマークがあやふやになる節があり、特にカウンター局面になると内外も左右も関係なく洪水のように押し寄せるアトレティコのランニングに面食らっていた印象。特にリケルメはミンテからボール奪取したカウンターで一番右側に向かって真っ直ぐ斜めにランニングする事が多く、これは約束事だったか、普段リーノがよくやっているからやってみたかどちらか。ちなみに逆サイドまで走るとグリーズマンからパスが出てこないのも割とアトレティコあるある。

直後のCKからアトレティコが先制。一度跳ね返されたがジョレンテの再度の折り返しがとんでもなく中途半端なところに飛び、相手に当たってゴールへ。アトレティコはラッキー。フェイエノールトはアンラッキー。点を取ろうと前がかりに来ていたフェイエノールトの勢いを削ぐ得点となり、アトレティコにとっては上記の守備陣形を整えるには最高のタイミングでの先制点だった。
特にこの先制点以降良くなったのがロドリゴ・リケルメで、ミンテの対応に慣れていきボール奪取を連発。縦を切りつつあえて縦に誘い込んで捕まえる対応も見せて完全に優位に立ち、トランジション開始の起点になり続けた。攻撃でもモラタにピンポイントのクロスを届けるなど躍動。
さらにこの日のアトレティコは前回対戦と違い、押し込んだ状態のセカンドボールの回収で優位に立ち、フェイエノールトのやりたいボール保持の時間を削っていった。ここでも躍動していたのはデ・パウルである。圧倒的な存在感だった。ジャッジとの相性が良かったのも見逃せない(主審はイギリス人)。コケも強気に前向きのプレスを繰り出して相手DFにロングボールを選択させ、ヴィツェル&ヒメネスで回収を続けていった。



●前半終了

1-0で前半終了。偶発的な先制ゴールだったがピッチを支配し、フェイエノールトのやりたい攻撃を止め続けた45分間は最高の出来。このプレーをあと45分続ける事ができればこの試合の勝利の先にある目標へ近づける実感が持てる戦いだった。文句なしの守備ブロックを作りプレス回避は正確。カウンターで敵陣PAまで突き抜ける事ができ、セカンドボールを拾って攻撃を連続した。これを完璧と呼ばず何と呼ぶのか。

試合はスロット監督が早めに動き、状況の変化を狙った後半へ移る。



●後半

フェイエノールトはパイシャオンに替えて上田を投入。2トップに変更した。そもそも点を取るしかない試合なので上田投入を早めにやったのは良い事。ただ、国内の試合でもおそらくほぼ試していない形の2トップ配置であり、この大事な試合でやった事のない形を選ばせた時点でアトレティコはほぼ勝負に勝っていた。

フェイエノールトはこの交代で、左にWGを置かないアシンメトリーな配置に。右大外はミンテがそのまま取り、左はハルトマンが大外にいるがWGポジションまで高く取る事はなく、ふわっとバランスを取った。サンティアゴ・ヒメネスと上田の2人がターゲットになれるようになり、FWに縦パスが通り始めてフェイエノールトはアトレティコ陣内でプレーできるようになっていく。
「片方しかWGがいなくても押し込んで放り込んでしまえば一緒」くらいの気持ちもあったのかもしれない。この舞台でそれは甘いです。
おそらく左WGを置くとステングスのポジションがなくなるとか、3バックではさすがにネガトラの補完が効かなくなるとか色々と事情はあるのかもしれないが、結果的にこの交代で楽になったのはモリーナだった。両サイドの攻防は、前半のバランスだと左のリケルメは守備時ミンテと対面し攻撃時はヘールトロイダと対面。モリーナは守備ではパイシャオンと対面し、攻撃時は守備を頑張るパイシャオンに対応されてハルトマンのところまで辿り着けないという環境だった。しかし後半のバランスだとモリーナサイドは攻守ともにハルトマンと対面。なんなら守備時はハルトマンがモリーナのところまで来ないので暇だった。結果モリーナは守備タスクから解放されてずっと高い位置を取り続け、カウンターの先頭を走る事が出来るようになっていく。

56分にアトレティコはジョレンテ→バリオスを交代。中盤を右からデ・パウル、バリオス、コケの順番に並べた。おそらくフェイエノールトの配置変更を受け、リードしている事もあり前に圧力を掛けに行くよりも2トップへの縦パスを封鎖する意図でバリオスを入れたものと思われる。

2トップに入れる縦パスを封鎖

バリオスを入れればプレス回避の質も上がるし、上記のバランス変更でモリーナが高い位置を取り続ける事が出来るならジョレンテがいなくてもカウンターの脅威を落とさずに済む。相手の配球を止めるために中盤の3枚だけやや低く動かしながらカウンターの質は変えない。この選択が後半の11分で出来たのは素晴らしかった。お互いの配球ポイントすらよくわからないまま試合が進んでいった前回対戦とは全く別物で欧州トップクラブのスカウティングの凄まじさを感じる。
そしてその交代とは無関係にアトレティコに2点目が入る。高いポジションを取っていたエルモソにバリオスからロブパスが通り、左足でファンバステンした。ゴラッソ。狙っていたのかどうかもよくわからないがとんでもない一発をここに持ってきた。

フェイエノールトは手を替え品を替え2トップにボールを届ける手段を探ったが、結局ミンテとパイシャオンがクロスを上げるのが一番効率良かったんじゃないですか?という交代に終始し、決定打にはならなかった。そしてステングスも結局変えるんかい、という。それなら最初からステングス→上田を交代して4-4-2にするか、ミンテを左に動かして縦突破を擦られる方がアトレティコは嫌だったかなと。結局PA横まで侵入されてサンティアゴ・ヒメネスを狙った高いクロスというのは一本も上げさせなかったのではないか。

フェイエノールトがバランスを変更している間もアトレティコはとにかく両WBが圧倒的に元気。何度も抜け出して得点機を作りながら試合を決めきれず、そんなことをしている間にCKから一点献上。このチームは本当にセットプレーに強い。ずっと良いボールが入っている。
それでも終盤にリケルメの突破からFKを得て、モリーナのキックはサンティアゴ・ヒメネスの頭を掠めてゴールへ。決定的な3点目がようやく入り、試合を終えた。



●試合結果

完勝で勝ち点11。ラツィオが勝利したため首位は決まらなかったが、2年ぶりのグループステージ突破を決めた。

今季前半戦最大の大一番でベストな試合運びができた。素晴らしい試合だった。3得点はすべて偶然が味方したが、この試合を見て「セットプレーのオウンゴール以外解決策はなかった」という感想はあり得ない。勝つべくして勝った。完勝。完璧だった。こんなに褒めた事があっただろうか。最高の試合だった。

守備ブロックを作り切る前に変なボールの失い方をした時にピンチを招く癖はなかなか治らないが、それは割と永遠の課題な気がする。そしてそういう時はヒメネスなりオブラクが止める、というソリューションでここまで来ているチームな気もする。

先に試合を終えたラツィオが勝利していたためフェイエノールトは勝つしかない状況で、序盤から点を取るためのソリューションを準備してきた。前半を完全に抑え込まれると早速2トップにするなど、最善と考える手を送り込んだ。
欲を言えばこの2トップの形は国内の試合で試されているべきだったと思う。怪我人などの都合はよくわかるが、流石にぶっつけ本番でベストな状態のアトレティコを切り崩すのは難しかった。「後半開始から上田を投入」だけを切り取って見れば明らかに効果的だったが、肝心の"2トップに点を取らせる手段"がピッチ上の選手達も手探りのまま試合を終えることになり、結果だけ見ると先制された時点で対応策を失うような試合になってしまったのは少し詰めが甘かったような印象になる。

アトレティコで最大の活躍はやはり左WBに起用されたリケルメ。対面するミンテのスピードに10分過ぎには慣れていき、ほぼ有利に勝負を続けた。90分間続けた縦突破は間違いなく相手を疲弊させていた。1点目に繋がるCK、3点目に繋がるFKを獲得したのはいずれもリケルメだった。
エルモソを中心にしたプレス回避も完璧に機能し、フェイエノールトのプレスを空転させた。ヒメネス&ヴィツェルは相手FWを抑え込み、PA内を支配した。モリーナの走力は相手の理解を超え、システム変更を機能させなかった。

今は相手の良さを消す事が、アトレティコの良さを表現する事に繋がっている。良い循環の中にある。リーノなのかリケルメなのか。デ・パウルなのかバリオスなのか。正しい競争がチーム力を底上げしている。アトレティコは強い。強くなった。

覚えているだろうか。思い起こせば一年前はどん底にいた。レヴァークーゼンに勝てず、10月中にCLを終えた。ポルトに負けて、ELめんどくせえなと言う事も出来なかった。引用する。

毎日考えている。何故アトレティコを。何故シメオネを。自問自答を繰り返す事も、応援の一つだろう。なんの疑問もなく、なんの迷いもなく応援するなんて無理だ。おれはそんなの嫌だ。チームが悩むのと同じ重さで悩みたい。チームが苦しむのと同じ温度で苦しみたい。そうしなければ、チームの勝利を、同じ気持ちで喜べないのだ。
逆境のチームだ。絶望の中でこそ、光るのだ。その思いは今だって変わらない。だから変わらないでいてくれ。いつもアトレティコは、アトレティコであってくれ。チームがまだ、シメオネがまだ、足掻きもがき手を伸ばすのならば、一緒に足掻いて、一緒にもがいて、そして手を伸ばそうじゃないか。その先にあるものを確認する権利がおれ達にはある。見たい景色は、信じた者にしか見られないと確信する。

足掻きもがき手を伸ばすのならば CL5節 アトレティコvsレヴァークーゼン(H) 2022.10.26

今のアトレティコが好きだ。このままで、不完全ながらも勝ち続ける事が出来るのならば、今のメンバーで戦ってほしかった。何より今のメンバーで壁を乗り越えてほしかった。成長し改善していく姿を見ていたかった。不要な選手なんていないだろうと、言い続けたかった。
どれほどの時間がかかるだろう。相応しい姿になるまでに。今はただ、戦った選手に拍手だけ送って終わりにしたい。いつかそれが誇らしい態度だと思える事を願っている。

相応しい姿に CL6節 アトレティコ vsポルト(A) 2022.11.1

この日デ・カイプのピッチに立ったのは、メンフィス、そしてレンタル中だったリケルメを除いて全員去年もチームにいた選手達だ。弱かったアトレティコも強くなったアトレティコも、全て我々。強くなるのは監督が変わるからではないし、大金を使って連れてきた選手のおかげでもなかった。だからアトレティコが好きだ。だからアトレティコはこんなにも美しい。こういうアトレティコを見たかった。一年間ずっと、みんな我慢していたでしょう。おれもしていた。歯痒い思いをして、沈んだ気持ちになりながら、でも信じていたよと、おれは言える。信じていたよと、おれ達は言えるでしょう。たくさん時間がかかりました。でもチームはたくさん積み上げて、おれ達はそれを全て見てきたでしょう。見てきた全てをおれは文章にしてきたよ。
強くても弱くてもアトレティコはこうであってほしい。負ける時は全員のせいであってほしい。勝つ時は全員のおかげであってほしい。その一部でありたい。この思いは、アトレティコと一緒であってほしい。そして願いは、叶ってほしい。馬鹿みたいに信じ続けたい。シメオネは世界一の監督でアトレティコは世界一のクラブだと、胸を張って言いたい。その瞬間まで一瞬も疑う事なく信じていたい。

相応しい姿であるべきなのは選手か、シメオネか。もちろん我々だってそうでしょう。

アトレティコは強くなり、前に進みながら、相応しい舞台へ戻る。2年ぶりの決勝トーナメントだ。抑えきれない思いを、表現する場所だ。やはりここでしか熱くなれない。アトレティコは、シメオネは、帰ってきた。我々は帰ってきたぞ。
続けましょう。サッカーは続いていく。今週は、週末にもう一度、熱くなりましょう。さあ行こう。バルサが待っている。


11/28
デ・カイプ
フェイエノールト 1-3 アトレティコ
得点者
【フェイエノールト】'77 ヴィーファー
【アトレティコ】'14 OG(ヘールトロイダ) '58 エルモソ '81 OG(サンティアゴ・ヒメネス)


●ピックアップ選手

ヒメネス
相手チームのキーマンを完封した。これが当たり前に出来る選手だという事はおれが誰よりも知っているつもり。最高だった。

エルモソ
強い圧力に晒されても冷静に。際どい球際の競り合いは躊躇せず勇気を持って。また一つ階段を登った。言葉を失うゴラッソは普段の取り組みへのご褒美だった。お疲れ様。アトレティコにいてくれてありがとう。

モリーナ
マジョルカ戦を休んで元気いっぱい。カウンターの先頭をひた走った。密かに最終的にはパイシャオンが鍵を握る気がしていたがプレー機会すら与えずに前半で交代させた。

デ・パウル
得意なタスク過多の環境を楽しんでプレー。プレス回避局面では危険なエリアでもピタリと足下に止める技術で抜け出しを助けた。

リケルメ
自分よりスピードのある相手に手こずるかと思ったが完封。カウンターを中心に攻撃でも存在感を発揮して勝利を呼び込んだ。ポジション争いで一歩も譲らないハイパフォーマンス。

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