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【大学生向け・社会貢献活動紹介シリーズ第1弾】 ~大学生がOGZの活動に参加すること~

⓪はじめに

こんにちは。がくよむライターのねもです。本稿から2回にわたって【大学生向け・社会貢献活動紹介シリーズ】を連載します!

大学生になって、「授業とバイトとサークルだけの毎日、全然悪くはないんだけど、人や社会のためになることをしたいなぁ」と思っている方も多いのではないでしょうか?

私自身、大学1年生の頃に同様の思いを抱えていたのですが、「なんだかんだで毎日忙しいし、たまに暇な週末がやってくるぐらいのものだからどこかの団体に所属して活動したりするのは無理だろうな・・・」と考えていました。

ところが大学2年生になって様々なご縁をいただき、現在はとあるボランティア団体の広報として活動に携っています。この活動を通して、私は社会問題を自分なりの眼差しや、そこで気付いたことを発信するという経験を詰むことができています。

このシリーズでは、動き出すことができなかったかつての私に捧げるつもりで、1年前の私と同じジレンマを抱えている大学生のみなさんが新たな一歩を踏み出すきっかけになれば良いな、という思いをこめて記事を執筆させていただきます!

①本連載の主題:大学生が社会貢献活動に参加するにはどうすれば良いのか??

この疑問は、私が去年までずっと抱いていたものです。大学のボランティアサークルに途中入会するという手段もありますが、今からサークルを増やすのも現実的ではないし、学外の団体に所属するのも面倒。そもそも学生団体とかってどうやって探したらいいのかわからない......。という苦悩が続いていました。

そんな私が様々な活動に参加することができるようになったのは、たまたま「週末に誰でも参加可能なボランティアイベントを主催している団体と出会ったから」です。こういう活動形態の団体であれば、煩雑な入会手続きや団体の運営そのものに参加する必要もなく、イベントに参加したい時だけ参加することができるので、気軽に社会貢献活動をすることができるわけです。

意外と知られていないかもしれませんが、こういう団体が、実は沢山あるのです!社会人の方々が運営していらっしゃる老舗の団体から我々と同じZ世代の若者が立ち上げた団体:OGZ(Organization of Generation Z)まで、様々な団体が誰でも気軽に参加できるイベントを主催しています。あなたもふらっと参加できるイベントを探してみては?

Generation Z(Z世代)とは:デジタルネイティブで成長期から高度に発展したインターネットコンテンツやソーシャルメディアを使いこなし、インターネットを中心としたメディア・テクノロジーの在り方や21世紀の諸課題を原風景として捉えている1990年代半ば以降に生まれた世代(つまり2020年現在の大学生ぐらいの世代)を、このように呼称することがあります。以下、本稿ではこの世代をZ世代と表記し、Z世代が中心となって活動している団体(Organization of Generation Z)を略してOGZと表記することにします。

②次なる疑問:例えばどんな団体がどんなイベントを開催しているのか?

前のセクションで「とりあえずふらっと参加できるイベントを探してみよう」というようなことを述べましたが、実際にどんな団体がどんなイベントを開催しているのかがわからなければ、探しようがありませんよね。

そこで、今回はあるOGZの活動を一例として取り上げたいと思います。「こんな風に活動している団体が身近にあるんだったら、自分もふらっと単発のイベントに参加してみたいな」と思っていただければ幸いです。

③OGZの一例:NAMIMATIさんの活動紹介

本稿でご紹介するのは、2020年5月に鎌倉で旗揚げされたOGZである”namimati”さんです。namimatiさんは、Z世代が持続可能な社会を実現するにあたっての中心的なアクターとして行動できるようになることを目標として、湘南鎌倉を拠点にビーチクリーン(海浜清掃)などの活動に取り組んでいる団体です。運営メンバーは海洋汚染に対しての問題意識を共通項として緩やかなコミュニティを築いているZ世代の若者たちです。

namimatiさんの活動は、運営メンバーが企画イベントごとにInstagramで参加者を募集するという形態をとっています。namimatiさんのInstagramのストーリーでイベント告知を見て興味を持った人は、ストーリー投稿のページからダイレクトメッセージを送り、運営メンバーと直接やりとりをした上で参加するかどうかを決めることができます。それ以外の面倒な手続き等はありませんし、当該イベント以外の活動への参加を求められることもありません。あくまでも単発の活動にゲストとして参加し、運営メンバーの方々と一緒に社会貢献活動をする、というイメージです。

イベントの様子はこんな感じ。

堅苦しくなく、かっこよく、楽しく活動することをモットーとしている団体なので、何とも楽しそう。清掃活動にSDGsやエシカル消費といったテーマ性を付与することによって、ただ単にゴミ拾いをするというだけではなく、社会的に意義深い活動を展開しているようです。

大学生の多くが利用しているInstagramを入り口として、カジュアルに環境問題に取り組むことができる、というのが素晴らしいですね。

イベントに参加してみて、団体の活動理念と深く共鳴した場合は、運営メンバーとしてジョインできるかも?同じ問題意識を抱えた同年代の仲間ができるチャンスが生まれるのは、学生団体のイベント活動に参加する大きなメリットだと思います。

④大学生が学生団体に参加するメリット

ここまでnamimatiさんの活動を例にOGZの活動について見ていきましたが、実際にこのようなイベントに参加することは、大学生にとってどのようなメリットがあるのでしょうか?

本稿の執筆にあたり取材に協力してくださったnamimatiの運営メンバーの大学生の方は、大学生がOGZの活動に参加することには

・自分と共通した問題意識を持った同年代の人たちと交流することができる
・自分一人では起こせない行動を、同年代の仲間とともに実行することができる
・同年代の仲間から良い刺激を受けることができる

といったメリットがあると実感しているそうです。

筆者なりにここに付け足すならば、自分と同じ時代に育ち、同じようなものを見聞きし、同じような教育を受けてきた同年代の人たちが運営しているOGZ活動であれば、基本的に自分の感覚と通じる部分が大きいため、活動の理念や運営方針についての親和性が比較的高いというメリットがあります。

自分と感覚が違う人たちの活動に参加すると「なんか違うなぁ・・・」という違和感を覚えるでしょう。それをを踏まえると、この点は非常に重要であるといえます。

また、自分と同年代の人たちが運営している団体はInstagramを中心に情報を発信している場合が多いので、Instagramの投稿を見て活動の様子や理念などを理解した上で、参加するかどうか決めることができます。ひょっとすると、自分の興味・関心のある問題の関連ワードをInstagramの検索窓に打ち込むと、ヒットした投稿の中から自分と同じような問題意識を持って活動している団体が見つかるかもしれません。

⑤まとめ

授業とサークルとバイト以外に何か人や社会の役に立つことをやりたい、けどこれ以上所属帰属する集団を増やすのはちょっと……。というそこのあなたは、是非とも自分と同じZ世代が運営しているOGZの社会貢献活動を探してみてください!

自分と同じような問題意識を抱えた同年代の人たちと一緒に、自分一人でできないアクションを起こせる機会が、思ったよりも簡単に得られるかもしれません。

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