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新人ブログ【第7回】 出版社の編集者(企画)① 仕事の魅力!

こんにちは、入社1年目のS.K.です。

今回は、出版社の職種別仕事紹介の第3弾!
編集者(企画担当)にスポットを当てたいと思います。
記事の後半では、先輩社員にインタビュー。
企画の仕事の面白さについて、じっくり語っていただきました!

●編集者の仕事とは

編集者の仕事は色々ありますが、メインとなるのは
①企画を考えること
②原稿を本という形にまで仕上げること
③本の見せ方を考えること

です。

まず、「こんなテーマで本を作りたい!」「この著者に本を書いてほしい!」ということを決め、著者に会いに行きます。
企画を立てるには、日ごろから、雑誌や新聞を読んだり、読者と話したりして、情報収集するのが肝心です。

著者と打ち合わせをし、社内の企画会議を通過すると、正式な執筆スタートです。
編集者は執筆をしませんが、自分で書かない代わりに、読者に近い目線で原稿を読みます。
「読者に伝わりにくいかも?」と思う箇所は、著者に加筆や修正をお願いすることもあります。

本の中身だけでなく、外見をどう見せるか考えるのも編集者の大事な仕事です。
イラストレーターさんやデザイナーさんとやり取りして、挿絵やカバーデザインを決めます。書店で手に取ってもらえるようなカバーデザインにします。

クラス会議2

▲イラストを、読者がよりわかりやすいように工夫!

企画を一番魅力的な形にして世に送り出す、編集者の仕事。
その魅力とは? 編集企画の先輩(入社5年目・教育書担当)に聞いてみました!

●編集者になりたいと思ったきっかけは?現実とのギャップは?

―こんにちは!今日は編集者の仕事について色々質問させてください!早速ですが、編集者になりたいと思ったきっかけは何ですか?
本が好きだから!自分が悩んだとき、本を読んで参考にすることが多かったんだ。

―本に関わる仕事って、他にもあると思うんですが、それは考えませんでしたか?
うん。本を作る過程に興味があって、本作りに携わりたかったから。
書店さんも本に関わる仕事で、とても迷ったんだけれど、新たな本を生み出せる出版社がいいなと思った。

―現在、教育書の編集担当をされていますよね(※注 学陽書房では担当するジャンルが人によって決まっています)。それは、もとからやりたいと思ってらっしゃったんですか。
就活のときに、教育書の出版社があると知って、そのとき初めて気になったという感じかな!
「本×教育」という、自分の興味のあることの組み合わせだったから、ピンときた!
私は親が教師ということもあって、もともと教育にも関心があったんだよね。

教育書

▲本を通して学校の先生を支えることができる仕事!

●編集者ならではの仕事の魅力

―編集者の仕事の魅力って何ですか?
ある分野で最先端のことをやっている人(著者)に、直接会って話ができることかな!
著者は才能にあふれていて、時代の最先端を走っているから、そんな人たちと直接話ができるのは刺激的だと思う。
自分の考え方や価値観がガラっと変わるような出会いもあるよ。

―価値観が変わったんですか?
うん。あるとき参加した講演会で、こんな話をしていた先生がいたんだ。
「日本は進路選択や生き方の選択肢が少ない。世界基準で見てみれば、進学や就職だけが全てじゃない。学校や企業だけにこだわらずに、これからの教育は視野を広げて色々な場所で活躍できる子を育てていかなければいけない」
私はこの話を聞いてすごく衝撃を受けたんだ。
自分が今まで受けてきた教育が、すごく窮屈なものだったなぁと思って。この先生に出会ったおかげで、自分の価値観が変わった!

―確かに、私も教育書を読んでいて、「こんな先生に教わってみたかったな」と思ったことが何回もあります。そんな先生に会いに行ける編集者は、ものすごい贅沢な経験をしていますよね。
本当に、編集者ならではの特権で、貴重な体験ができていると思う!

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インタビューは次回に続きます。
最後まで読んでくださりありがとうございました!