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今年視察&旅してほしいローカルシティ10選。


NYタイムズが選ぶ「今年行くべき世界の旅行先」の2番目(ロンドンの次)に盛岡がランクインし、岩手県内ではちょっとした話題になった。

この話題に背中を、というか筆を押されつつ、ちょっと国内のオススメシティを勝手に紹介したいと思う。

あんまり流行りのニュースに乗っかることはないけれど、全国色々と出張することもあるので、どこに視察 or 旅したらおもしろいですか?と聞かれることが少なくない。

書き出して思ったが、おもしろい街には、おもしろい人がいる。というか、おもしろい人がいるから、おもしろい街だと思える。ここだいじ。以下に挙げた場所も書き出すとキリがないので書いてないが、基本的におもしろい人たちに出会えたので印象に残っている。

ではズラっと書きます。
※めんどくさくなったのでリンクはつけていません〜


(1)福岡(福岡)

まず、福岡。The・ストリートカルチャー。まちが元気で若い。もし自分がいま20歳だったら東京住むより福岡住む方がおもしろいのでは?ぐらいに思う。これまで3度ほど視察に行っている。manucoffeeやNO COFFEEなどイカしたカフェでコーヒーをキメよう。八女のうなぎの寝床で地域文化プロダクトもGETしてほしい。いいお店が多すぎて挙げられないのでぜひ自らディグってください。

(2)黒磯(栃木)

昨年、風旅出版でも黒磯本が出ていたが、狭いエリアにとにかく民度の高いお店と人が集中している街。2017年に行った以来行ってないけど、なんでこんなかっこいい大人な店が多いんだと思った。CAFE SHOZOを巡礼し、ビビッドでクレイジーなお店「bar Calavera」でネスカルを飲もう。

(3)山形(山形)

とんがりビル周辺が面白い。東北芸術工科大学(通称・芸工大)、アカオニデザイン、山形ビエンナーレなど、デザインと土着の文化が高次元に融合されてるところ。遠野の未来を考える上でお手本にしてる。「山形ビエンナーレ」は最高に楽しいので、その時期にぜひ。どうでもいいが、高校時代、進学先として芸工大の文化財保存修復学科をわりと真剣に考えていた時期があった。

(4)小川(埼玉)

有機野菜で有名な小川町。都心から1時間にある山に囲まれた小盆地。コロナの追い風もあったのかもしれないが、ここ数年カフェ、カレー屋、ワーキングスペースと、イカした空間が増えてどんどんまちが元気になってる印象。石蔵をリノベしたカフェ「PEOPLE」をチェケラ。

(5)有田(佐賀)

2019年にたまたま迷い込んだまち。セレクトショップ 「bowl」は要チェケラ。ここのセレクトと目利き力はわざわざ行ってほしいお店。町並みも美しい。このあたりまで来たら、波佐見のマルヒロのPARKも行きたいところ。福岡でレンタカーを借りて一気に回ろう。

(6)城崎(兵庫)

温泉とアート(主に演劇)といえば城崎。あとカニ?狭いエリアに温泉街が密集しているため共存共栄を掲げ栄え、最近は代替わりした宿の店主とクリエイターやアーティストがどんどんおもしろいことを仕掛け、いい具合にまちがアップデートされてる印象。城崎文芸館、OFF、MMM、あと美味しい寿司屋がオススメ。

(7)鯖江(福井)

クリエイティブ会社「TSUGI」による創造的産地づくり。メガネの産地として職人が息づくまち。イケてるショップを構える工房も多く、※散財注意。ぜひ日本屈指のオープンファクトリーイベント「RENEW」の時期に行こう。

(8)郡上(岐阜)

郡上踊りの郡上。土着的な芸能、豊かな水と川(河童のような子どもたちがガンガン川へ飛び込む)、そしてユニークな人たち。パリピ型お盆を体験するなら、オールナイトで踊る気合と下駄(現地調達オススメ)を買って郡上へ。あなたも明日から踊り助平へ。

(9)盛岡(岩手)

岩手を入れようか迷ったけど、普通にオススメ。まちなかから岩手山をのぞみ中央に鮭も遡上する川をいだく、文化度がめちゃくちゃ高いまち。おいしいコーヒー(オススメありすぎて)とレトロな喫茶に寄ってBOOKNERDで本を買って、ヘラルボニーのギャラリーを観て、光原社を巡礼しよう。※光原社で売ってるクッキー?が死ぬほど美味しかった。
盛岡まで来るなら、賢治の花巻も寄れるといいけど(もちろん遠野へも)、いかんせん岩手は四国がまるまる入る本州最大の国。余裕を持った日程でどうぞ。

(10)遠野(岩手)

遠野かよ、と思われそうだが、ローカルシティの中でもとりわけクリエイティブな町だと思ってる(でなければ7年もいない)。カッパ とホップ(ビール)のまち。民話、郷土芸能、アニミズム的信仰、発酵文化、一級品のクラフトビールに、日本一予約が取れない宿「要」のどぶろく。目に見えざるものとの共存。また、遊びに来てくれた方々によく言われるが、20〜40代の絶賛色々やってる人たちが狭いエリアにひしめき合っているのもおもしろい。ストリートなパイセンもいるし70代の郷土史家もいる、新旧融合小盆地宇宙。8月のホップ収穫祭、9月の遠野まつりの頃にぜひ。またはマイナス20℃を体験しにこの2月に。



他にも、函館、垂水(神戸)など色々オススメな街はある。余力があれば(多分ない)気のむいた時に紹介したいと思う。

今日はこの後、仕事で佐渡へ。佐渡はどんな町だろう。

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