LOCAL PRODUCE BOOK (1) 「はじめに」 & 書籍化に向けて
東京で7年、岩手県遠野市で8年、プロデューサーとしてのキャリアは気づけば15年になりました。
広告代理店が行うナショナルクライアント向けのマーケティングやプロモーションから、移住を経てローカルの泥臭い事業の立ち上げ、机上ではないストリートなプロジェクトマネージメント、関係性づくりから始まるプロデュース、そしてゼロからの起業、法人化。
2019年からは、その経験を活かした研修プログラム「考えて動かす学校」をスタート。地域で活動する人々に向けて、プランニングとプロデュースの手法を伝える講座として20回弱開催し、これまで約300名の皆さんが受講してくださいました。
こうしたローカルプロデュースの手法をまとめて、書籍化したい。いつしかそう思うようになりました。
どんな本になるか分かりませんが、noteでしばらく連載してみた後で、自費出版(遠野出版)で出すのか、またはどこか出版社の編集者さんに相談するのか判断したいと思います。以下、本の概要と目次を書いてみました。
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<本の概要>
東京&ローカルで得たスキルを、若者向けに体系化した教科書
都内の広告代理店を経て29歳で縁もゆかりもない岩手県遠野市に移住し、計8年・70件以上のプロデュースをしてきた筆者。”ローカルプロデューサー”のスキルを体系化し、これから地域に入る大学生や、いままさに地域で生き抜こうとする20〜30代に向けた一冊。
本のベースは、2019年に富川屋の自主事業として開校し、300人が受講した講義「考えて動かす学校(満足度100%)」。若者だけでなく、すべての地域にいるプレーヤー、地域で活動すること・起業することに興味をもつ人々、地域おこし協力隊にとっての教科書のようなお守りのような本になるといい。
<問題意識>
武器を持たないままローカルに飛び込む若者たち。
地域おこし協力隊など、地方移住の流れに乗って地方にやってくる若年層が増えている。ローカルが活気づくことはいいなと思いつつ、ここ数年研修をしてきた中で、スキル(武器)がないまま地域に飛び込み、挫折したり、うまく生活に馴染めなかったり、また大人になめられたりして悔しい思いをしてる若者たちを多く見てきた。
彼らに求められるのは、情報発信、集客、関係人口増加、商品開発、インバウンドなど、たいていその土地で暮らす大人たちにとっても難しいことばかり。にも関わらず、若者にそれを求める矛盾した状況。そうした状況を見て、地域に飛び込んでくる、また飛び込もうとする若者たちに、もっとローカルで活躍する、プランニングやプロデュースのスキル、基本姿勢などを伝えたい。本書籍は、そうした地域の次の担い手たちの武器、教科書になる一冊だと捉えている。
※ある程度の成功・地位を持った大人が移住して成功を収めた話ではなく、普通の会社員が移住し、色々と悔しい思いや失敗も繰り返して得たストリー
トな話。
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目次案は以下の通りです。
なお、この書籍に関しては、自分の活動の本丸である「文化」に寄せすぎず、ピュアに「ローカルプロデュース」に特化して書いてみようと思います。
文化継承や文化観光に関する手法も様々ありますが、それはまた別の企画としては、まずは自分が持っている「プロデューサー」としてのスキルを分解して、誰でも再現できるように体系化して届けてみたいと思います。
ひとまず上記の目次案に沿ってnoteに書いてみます。書籍化が決まれば文章量はまた増えるかもしれませんが、まずは始めましょう。お付き合いいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。